ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-08

[米ドル/円] GDP改定値


ドル/円は突っ込み買い。米・7月製造業耐久財受注額は前月比1.3%増加となり、市場予想(前月比/横這い)を上回る確りした内容となり、ドル/円を押し上げた。一方、ウェーバー独連銀総裁が「目先的な利下げ」を否定する発言を受け、ユーロ/ドルが上昇したことが上値を圧迫、109円台前半を推移している(日本時間/14時現在)。ただ、現時点でECB(欧州中央銀行)「利下げ観測」にはかなり無理があり(ユーロ/円見通しを参照)、ユーロ/ドル上昇はファンド・投機筋による「ユーロ買戻し」が背景。また、原油相場上昇も圧迫要因だが、ハリケーン「グスタフ」による「製油所操業停止」を材料にファンド・投機筋が買い進んでいることが背景だが、現時点でドル・原油がともに上昇していることを勘案すれば「米経済先行き見通し」がかなり改善した可能性がある。一方、「原油上昇」がこれまでに比べ圧迫要因としてウェートが下がった可能性もあり「売り材料」として過大視することは避けたい。米国・ユーロ圏金融市場混乱収束にはかなりの時間が必要で、当面はドル/円も不安定な動きが続くことは避けられない。米国時間に発表される米・経済指標だが、米・第2四半期GDP(国内総生産)改定値では、伸び率が速報値(前期比1.9%増加)から上方修正されると予想(中央値/2.7%増加)されている。新規失業保険申請件数は前週(43.2万件)から減少が予想(42.5万件)されるが、継続受給者は前週(336.2万人)から増加が予想(中央値/338.0万人)されている。市場参加者の多くが「ドル上昇」に懐疑的な目を向けており、本格的なドル上昇には「経済指標」「株価」などが改善することが必須条件と言える。ファンド・投機筋による「調整買い」が押し上げる「ドル/円」を追随的に買い進むことはリスクを背負う可能性が高く、慎重に対応することが必要だ。「突っ込み買い方針」を維持、109円50銭以上は調整売りを優先したい。

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[ユーロ/円] 「利下げ」は時期尚早


ユーロ/円は突っ込み買い。ウェーバー・独連銀総裁が「利下げ」に対し否定的な見解を示唆したことがユーロ買いに繋がり「ユーロ/円」は水準を上げた。ただ、既に「インフレ高進による二次的影響」が顕在化しているユーロ圏では、「エネルギー・食品価格下落」によるインフレ率抑制効果が期待通りに得なれない可能性も高い。また、現時点で「利下げ」を決定すれば、インフレ率上昇に繋がる恐れもあり、ECB(欧州中央銀行)が期待した「景気減速/インフレ低下」という構図は既に崩れたと見ている。高値追いは避け「突っ込み買い方針」を維持、161円台割れを買い、167円を超えれば調整売りを優先したい。

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[ユーロ/ドル] ユーロが優勢に転じる


ユーロ/ドルは逆張り。「利下げ観測」後退を背景にユーロ/ドルは上昇した。ただ「利下げ観測」を後退させたウェーバー・独連銀総裁発言には注意する必要があり、既に「インフレ高進」による二次的影響が顕在化するユーロ圏では、「景気減速」によるインフレ抑制効果が得られず、「利下げ」がインフレを押し上げる可能性もあることを認識したい。一方、米国景気は意外に底堅く、ユーロ買いが長期化することは期待できない。「逆張り方針」を維持。下値は1.4400ドル割れ、上値は1.5900ドル近辺か。

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[英ポンド/円] 景気見通し悪化


英ポンド/円は下値見極め。英・第2四半期GDP(実質国内総生産)改定値が前期比横這い(ゼロ成長)となって以来、ファンド・投機筋による「英ポンド売り」が積極化している。英日刊紙による悲観的な報道もあり、英ポンド/円は200円近辺を弱含みに推移している(15時30分/日本時間)。報道ではリセッション入りを予想しているが、リセッション入りしたユーロ圏経済に比べて「健全性」を有しており、「エネルギー・食品価格下落」に対する反応も敏感と見ている。「下値見極めから買い拾い」、ファンド・投機筋による売り攻勢一巡を待ちたい。

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[豪ドル/円] 大幅利下げ観測後退


豪ドル/円は突っ込み買い。豪・第2四半期民間設備投資(季節調整済み/実質)は前期比5.7%増加と市場予想(中央値/前期比2.7%増加)を大幅に上回り、「大幅利下げ(0.50%)観測」が後退、豪ドル/円は94円台後半に水準を上げた。ただ、ユーロ/ドルが下落する可能性が高く、ファンド・投機筋によるポジション調整を背景とした「米ドル買い/豪ドル売り」が続く恐れがあり、追随買いは避けたい。「資源国・高金利通貨」として複雑な動きとなり易い場面だが、買い方針が妥当と見ている。「突っ込み買い方針」を維持、買い場は95円台割れ。

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[トルコ・リラ/円] 地政学上のリスク


トルコ・リラ/円は突っ込み買い。国境を接するグルジアでは「南オセチア紛争」を契機にNATO(北大西洋条約機構)とロシアが睨みあい、トルコとカスピ海を結ぶ「エネルギー輸送回路」が途絶する可能性も生じている。ロシアが強硬な姿勢を変えず、事態が深刻化すれば、現時点でEU(欧州連合)加盟を目指すトルコが影響を受ける可能性が高く「グルジア問題」から目を離せない状況が続いている。「突っ込み買い方針」を維持、90円台割れを買い拾いたい。

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[国際原油] NY原油(27日)続伸


NY原油期近10月限は118.15ドル(+1.88ドル)と続伸、ハリケーン「グスタフ」による「製油所操業停止懸念」を背景にファンド・投機筋を中心に買いが継続するなか、「ユーロ/ドル上昇・原油在庫減少」を受け買いが一段と活発化。時間外取引(15時時点/日本時間)では119.10ドル(+0.95ドル)と上昇、ハリケーン「グスタフ」よる製油所(洋上)操業停止を見込んだ買いが続いている。天候を手掛かりとした買い攻勢だけに急落する恐れもあるが、グルジア紛争を契機に「地政学上のリスク」も高まっており、買われ易い地合といえる。

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[株式] 盛り上がりに欠ける展開


日経平均株価は12768円25銭(+15円29銭)と反発したが、TOPIX(東証株価指数)(-4.16ポイント)と続落した。出来高(13億8795万株)売買代金(1兆4577億円)。東証一部銘柄では、36%が上昇・57%が下落。盛り上がりに欠け、買い気も続かなかった。手掛かり材料が乏しく、米国金融機関に対する「信用不安」が警戒されるなか、模様眺め傾向が続いている。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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