ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-08

[米ドル/円] 「信用不安」


ドル/円は突っ込み買い。「信用不安」に揺れるドル/円だが、GSE(政府系住宅金融機関)「ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)・フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)」政府支援に関しては、現時点で、ファニーメイ・フレディマックが、米国政府に支援を要請しておらず、どのような形で支援策が行使されるかは全く不明。市場では米国政府によるGSE支援策が実施された場合の影響に関し、「見通し」が二極化、思惑交錯により市場を不安定化させる要因ともなっている。ただ、株式市場ではGSE株価動向と乖離した動きも見せており、市場に与える影響も以前とは相違、今後は影響が低下する可能性もある。一方、リーマン・ブラザーズ・ホールディングス(米国大手証券)は、中国・韓国との出資交渉が決裂(英紙報道)したとの報道を契機に欧州・米国株式市場で大幅に下落、証券セクター全般を下落させている。GSE(ファニーメイ、フィレデイマック)は「借り換え」、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスは「出資」が焦点だが、「信用不安」を拡大させる要因となる可能性があり、当面はドル/円が影響を受けることは避けられない見通し。また、「グルジア紛争」を背景としたNATO(北大西洋条約機構)とロシアの関係悪化、パキスタンでのテロ活発化、チベットでの中国銃撃など「地政学上のリスク」が高まり、先行き見通しを一段と不透明化させている。当面、「米景気先行き見通し」に絡む不透明性が払拭されることは期待できず、混乱に耐え得るポジション構築が必要。市場参加者の多くが「ドル上昇」に懐疑的な目を向けており、本格的なドル上昇には「経済指標」「株価」などが改善することが必須条件と言える。ファンド・投機筋による「調整買い」が押し上げる「ドル/円」を追随的に買い進むことはリスクを背負う可能性が高く、慎重に対応することが必要だ。「突っ込み買い方針」を維持、109円00銭以上は調整売りを優先、経済指標見極めを優先したい。

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[ユーロ/円] 2次的影響を認知


ユーロ/円は突っ込み買い。ECB(欧州中央銀行)金融政策委員会メンバーであるウェリンク・オランダ中銀総裁が、ユーロ圏インフレ動向に関し、「依然として物価を押し上げる作用」を指摘、「二次的影響の表面化」を示唆。「インフレ」を金融政策でコントロールすることが難しくなりつつあるユーロ圏経済の現状を窺わせた。ユーロ圏景気に対し「悲観的な見通し」が更に拡大する可能性が高まっている。高値追いは避け「突っ込み買い方針」を維持、161円近辺を買い、168円を超えれば調整売りを優先したい。

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[ユーロ/ドル] ドル売りがユーロ押し上げ


ユーロ/ドルは逆張り。GSE(政府系住宅金融機関)「ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)・フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)」政府支援に対する警戒感、リーマン・ブラザーズ・ホールディングス出資交渉決裂などから「信用不安」が拡大、「グルジア紛争」などを背景とした「地政学上のリスク」の高まりが「原油上昇」に繋がり、「ドル売り」が急増、ユーロ/ドルを押し上げている。一方、「ユーロ圏経済見通し」は一段と不透明化しており「追随買い」は勧められない。「逆張り方針」を維持。下値は1.4400ドル割れ、上値は1.5900ドル近辺か。

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[英ポンド/円] 指標改善は期待薄


英ポンド/円は突っ込み買い。前日(21日/欧州時間)に発表された英・7月小売売上高(季節調整済み)は前月比0.8%増加・前年同月比2.1%増加と市場予想(中央値/前月比0.3%減少・前年同月比1.7%増加)を上回る強い内容となり、「英ポンド買い」が先行する場面も見られたが、「経済指標改善」に対し懐疑的な向きが多く再び軟化している。年内に「利下げ」が決定される可能性は低いが経済指標改善も難しく、当面は「突っ込み買い方針」を維持。204円近辺を買い、208円以上はポジション調整を優先。

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[豪ドル/円] 利下げ観測が上値圧迫


豪ドル/円は突っ込み買い。「米ドル」下落を受け上昇した豪ドル/円だが、ANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行)経営問題、IAG(インシュアランス・オーストラリア・グループ/保険会社)赤字決算を受け、国内金融セクターに対する警戒感が高まり、豪ドル買いが後退。また、「大幅利下げ(0.50%)観測」も根強く上値を圧迫している。指標見極めを優先、「突っ込み買い方針」は維持。95円台割れは買いを優先。

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[アイスランドクローナ/円] 「リスク回避」を警戒


アイスランド・クローナは突っ込み買い。アイスランドと関わりが深い北欧諸国は他のユーロ諸国と比べ景気は確りした推移を維持、世界的な景気減速の波を防ぐ防波堤となり下値を支えているが、「米国・ユーロ圏経済見通し」不透明化を背景とした「リスク回避傾向」が上値を圧迫、8月中盤以降は動きが鈍化している。ドル下落はユーロ上昇を介して上げ要因となるが、「リスク回避」に繋がり上値を圧迫、ドル上昇は「リスク選好」に繋がり上げ要因となるが、ユーロ下落を伴い地合が軟化する。現時点では、金融市場混乱改善がポイント。「突っ込み買い方針」を維持。1.22円台割れは買い、1.30円に迫ればポジション調整を優先。

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[国際原油] NY原油(21日)続伸


NY原油期近10月限は121.18ドル(+5.62ドル)と続伸、「グルジア紛争」を契機にNATO(北大西洋条約機構)とロシアの関係が悪化。また、米・ポーランド防衛ミサイル配備協定調印が関係悪化に拍車を掛けている。米国はグルジア軍建て直し支援する可能性が高く関係が更に悪化する見通し。産油国であるロシアが「原油供給」をする可能性もあり、当面は高値を窺う状況が続く見込み。

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[株式] 薄商いのなか続落


日経平均は12666円04銭(-86円17銭)と4日続落、TOPIX(東証株価指数)も1216.42(-8.11ポイント)と4日続落。米国で「信用不安」が浮上したことが嫌気され金融セクターが下落。一方、原油上昇は商社・鉱業株を押し上げた。ただ、「先行き見通し」不透明化から出来高は14億7322万株、売買代金は1兆5035億円と今年に入り最低を記録した。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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