ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2020-01

[米ドル円]底値を確認後高値探り

(米ドル円日足)


東京時間の早朝にイランがイラクの米軍基地を攻撃したとの報道が流れるとドル円は108円ミドルから一気に107円66銭まで下落した。米国とイランが全面戦争に突入するのではといった懸念が広がった。しかし、その後イラン外相が報復を求めていないとの発言もあり買い戻しの動きが入りドル円は下落前のレベルまで押し戻された。
その後NY時間にトランプ大統領が強硬姿勢を示さなかったことで最悪な状況は回避されドル円は109円24銭まで上昇。ほぼ高値圏で引けている。
もし、戦争が拡大したとしても米経済への影響は非常に少ないとの見方もあり、市場は比較的冷静な対応が目立った。
週初に付けた安値107円76銭と今回の安値107円66銭で一先ず下値の堅さを確認。
108円台では押し目買いが入りやすくなった。
それでも中東情勢による市場の動揺は燻ることから、ちょっとした材料で下振れの可能性も残るが押し目買いのチャンスとみてよいだろう。
上値目途としては昨年クリスマス休暇前後の高値レベルである109円70銭が意識される。

ドル円予想レンジ: 109円70銭(12月26日高値)~108円60銭(38.2%)

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[ユーロ米ドル]1.11ドルの攻防

(ユーロ米ドル日足)


東京の早朝にイランが米軍基地を攻撃したことを受けドル売りが強まるとユーロもこの日の高値となる1.1168を付けた。しかし、その後状況が落ち着きを取り戻したことでドル買い戻しの動きが入りユーロは下落に転じた。
NY時間にトランプ大統領が強硬姿勢を示さなかったことから更にドル買いが進むとユーロは1.11直前まで下落し、そのまま安値圏での引けとなった。
1.11ドルは昨年末にユーロが反発に転じたレベルでもあり、このレベルを再度下回るようなら再び弱気のセンチメントに変わり下落トレンドが始まる可能性が高い。
1.11ドルのサポートが確認されるようなら確認後買いを入れていく。

ユーロドル予想レンジ:1.1150~1.1060(50%、BB下限)

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[豪ドル円]リスクオンの買い

(豪ドル円日足)

AUD_JPY_20200109_hiashi.jpg

昨日の東京時間早朝にイラクの米軍基地攻撃の報道を受け豪ドル円は73円76銭まで下落した。このレベルは昨年12月10日以降に上昇する直前の安値レベルであり下げ止まった。その後発表された豪州11月住宅建設許可件数が11.8%と予想の2.0%を大きく上回ったことで反発。また、イランが戦争を求めていないとの発言もあり下落前の74円ミドルまで買い戻された。
NY市場ではトランプ大統領が強硬姿勢を示さなかったことから過度なリスク回避の動きが後退。75円台を回復する場面も見られた。
一方、原油価格が下落に転じたことでコモディティー市場全般に売りが強まったことも豪ドルの上値を抑えた。
ただ、市場全体に過度なリスク回避の動きが後退していることから豪ドル買いの動きは衰えていない。
中国の景気刺激策なども豪ドルの底を支える要因となる。

豪ドル円予想レンジ:75円50銭(61.8%、BB中心)~ 74円30銭(BB下限)

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[全般]一転地政学的リスクの後退で円全面安

イランと米国の全面戦争といった最悪のシナリオが回避されたことでリスク回避の動きが後退し円は全面安の展開となった。
東京市場が始まる直前にイランがイラクの米軍駐留基地を弾道ミサイルで攻撃したことが報じられた。これを受けドル円は108円を割り込み107円65銭まで下落。結果的にクロス円も全般に下落した。イラン側は米軍の軍事装備に大きな損傷を与え、80人のアメリカテロリストがミサイルで殺されたと発表。これを受け市場は米国がイランに対して報復攻撃を実施するとの見方も浮上。安全通貨の円買いに動いた。
しかし、その後はイラン外相が「イランは比例した措置を終了、戦争を求めていない」「米軍基地攻撃は自己防衛だった」との発言などもあり最悪な状況は回避されるとの見方が広がった。情報が交錯する中で全面戦争には至らないとの見方が広がると、ドル円は下落前のレベルまで買い戻され往って来い。
欧州市場でも過度な悲観的な見方が後退する中で売られ過ぎたドルの買い戻しの動きが先行。ドル円も108円後半までじり高となった。
NY市場が始まったところで発表された12月ADP雇用統計が20.2万人と予想の16.0万人を上回り前月も上方修正された。しかし、イランに対するトランプ大統領の表明を控え市場への反応は限定的となった。
トランプ大統領はイランの攻撃に対して「イランは攻撃後、行動を抑制しているようだ」「イランの攻撃で米国人に犠牲者はなかった」「我々の軍事力を行使したくはない」と述べ報復を否定し全面戦争の危機が後退。リスク回避の動きが一気に後退しドル円は109円台に上昇。NY株式市場も3指数ともに大きく反発する中でクロス円も含め円が全面安となった。
年初ということもあり警戒感が特に高まる中で米軍のイラン指導者を殺害。その報復合戦が懸念されたが、結果として市場の動揺は一時的なもので寧ろ米国経済の強さを示すものとなった。
株式市場は当日下落したものの、調整の域を脱しておらず寧ろ買いの強さを示した。
マスコミ全体にトランプ大統領非難の動きが広がったが、実際には中東だけではなく経済に関してもビジネスマンとしての裁量を見せつけた。
今回でドル円の底値が確認されたことで今日も押し目買いのチャンスを探る展開となりそうだ。

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商号:ヒロセ通商株式会社
業務内容:第一種金融商品取引業
登録番号:近畿財務局長(金商)第41号
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)

 

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