ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2013-02

[全般]ポジションの巻き戻し

モスクワで今日から始まるG20を控え円の買い戻しが進んでいる一方で、昨年末の欧州景気減速を受けユーロが下落した。
日銀政策会合がこの日開かれ予想通り追加緩和は行われず現状維持を決定。白川総裁記者会見では「為替に影響を与えるのが目的ではない」と発言。特に目立った発言もなく市場への影響は殆どみられなかった。次期日銀総裁候補でもある岩田元日銀副総裁が「1ドル90円~100円程度までは均衡への回帰」と発言したことで円安が進む場面も見られたが欧米市場では上値の重い展開となった。G20での草案として日本の為替操作をより具体的に非難するべきとの意見を議長国ロシア財務相が主張したが、その可能性は低そうだ。為替介入を行っているわけではなく、欧米は既に通貨安を招く緩和政策を行っていることから日本だけを取り上げて非難するという事はあり得ない。しかし、当面は円売りスピードは衰えることになりそうだ。一方、ユーロもこの日は大きく下落。欧州時間に発表されたドイツやフランス、そしてユーロ圏第4四半期GDPが予想を大きく下回ったことで追加緩和期待が高まったためだ。しかし、2012年末は日本のGDPなど世界的に景気減速が強まった時だけに、影響は一時的とみる。ドラギ総裁も年後半には景気回復の見通しを示している。G20を控え市場は神経質な展開となりポジションの巻き戻しが終われば再び円安ユーロ高に戻ることになるだろう。

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[米ドル円]G20で日本だけ非難する動きも

(米ドル円時間足)



朝方発表された日本の第4四半期GDPが-0.1%と予想の0.1%を下回った。また、次期日銀総裁候補の一人である岩田元日銀副総裁が「1ドル90円から100円1ドル90円~100円程度までは均衡への回帰」と発言したことから日中のドル円は堅調に推移。
注目の日銀政策会合では予想通り追加緩和見送りとなり、白川総裁記者会見でも特段円安に進むような発言もなく無難に終わった。
今日から始まるG20では議長国であるロシアが為替戦争を回避させるべく日本の動きに対し具体的な措置を声明で出そうとする動きがみられる。しかし、市場で介入をしているわけではなく、既に欧米など金融緩和で自国通貨を安くしていることから日本を特定して非難するようなことはできない。ただ、ブラジルなど他の新興国からの批判的な発言などには反応することになり、それまでは円売りの動きは一休み。

ドル円予想レンジ:93円50銭~92円50銭

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[ユーロ円]利下げ期待も一時的

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EUR_JPY_20130215_jikanashi.jpg


昨年10-12月GDPでドイツが-0.6%(予+0.4%)、フランスが-0.3%(予―0.2%)、ユーロ圏が―0.6%(予+0.4%)とそれぞれが予想を大きく下回ったことでユーロが反落。ECB月報で「最近のユーロ高がインフレを押し下げるリスクがある」と報じられたことで更にユーロ売りが強まった。ECB副総裁も「マイナス金利は常に可能」と発言したことでECBへの利下げ期待も加わりユーロはこの日一日で2円余り下落した。しかし、日本や米国も同時期のGDPがマイナス成長となっており特に欧州だけが突出して景気が減速しているわけではない。これまでのユーロ高に対するポジション調整の動きが強まっただけとみる。ユーロ圏の景気は今年後半には回復すると予想されていることから追加緩和期待は一時的とみてよい。G20が終われば再びユーロ円の上昇始まるとみる。

ユーロ円予想レンジ:125円50銭~123円80銭

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[南アフリカランド円/米ドル南アフリカランド]対ドルで唯一上昇

(南アフリカランド円日足)


(米ドル南アフリカランド時間足)

USD_ZAR_20130215_jikanashi.jpg


ドルが全般に上昇する中でドルランドは下落した。8.85付近の損切を巻き込んで当面のレジスタンスとみられた8.8を下回ってきた。ドル円が下落する中でドルランドの下落幅がそれを上回ったことでランド円は2月6日つけた今年最高値となる10円63銭に迫る勢いとなった。一旦は10円60銭台に乗せたところでは利益確定の動きが強まりそうだ。この通貨は流動性が低いことから纏まった額の売りが出ると数日戻らないこともある。対ドルで0.88を再び上に抜けるときはランド円を一先ず手仕舞うことにする。ただし、金利差もあり長期で持つのであれば基本のロングポジションはキープしておく。

ランド円予想レンジ:10円62銭~10円45銭

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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