ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2010-11

[全般] 米雇用統計サプライズ

週最後のイベントとなった米雇用統計は市場の予想を大きく上回るサプライズとなった。
非農業部門雇用者数が15.1万人と予想された6万人を上回った。注目された民間部門でも15.9万人と予想の8.0万人を大きく上回った。失業率は9.6%と前月と変わらなかったものの、市場ではサプライズと受け止めドルは全般的に大きく上昇するにいたった。発表前の欧州市場では週末という事もありポジション調整の動きが活発となった。ユーロも対ドルで前日までの上昇の反発もあり損切りを巻き込みながら100ポイント余り下落。ユーロポンドも損切りを付けに行く動きが強まりユーロの下げ幅を拡大させた。
アジア時間には前倒しで行われた日銀政策会合で米国の政策に追随する形で5兆円の資産買い入れ基金の枠組みを決定。ETFやREITなどリスクの高いものを買い取る事で少ない規模を補うと発表。市場の影響は余り見られなかったが円買いの動きを牽制する効果はあったようだ。今週はG20が開かれ米国の主張する不均衡是正のための数値基準が具体化されるか注目。人民元の上昇ペースが早まる観測が強まればドル安の動きにも変化が生じる事になりそうだ。


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[米ドル円] クロス円の買いが下支え

(米ドル円日足)



日銀はこの日の政策会合で包括緩和策として創設された基金からリスクの高いETFやREITの買い入れを決定したものの既に発表された5兆円以上の追加緩和策は見られなかった。前日にECBが次回の会合で出口戦略も視野に入れる観測が高まるなどFRBとの政策の違いが鮮明になる。一方で、日銀はどちらかと言えば米国に合せた動きとみられ円高の動きに微小ではあるがブレーキがかかったことになる。G20では数値基準が再び話し合われる方向で調整が行われており、これが受け入れられれば人民元の上昇が加速しそうだ。
同時にドル安の動きを食い止める事が条件にならなければこの基準作りは難しいとみる。
クロス円はイベントリスクが遠のいたことからクロス円の上昇は今後も続くとみればドル円は上値を試す展開とみる。

米ドル円予想レンジ:81円70銭(パラボリック)~81円00銭


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[ユーロ米ドル] 調整の売りの後

(ユーロ米ドル週足)


(ユーロ米ドル時間足)

EURUSD20101108_jikanashi.jpg


米雇用統計の発表を前にユーロは対ドルや対ポンドで売りが強まった。雇用統計では前回から大幅な改善がみられるのではないかといった観測が高まった事が背景と見られた。中東勢などのユーロポンドの売りなどが散見去る中ユーロは対ドルで1.42ドル前半から1.41ドル付近まで下落。その後発表された米国非農業部門や民間雇用等が予想を大きく上回る好結果となった事で更に売りが加速。辛うじて1.4ドル割れは避けたものの、このレベルを下回ると再び1.37ドル台を目指す展開に戻る可能性が高まる。週足のローソク足では一目の雲から抜けだした事で上昇機運が高まりそうだが、雲が下降トレンドに入ることから1.4ドルは重要なポイントになる。NY終値ベースで1.4ドル台で終わることが出来るか注目。

ユーロ米ドル予想レンジ:1.4120~1.4000(50%戻し)


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[豪ドル円] 5日連続で陽線

(豪ドル円週足)


(豪ドル円日足)

AUDJPY20101108_hiashi.jpg


先週はFOMC、米中間選挙、米雇用統計と大きなイベントをこなす度に豪ドルは上昇した。予想外の利上げと言う事もあったが、高金利通貨としての魅力とともにドル安が大きく影響した。ドルの低金利政策が来年6月まで続く事から金利差が狙える豪ドルは格好投資通貨と言う事になる。更に、インフレ懸念も依然として高く将来的にまだ利上げの余地があることから買いが出ても不思議ではない。更にイベントリスクがなくなったことも買いに拍車をかける。しかし、既に5日間連続で大きく上昇している事からそろそろ息切れがしてくるとみる。週足の一目の雲の上限で辛うじて頭を出してきたものの、雲の上限は今週80円付近まで下落している。G20で中国人民元を促す動きが強まれば一旦豪ドルも下落に転じるだろう。

豪ドル円予想レンジ:82円80銭~81円70銭


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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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