ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2023-09

[トルコリラ円]利上げ実施でも売り止まらず

(トルコリラ円日足)



昨日開かれたトルコ中銀TCMBは政策金利を8.5%から15.0%へ6.5%引き上げを決定。2年3か月ぶりの利上げということから発表直後リラ買いで反応したものの市場は12.5%の利上げを予想していたことから下落に転じた。エルカン新総裁に変わりこれまで物価上昇に対し利下げで抑える政策の転換が期待された。
しかし、依然としてエルドアン氏の圧力があるとの見方からリラへの不透明感が燻る。
結局今回の利上げでもリラの下げが止まらなかったというコンセンサスが市場に出来上がったとみられる。
買いを入れるにはまだリスクが高すぎる。

リラ円予想レンジ:5円90銭(38.2%)~5円70銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[トルコリラ円]底が見えず

(トルコリラ円週足)



大統領選でエルドアン大統領が再選したことでトルコリラ売りが加速。そろそろ下げ止まるかと思われたが昨日も下げが加速。21年12月に付けた安値6円95銭を下抜け5円88銭まで下落した。
エルドアン大統領はこの日財務相や中銀総裁人事を据え替える構えを示したことでリラ売りが加速した。人事が一掃されることでリラ安が更に進むなど、市場のリラ安を止める策は難しい。
ただ、リラ相場は流動性が低いことから21年12月のように下げ過ぎた反動も大きい。
短期的に買いを入れるとしてもリスクが高い通貨だけに直ぐに売らないと火傷をすることになる。

トルコリラ円予想レンジ:6円15銭~5円80銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身で判断して取引を行ってください。

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[トルコリラ円]エルドアン大統領再選でリラ売り

(トルコリラ円日足)



28日に行われた大統領選の決選投票でエルドアン大統領が再選されたことで週開けリラ円は売りが先行。エルドアン大統領はこれまで物価抑制のために政策金利引き下げを実施していたことから、今後も利下げを継続するとの観測が広がった。対ドルでは史上最安値を付けたリラだが対円では7円から6円70銭付近でのもみ合いが続いているのはドル円が下支えしている格好だ。
トルコの物価は40%台にあり、金利は8%ということから政治的にも不安が残る通貨リラは今後も下落基調は変わらないだろう。ただ、これだけ下げると売りも出しにくい一方で買いを入れたとしてもスワップポイントで長期的には持ちにくい。
流動性の低いリラはリスクが高く不安定な動きだけに、一時的に大きく上昇したときに売りを出して、すぐに買い戻すという取引スタイルで臨みたい。

トルコリラ円予想レンジ:7円10銭~6円80銭

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[トルコリラ円]トルコ中銀利下げ

(トルコリラ円日足)



トルコ中銀は政策金利を14%から13%に引き下げることを決定。市場は据え置きを予想していたことからサプライズとなり、7円52銭から7円41銭まで下落した。しかし、トルコリラの流動性は低く、7円52銭まで戻すなど往って来い。
トルコのインフレ率は80%と高く、その中での利下げは通常あり得ない。それだけ景気失速への懸念が高まっているということだ。
しかし、トルコリラの弱さを既に市場は織り込んでいることから下げも限定的。寧ろ13%の金利は魅力的であり、特に対円では中長期での金利差狙いからの買いが入りやすい。
ただ、下落リスクは依然として高く、もしポジションを持つとしても最小限の額で持つようにしたい。

トルコリラ円予想レンジ:7円53銭~7円42銭(50%)

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[トルコリラ円]TCMB予想外の利下げ

(トルコリラ円日足)



昨日の欧州時間に開かれたトルコ中銀TCMB政策会合で政策金利の1週間物レポレートを19%から18%に引き下げることを決定。市場は金利据え置きを予想していただけにネガティブサプライズとなりそれまで12円72銭付近まで上昇していたトルコリラ円は12円45銭まで下落。対ドルでは史上最安値を更新した。
声明では「金融引き締めが信用や内需に与える影響は鈍化していることを鑑み、金融政策スタンスの見直しが必要であると判断し、政策金利の引き下げを決定した」との見解が示された。
トルコではインフレ上昇が続いていることから利下げは予想外となった。ただ、景気減速を懸念したエルドアン大統領が利下げを求めた。
物価上昇と景気への天秤がかけられておりTCMBとしては苦渋の決断ともいえる。それだけトルコ通貨にとっては捻じれが生じており、どこかで更にトルコリラの一段の下落は避けられない。
ただ、世界的なリスクオンの円安が進む中でトルコリラ円は一時的に買い戻しの動きが入りやすくなっている。

トルコリラ円予想レンジ:12円65銭(38.2%)~12円33銭(6月2日安値)

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[トルコリラ円]リラロングの売り

(トルコリラ円日足)


早朝のシドニー市場でリラ円売りが一気に進み12円80銭を下回った。
先週末にトルコのエルドアン大統領がこれまで引き締めを掲げていたアーバル中銀総裁を更迭。新たに引き締め反対を唱えていたカブジュオール中銀総裁が就任したことを受け週明け早朝に売りが待ち構えていた。リラ円は昨年9月に利上げに転じ11月には一気に4.75%の利上げに踏み切ったことでリラ円は下落から上昇に転じた。その後12月に追加利上げを行うなど引き締めが今後も継続するとみられていただけにリラのロングポジションが積みあがっていたと思われる。
中銀総裁の交代で今後緩和政策に転換する可能性が高い。
リラのロングポジションはまだ切りきれていないことからもドル売りが待ち構えているとみてよいだろう。
遅かれ早かれ昨日の早朝に付けた安値付近である12円台を再度試しに行くとみている。

トルコリラ円予想レンジ:14円00銭~13円40銭(50%)

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