ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-06

[ユーロ米ドル]日銀に続きECBにも追加緩和期待高まる

(ユーロ米ドル週足)


先週のユーロは買戻しが進行し始めたところでFOMCのタカ派的な内容からドル高が進み下落に転じた。また、日銀が予想外の追加緩和を実施したことでドル高の流れが更に強まり、更に下落。強いサポートとみられていた1.25ドルを割り込んだ。一先ず1.25ドル台に戻してNY市場は引けたものの、今週も下落リスクが燻る。
日銀の唐突な追加緩和実施により市場は今週6日に開かれるECB理事会でも追加緩和が実施されるとの思惑から理事会前にユーロはもう一段の売りが強まる可能性が高い。
ただ、今月は9月に決めたABSの買い入れを実施する予定であり、12月にはTLTROも始まる。ECBはこれまで3か月スパンで政策を変更することが多く、12月の理事会まで追加緩和の実施は考えにくい。もし、今回据え置きとなればユーロは一時的ショートカバーから上昇に転じる場面もありそうだ。
ただ、ドル高の流れは継続しており12月の追加緩和期待が再び高まるとみられることから戻しも限定的とみる。


今週のユーロドル予想レンジ:1.2630~1.2250





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[全般]米国早期利上げ観測の後退と日銀追加緩和期待の後退

昨日はFOMC議事録が公開され、早期利上げ観測が後退したことから株価が上昇に転じた。
FOMC議事録では数人のメンバーが予測は利上げペースを過剰に示すものと指摘していた。また、イエレン議長が前回発言したテーパリング終了後6か月後の利上げの可能性という話も議論されていなかった。予想されたよりもタカ派的な見方が少なかったことで市場は当面金融緩和継続期待からNY株式市場は大幅上昇となった。また、為替市場でもドルが全面安となった。しかし、10年債利回りは寧ろ上昇しておりこれらの動きはポジションの巻き戻しの動きと考えられる。元々、イエレン議長発言は個人的な意見という見方もあり、過剰に反応しているようにみえる。ただ、ウクライナや中国景気後退などへの国際情勢に対しても話し合いがされていたことから、利上げ時期は市場の予測よりも緩やかなものになるとみることが出来る。
NY株価の大幅な上昇に伴い今日の日経平均や中国上海総合指数なども含めアジアの株式市場は上昇して始まると予想される。これにより、リスクオンからの円安の動きが期待されるものの、日銀の追加緩和期待も同時に後退する中で、円売りの勢いは抑えられた。
最近の円の動きは株価との連動性が低下しており、依然として円高リスクは燻る。





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[ユーロ米ドル]イタリアの次はフランス国債

(ユーロ米ドル日足)

EUR_USD_20111114_hiashi

(ユーロ米ドル時間足)

EUR_USD_20111114_jikanashi

この日は米国がベテランズデーということからNY市場での参加者は少なく薄商いの中でユーロは急伸した。
パパデモス元ECB副総裁がギリシャの新首相に就任し、イタリア上院が緊縮法案を可決したことを材料にユーロの買い戻しの動きが目立った。リスク回避の動きが後退とする見方もあるが単なるポジションの週末におけるカバーが強まったとみる。イタリア国債の利回りも6.46%まで下落したが、この日はフランスやオーストリア国債に売りが強まった。先日、S&Pがフランスの格付け引き下げを間違って示唆してしまった事が影響している。火のないところに煙が立たないではないが、実際にフランスにも不安材料があることからまんざら間違いともいえない。週末のショートカバ-からの買いとみれば上値はそろそろ天井に近づいた。往って来いでV字戻しとなる1.3850付近までが上値の限界とみる。下値は一目の下限である1.3570付近が強いサポートとなったことで目先はもみ合いが続くことになりそうだ。

予想レンジ:ユーロドル1.3850~1.3570

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[南アフリカランド円]政策金利据え置き

(南アフリカランド円日足)

ZAR_JPY_20111111_hiashi.jpg


(南アフリカランド円時間足)

ZAR_JPY_20111111_jikanashi.jpg

南ア準備銀行SARBは政策金利を現行の5.5%です置く事を決定した。発表後ランド買いが強まったが9.775円で押し戻された。元々金利発表で反応する事がない南アランドだが、この日はイタリア国債の利回りが7%を下回った事や米国の経済指標が予想以上に好調な結果となった事でリスク回避の動きが後退していたという事もある。全般的に南アランドは日足でみると下降型ウエッジの形が出来始めているようにみえる。少しずつ底値が切り上げってきているが10円付近が天井となって数日後に大きな下降トレンドへ再度戻るというものだ。時間足フィボナッチでみた上値のレジスタンスは61.8%戻しの9.75円が直近にあるが、今日は米国のベテランズデーで週末という事からショートカバーが強まれば61.8%戻しの9.78までの上昇もありそうだ。

予想レンジ:ランド円9.78~9.65

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[全般]イタリア信用不安拡大

イタリア国債の利回りがこの日7.3%近くまで上昇した。7%を突破した。これまでのアイルランドやポルトガルと同様にイタリアも金融支援を必要とする事態に陥るとの見方が強まりユーロは暴落。欧州の決済機関であるクリアネットがイタリア国債取引に必要な証拠金を引き上げたのをきっかけに一斉に売りが強まったとみられる。前日にベルルスコーニ首相が辞任に追い込まれた事で期待感が強まっていたが、この日は一転して同国の財政再建や構造改革に不安が拡大した。これにより、金融機関への懸念が高まりリスク回避の動きが強まった事でドルや円といった安全通貨へ資金がシフトし始めた。ドル円は77円ミドルまで下落したがドル買いの動きとほぼ均衡した動きをみせ狭い値幅での取引が続いた。先週まではギリシャに翻弄される市場が今回はイタリアに振り回されている。イタリアがもし支援を受けることになればEFSFの現在の1兆ユーロでは不足との見方が強い。そのEFSFの原資支援も依然として不透明な事など、懸念の高まりが蓄積された結果がイタリアに波及したものと思える。この問題は終わりがなかなか見えない遠い道乗りだけにすぐに解決するものではない。逆にいえば、今回のユーロ売りも一時的な動きに止まると見る。

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