ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2017-06

[米ドル円]方向感乏しく持ち合い継続

(米ドル円日足)


先週のドル円は110円79銭から111円77銭と1円弱の狭いレンジ内での動きとなった。
米長期金利はFRB幹部のタカ派発言でも低下したままでドルの上値は抑えられている。
また、NY株価や原油価格が下落するなどリスク回避の動きが進みやすい地合いのなかでも円の上昇余地は限られた。
ドル円は方向感がつかみにくいことから三角持ち合いが続いており、そろそろどちらかに放れる頃に見える。
ここにきて英国やカナダ、ニュージーランドといった国々の利上げ観測が高まり始めている。一方、日銀は今後も緩和政策継続の姿勢を示すなど金融政策の違いから円はこれらの通貨に対して売られやすい地合いとなっている。
ドル円の膠着状態から抜け出すとすれば円売りの動きから上に放れる可能性の方が高いとみている。
目先は一目の雲の位置する111円80銭付近で上値が抑えられている。
今週27日には雲のねじれが生じることから上を抜けるきっかけになるかもしれない。
しかし、材料不足からどちらに放れたとしても大きな動きは期待できない。
111円付近で買いを入れたとしても、利食いも早めに入れておきたい。

今週のドル円予想レンジ:112円20銭(61.8%)~110円70銭

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[ポンド米ドル]政治相場から金融相場へ

(ポンド米ドル日足)


先週はEU離脱交渉がスタートしたが英国内の政治の混乱もありEUが主導する状況となった。しかし、交渉は今後少なくとも2年間続くことから市場への影響は限られた。
寧ろ市場の注目は英国金融政策に集まる。
前回のBOE政策会合では利上げを主張するメンバーが増えたことで利上げ観測の高まりからポンドドルは上昇。その後カーニー総裁が利上げに否定的な姿勢を示したことで反落。ところが、その後MPCのハルデン委員やフォーブス委員などの利上げに前向きな発言があり再びポンド買いが優勢となった。
政治的なリスクは燻るものの市場の注目は金融相場に移っており、目先は先行き利上げ期待からのポンド買いは継続するとみる。ただ、常にリスクを抱えていることから短期的に上下に振らされやすい相場展開が予想される。
1.26ドル前半に下振れがあれば押し目買いを入れておきたい。

今週のポンドドル予想レンジ:1.2820(50.0%)~1.2590(先週安値、BB下限)

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[カナダドル円]原油価格下げ止まりで一段の上昇も

(カナダドル円日足)


先週末に発表されたカナダの5月CPIが予想を下回ったことでカナダドルは対円でも売りが出てカナダドル円は84円15銭から83円60銭まで下落した。その後は週末のポジション調整も手伝い83円後半に押し戻されて終了。
先週のカナダドルは原油価格が下落する中でも堅調な地合いで推移。モルノー・カナダ財務相は「BOC総裁が経済は良好と述べている」と発言。市場はBOCがいずれ緩和政策を終了するとの見方も広がっていることが堅調なカナダドルの背景にある。
テクニカル的には83円80銭付近を上抜いたことで80円ミドルでのダブルボトムを形成。
長期的な下降トレンドラインの位置する85円付近を試す展開がみられる。このレベルはフィボナッチ50.0%戻しでありボリンジャーバンドの上限とも重なる。
また、昨年末からの強いサポートラインとしても意識されており、このレベル付近では一旦売りを出しておきたい。
今週末に発表される1-3月期GDPが予想を下回るようなら先週のCPIと同様に振り落とされる場面も想定される。
発表前にはポジションを軽くしておきたい。

今週のカナダ円予想レンジ:84円70銭(BB上限、50.0%)~83円20銭

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[全般]原油価格と米経済指標

先週は特に目立った材料がみられない中でポンドを中心とした動きが活発化。また、原油価格の下落から資源国通貨が上値の重い展開となった。しかし、週末にかけて原油や株価の下げ止まりも見られるなど、リスク回避の動きは後退。売られ過ぎた豪ドルやカナダドルといった通貨に対して対円でも買い戻しの動きがみられたがドル円は狭いレンジの小動きが続いている。
今週も先週に引き続き特に大きな材料は見られないものの、市場の注目は各国景気や金融政策の行方に移り始めている。
今週発表される米国経済指標ではケース・シラー住宅価格指数や1-3月期GDP確定値、そしてPCEコア・デフレーターなどがあるが特に週末のPCEコア・デフレーターには注目したい。FRBは2%物価目標に対して楽観的な見方を示す一方、市場は悲観的な見方が多く、今回の結果次第では米金利上昇への懸念が拡大しドル売りに反応する可能性がある。
しかし、利上げを始めてからのFRBの動きを見ると米国経済指標の悪化は一時的なものとして粛々と利上げペースを維持するとみられる。先週は複数のFRBメンバーの発言が相次ぎ利上げに前向きな姿勢が示された。特にブラード・セントルイス連銀総裁は9月にバランスシート縮小の可能性を示すなど、ドルの押し上げ要因となる発言を行った。しかし、米長期金利は依然として低水準のままでドルの上値も限定的。
一方、先週はカナダやNZ、そして英国といった国々で緩和政策の転換期待から買いの動きがみられている。それも対円での買いも入るなどドル円の下支えとなった。
今週は各国経済指標が好調な結果を示し原油価格の下げ止まりなどが確認されるようならクロス円の更なる買いが入る可能性が高まる。
ドルの方向感が見えにくいときはこれらの通貨取引に切り替えた方が効率はよさそうだ。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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