ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2021-05

[全般]疑心暗鬼の株式市場

昨日のNY市場では前日大幅安となった株式市場が一転、三指数とも上昇に転じた。米長期金利上昇も一服するなど前日とは打って変わりリスクオンの動きが戻った。ただ、FRBのテーパリングへの思惑は払しょくできず、一度疑心暗鬼に捉われた市場を立て直すのは難しい。
昨日の東京市場は前日に発表された米CPIが予想を大きく上回ったことでFRBのテーパリングへの思惑から株式市場が下落した流れを継いで日経平均は三日続落。リスクオフのドル買いが先行しドル円は109円78銭まで上昇して始まったものの実需の纏まった売りが入ると109円49銭まで押し戻された。その後買い戻しが入るなど一進一退の動きが続いた。
欧州市場が始まったところで米長期金利低下を受けドル売りが先行。ユーロドルは1.21ドル台に乗せたものの米金利の先高観が強まると1.2052まで押し戻されるなど荒っぽい動きが続いた。
NY時間に発表された米4月PPIは予想を上回ったものの前日のCPIで既に市場は織り込み過ぎた反動から米長期金利は寧ろ低下。株式市場は金利低下を好感し前日とは打って変わり三指数ともに上昇に転じるとドル売りが先行。ドル円は109円40銭まで押し戻されるなど方向感の掴みにくい状況となった。
CPIの結果は市場にFRBの早期テーパリングへの思惑を確信させるものとなった。一方FRBは物価上昇は一時的との認識を変えていない。
ただ、欧米のワクチン接種が行き渡りコロナ前の経済に向けた回復が進むことは間違いない。
市場とFRBとの物価に対する見方の温度差を埋めるのは難しく、今後も疑心暗鬼の中で株や債券、そしてドルは暫く一喜一憂の相場展開が続きそうだ。

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[全般]CPIと雇用統計

昨日のNY時間に発表された米4月CPIは予想を超える上昇となりドルは全面高。FRBの早期テーパリングへの思惑が一気に高まり金利上昇によりドル買いが進んだ。先週の雇用統計ではネガティブサプライズとなったが今回はポジティブサプライズとなった。これが一過性のものとみるか今後の経済指標に注目が集まる。

昨日の東京市場では前日のNY株式市場の下落を引き継ぎ日経平均株価が安く始まるとリスクオフのドル買いが先行。ドル円は108円90銭まで上昇したものの109円にはオプション絡みの売りが並んでいるとの観測から上値が抑えられた。
欧州市場ではユーロやポンドが対ドルで底堅い動きで推移。この日発表された英国GDPや鉱工業生産などが予想を上回る好調な結果を示した。また、EU委員会での春の経済見通しがワクチン接種の普及により力強く進むとするなど上方修正したことを好感した。
しかしNY時間に発表された米4月CPIが予想を大きく上回ったことで市場は一転。FRBの早期テーパリングへの思惑が一気に高まり長期金利が上昇するとドルは全面高。株式市場も三指数ともに続落するなど市場のセンチメントは一変した。
FRBのクラリダ副議長は物価の上昇は一時的としたものの、市場は緩和政策の転換が近いとの見方が広がっている。
先週発表された米雇用統計の結果に対して市場は一時的とみて落ち着きを取り戻したが、今回は一時的との見方が少ない。
それは、遅かれ早かれFRBがテーパリングに動き出すことを市場は察知しているためだ。
しかし、今回の物価上昇はあくまで一時的なもので本格的な物価上昇にはまだ時間が必要だ。昨日の反応も雇用統計と同様に過剰反応であり時間が経てば落ち着きを取り戻すとみている。
今日発表の米4月卸売物価指数、明日の小売売上高などの結果次第では物価上昇は一時的との見方が広がり金利低下とドル売りが再開するとみる。

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[全般]世界同時株安

昨日は日経平均株価が大幅安で終わると欧州各国も続落。NY市場ではダウが一時660ドル下落するなど世界同時株安となった。コロナ収束が世界的な緩和政策の終了に向かう兆しとみるか一時的な調整とみるか市場に変化が起き始めていることは確かなようだ。
昨日の東京市場では日経平均株価が909円下落。日銀のETF買いを見送ったこともあるが前日のNY市場でダウが小幅安で終わった割には下落幅が大きかった。
ドル円はリスクオフのドル買いが進み108円98銭まで上昇したものの円高も進んだことで上値も抑えられた。
欧州市場でもドイツを中心に株式市場は軟調に推移。この日発表されたドイツのZEWが予想を上回ったことでユーロは買いが先行したものの株式市場は軟調に推移。ドル円は109円に乗せきれずに下落に転じるとNY市場に向けて108円35銭まで売り込まれた。
しかし、先週末の安値108円34銭には届かなかった。
NY市場では株式市場が3指数ともに大きく売られてスタート。米10年債利回りが上昇幅を拡大するとともにダウは一時660ドルまで下落するなど世界同時株安となった。
ワクチン接種の拡大による経済正常化への動きは世界各国の緩和政策の転換が近いとの見方が市場に広がり始めている。
ただ、各国中銀はコロナ感染が収束したとしても長期緩和政策を継続する姿勢を崩していない。
昨日の株安金利上昇は一時的な調整とみるが、コロナ収束によりいずれは緩和政策転換に至ることは必至。
そろそろ相場の流れに変化が現れ始めているとみておく必要がありそうだ。

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[全般]株安金利高

NY株式市場は引けにかけて3指数ともにマイナスで終了。米長期金利は1.6%台に上昇するなど先週末の雇用統計後の動きに対する調整の動きが強まった。
週明け東京市場では先週末の雇用統計が悪化したことを受け金利が低下で株価が上昇した流れを継いでリスクオンの円安が先行。また、ゴトウビということから実需の買いも先行しドル円は108円91銭まで買いが進んだ。その後は利食い売りなどに押されたものの欧州市場に入ると米長期金利上昇によるドル高が先行。ドル円は109円台に乗せるとユーロドルは1.21前半まで下落した。
その後米長期金利が低下したことでドルは反落。ユーロは一気に1.21後半に上昇しドル円も108円65銭まで押し戻されるなど米金利に連動する格好で振り回された。
一方ポンドは対ドル対ユーロそして対円でも買いが継続。
想定通り17日から英政府がコロナ対策規制に関して緩和する方針を表明したことを好感したポンド買いが先行した。
NY市場ではダウが続伸して始まったがナスダックは反落するなどまちまちの動きで始まった。
先週末の雇用統計の結果を受け米長期金利が1.4%台に低下したもののこの日は1.6%まで反発したことが株価を押し下げた。
結果的にダウもマイナスに転じるなど3指数ともに前日からマイナスで引けている。
最終的にドル自体は先週末のレベルとほぼ変わらずとなる中でポンドとカナダドルの上昇が目立った。
FRBが長期緩和政策姿勢を改めて示す一方でカナダが先進国でいち早くテーパリングを打ち出したことからカナダドルは対ドルだけではなく対円でも高値を更新。
円安も進みドル円クロス円の底値を支える結果となった。
FRBの緩和政策継続に加えバイデン政権の大規模追加支援が続く限り市場のリスクオンの流れは継続。雇用統計で一時的な調整がみられるものの、こちらも単発ではなく今後数か月の結果を見なければ実態はわからない。
結局ドル安が進んだとしても円安も進む中でドル円クロス円ともに押し目買いが入りやすい状況が続いている。ただ、今日は明日の米4月財政収支の発表で財政赤字への懸念が高まるようなら一時的にリスクオフが進む可能性が高いので注目。

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[全般]雇用統計悪化と米債務問題

先週末に発表された米雇用統計が予想外の悪い結果を示したことでドルは全面安。ISMも含めこれまで好調な結果を示していた経済指標が予想を下回る結果となったことにより市場には一抹の不安が広がる中で財政赤字問題が改めて意識される。

先週末に発表された米4月雇用統計は雇用者数が26.6万人と予想の97.8万人を大きく下回った。一部では100万人増との見方も浮上していただけに市場は失望。更に改善されるとみられていた失業率も6.1%と予想の5.8%を上回りドルは全面安。ドル円は109円前半からストップを巻き込み一気に108円34銭まで下落した。米長期金利も一時1.46%台にまで低下するなど市場にはネガティブサプライズとなった。一方、NY株式市場は金利低下を寧ろ好感し3指数ともに上昇。史上最高値を更新するなどリスクオンの動きは継続。市場は雇用統計の結果を受けFRBのテーパリングへの思惑が一気に後退した格好だ。
今回の雇用統計の結果はバイデン政権の大規模追加支援で手厚い給付金を手にしたことで就職を抑えているためともいわれ一時的な落ち込みとの見方もある。
しかし、失業者数は980万人を超えるなどコロナ前の570万人には依然程遠いもので、市場の期待が先走りしていたともいえる。
先週発表されたISM製造業・非製造業景況指数も予想を下回るなど一本調子で続いた回復期待もここにきて変化がみられる。
先週イエレン米財務長官が「夏にも債務の法定上限に達するシナリオも考えられる」などと発言。
先走りした後にはこれまでの大判振る舞いの付けが回ってくる。
不安感が広がる中で悪材料に敏感になりやすい状況ではドル売り円買いの動きが一段と進む可能性が高まる。

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[全般]米雇用統計への期待

新規失業保険申請件数や農業部門労働生産性が予想以上に好調な結果を示したことでダウは史上最高値を更新。一方でテーパリング期待後退で米長期金利が低下しドルは軟調に推移。
本日の雇用統計への期待が高まる中でネガティブサプライズには要注意。
連休明け東京市場ではリスクオンの株高円安で幕が開けた。
日経平均株価は大幅高で始まるとドル円は109円前半から109円43銭に上昇。実需の買いも散見された。
しかし、欧州市場が始まると時間外の米長期金利が低下しドル売りが先行。ドル円は109円07銭まで押し戻された。
ユーロもこの日発表されたドイツの製造業新規受注が予想を大きく上回ったことを好感。一時1.2ドルを割り込む場面もみられたが米金利の上昇もあり底堅い動きで推移。
NY市場では新規失業保険申請件数が予想を下回ったほか通常では無視される農業部門労働生産性が予想を上回ったことを株式市場は好感。ダウは史上最高値を更新するなど米国経済の回復期待を背景にリスクオンによる円安が進みドル円は109円40銭まで上昇。特に資源国通貨でもあるカナダドルなどに買いが集まった。
しかし、同時にテーパリングへの期待が後退する中で米長期金利が低下するとドル売りが進みドル円は109円01銭まで押し戻されて引けている。
米経済、特に雇用への期待が高まる中で本日のNY時間には4月雇用統計が発表を控えている。
ボスティック・アトランタ連銀総裁は「今週の雇用統計では100万人の雇用増があっても不思議ではない」と発言するなど市場の期待が高く、既に株式市場はその期待を織り込み始めている。
大規模追加経済対策により作られた雇用への期待は根強いものがあるが、それだけに予想を下回るようならネガティブサプライズになりかねない。
最終的にリスクオンは継続するとみるが一時的な下振れには注意したい。

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