ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-01

[米ドル円]地政学的リスクの円買いドル買い

(米ドル円日足)


日本が正月休暇の最中にドル円は108円を割り込み107円85銭まで下落した。
昨年1月3日に急落した状況とは比較にならないが地政学的リスクを背景にドル円の売りに過度に反応した観もある。
いずれにしても今週から通常の相場に戻ることになり、先週の動きの巻き戻しがいずれ入るとみている。
イランの米国への報復合戦への警戒感は目先まだ続くことになり、ちょっとしたことでドル円の下振れリスクは残る。
先週末のNY市場でイランの米国への報復報道で瞬間付けた安値となる107円85銭付近を完全に下回らないようなら目先の底値として意識される。

今週のドル円予想レンジ:109円10銭~107円20銭

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[ポンド米ドル]レンジ相場継続

(ポンド米ドル日足)


今月英国はEU離脱に踏み切ることで合意無き離脱懸念が後退しポンドは1.29ドルから1.3510まで上昇。その後今年末までの移行期間延長回避の法案が可決されると再び合意無き離脱への懸念が高まり1.29ドルまで下落する往って来い。
結局、今年も昨年と同様のリスクが燻ることになった。
しかし、市場はこれまでリスクに対して慣れてきたこともあり下値も限定的とみる。
当面は昨年末の上下の振れ幅のレンジ相場が続くとみている。

今週のポンドドル予想レンジ:1.3250~1.2920(38.2%)

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[ユーロ円]ダブルトップ形成

(ユーロ円日足)


122円ミドルでダブルトップを付けたもののそのネックラインとなる121円で一旦は下げ止まった。しかし、先週末のアジア市場で米国がイラン革命防衛隊の司令官を殺害したことが報じられると121円のネックラインを下抜け120円17銭まで下落した。
地政学的リスクの高まりから円が買われたことが要因だ。
その後は120円75銭まで買い戻されたが上値は抑えられている。
今週から正月休み明けとなる東京市場ではリスク回避の動きが継続され再び先週の安値120円前半を再度試す展開が予想される。
このレベルはボリンジャーバンドの下限でありフィボナッチ38.2%戻しでもあり強いサポートとして意識される。
このレベルを下回るようなら11月14日の安値でありフィボナッチ50%戻しとなる119円20銭が下値目標となる。

今週のユーロ円予想レンジ:122円00銭~ 120円00銭(38.2%、BB下限)

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[全般]中東情勢緊迫化でリスクオフ

週末アジア市場で地政学的リスクの高まりからリスクオフの円買いが進みドル円クロス円ともに下落。NY市場では米経済指標の悪化も加わりドル円は107円台に突入した。
正月最後の3日の東京時間早朝に米軍がイラクのバグダッド国際空港を攻撃したとの報道でリスク回避の円買いが広がった。ドル円は108円付近まで下落するとクロス円も全般に上値の重い展開で始まった。昼過ぎには米軍がイラン革命防衛隊司令官を空爆で殺害したとの報道が流れた。それに対してイランの最高指導者であるハメネイ氏が米国に対する報復姿勢を示したことで地政学的リスクが一気に高まった。
欧州市場が始まると今度は有事のドル買いの動きでスタート。ユーロやポンドなどの主要通貨に対してドル買いが進むとクロス円の下げが加速。一時108円を割り込んだドル円はドル買いの勢いが勝りNY市場にかけて108円前半まで反発。
その後発表された米12月ISM製造業景況指数が47.2と予想の49.0を下回ったことでNY株価が下落幅を拡大するとドル円は再び107円台に押し戻された。
その後NYタイムズが「イラクにある米軍基地が弾道ミサイルの攻撃を受けた」との報道でドル円はこの日の安値となる107円85銭を瞬間的に付けた。しかしこの情報が未確認ということもありすぐに買い戻された。
海外が新年に入ったばかりで休みモードが残る中での地政学的リスクの高まりから一気に市場に緊張感が広がった。ちょうど1年前のこの日はフラッシュクラッシュでドル円クロス円が急落した記憶も残る中で過度に市場は身構えてしまったようにみえる。
いずれにしても先週は休み明けの新年度で東京勢が参加しない流動性の低い相場の中での動きで、過度に反応し過ぎた観もある。
今週から本格的な相場が始まることになるが、先週の地政学的リスクの動きを受け東京市場はリスク回避の円買いが先行すると予想される。
また、先週発表されたISM製造業が予想を下回ったことも相場の重しとなりそうだ。
今週はISM非製造業景況指数や週末の米雇用統計といった重要指標の発表が控えている。
市場のセンチメント次第で相場は異なる反応を示すことになる。その反応が目先の相場の流れを決めていく可能性が高い。
昨年末のNY株式市場の動きを見ると米中協議進展期待や米企業の強さを背景に堅調な地合いで引けており、基本的にこの流れは変わらないとみている。
地政学的リスクは一時的なものであり、ショックが徐々に和らぐ中で再び市場はリスクオンの動きに変わっていくとみている。
ただ、今週はその方向性を見極めようと上下に振られやすい状況が予想される。
方向観が定まるまでは短期取引に徹したい。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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