[ユーロ米ドル/ユーロポンド]ドイツ景気悪化懸念とロシア動向


昨日発表されたドイツとユーロ圏8月のZEWが予想を大きく下回りユーロ売りが強まった。特にドイツのZEWは8カ月連続で低下し2012年12月以来の低い水準まで落ち込んだ。この日はドイツがウクライナの新ロシア派に人道支援物資の援助を開始。これを名目に軍事介入の危険性もあり、ユーロにとってはネガティブ材料が重なった。ユーロが下落する同時に欧州勢はユーロポンドの売りを強まるなど、ユーロクロスの動きも活発化している。
追加利下げも視野に入るなど、ユーロに対するネガティブ材料は続くものの、一旦は一巡しつつあるように見える。
今日の15時に発表のドイツCPIとWPIも予想を下回るようであればユーロ売りを仕掛けてくると思われる。ただ、昨日の動きをみると短期筋の投機的な動きが目立つことから、その後は買い戻しの動きが強まりそうだ。今日は英国雇用統計やBOEインフレリポートの発表もあり、ユーロポンドの買い戻しも最終的に強まるとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3410(先週NY終値、76.4%)~1.3340
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[ユーロ米ドル/ユーロポンド]悪材料出尽くしでショートカバー継続


ロシアに対する追加制裁により、報復措置として農産物の輸入を禁止されたユーロ圏経済への懸念が高まった。また、イタリアのGDPが2期連続でマイナスとなり、リセッションに入ったことから、ECBによる追加緩和への期待が再び高まり金利差拡大からのユーロ売りが強まった。しかし、その後はユーロポンドの巻き戻しが強まるとユーロは対ドルでも上昇。レジスタンスであった0.7980を上抜いたことでもう一段の調整的な買い戻しが入るとみる。
今週はドイツやユーロ圏のGDPやCPIといった重要指標が発表されるが、悪材料も既に出尽くし感があり、好結果に対し市場は反応しやすくなっている。
ボリンジャーバンドの幅が拡大してきたことで値動きも期待できるだけに、BBの中心線を上抜き、半値戻しの1.3515付近が視野に入る。
ユーロドル予想レンジ:1.3515(50.0%)~1.3330
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[ユーロ米ドル/ユーロポンド]ECB会合前に巻き戻し


先週末からユーロの買い戻しの動きが入り始めたものの、再び昨日の欧州市場ではユーロ売りが強まった。英国7月PMIが予想を上回りポンドが上昇。それに攣れた格好でユーロポンドの売りが入るとユーロは対ドル対円でも売りが加速。ユーロドルは今年最安値となる1.33557を付けた。0.79近くまで押し戻されたユーロポンドの下げもそろそろ一服するレベルにある。明日のECB会合を前にユーロ売りの巻き戻しが入りやすく、一先ずユーロ売りも最終局面に近づいているとみる。
昨年11月に付けた安値1.3295が意識されるものの、その手前の1.3320付近にあるボリンジャーの下限バンドがサポートとなる。途転サインとなるパラボリックSARが1.3430付近まで下げており、レジスタンスとして上値を抑える。
1.33手前では短期勝負として買いを入れておき、1.3295に損切注文を置くというのはどうだろう。
ユーロドル予想レンジ:1.3410~1.3320(BB下限)
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[ユーロ米ドル/ユーロポンド]イタリア総選挙でひと波乱


先週末発表されたドイツの2月Ifoが予想を上回りそれまで上値の重いユーロがやや買い戻された。ところが、その後欧州委がユーロ圏の2013年経済見通しがマイナス0.3%に下方修正されたことを発表。ユーロの売りが再び強まりこの日のローソク足は流れの転換を示す寄り引同時線が表れた。今週は週初からイタリア総選挙が始まることからそのイベントリスクからのユーロ売りは先週ほぼ一巡したとみてよい。ユーロ圏の経済は今年後半にかけて緩やかに回復する見通しであることを市場はそろそろ見直してくる頃だ。イタリア選挙で中道派が勢力を伸ばしたとしても改革を止めれば自分の首を絞めることになる。前回のギリシャと同じように最終的にイベントが終われば下落リスクは後退する。
メルケル首相が1.3から1.4は正常の範囲と発言したことで市場はこのレンジを意識し始めている。ユーロポンドの上昇トレンドも継続していることからユーロ円同様に資金はユーロに再び流れ込むとみる。
今週のユーロドル予想レンジ:1.3500(61.8%)~1.3070
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[ユーロ米ドル/ユーロポンド]もう一段の調整も


欧州市場が始まりユーロは上昇。スペインやフランス国債入札が順調な結果となったことや、ドイツ鉱工業生産が予想を上回ったことで買いが強まった。
ECB理事会では政策金利を現状の0.75%に据え置くことを決定。その後のドラギ総裁の記者会見では目先ユーロ圏経済の先行きには引き続き下振れリスクがあり緩和政策も今度継続するとした。しかし、今年後半には回復するとの前回の見通しを踏襲する。一方、ユーロ高に関しては長期的には突出した水準ではないが輸出や物価に対する影響に懸念を示した。底堅い動きで迎えたユーロもこれを受け対ドルだけではなく対円や対ポンドで値を下げた。特に、ユーロポンドの下げが目立ち目先ユーロの上値を重くする要因となった。
ドラギ総裁の発言は最終的に前回と同じでありユーロ圏経済への見通しは依然楽観的だ。また、LTROも今月末で約3割返済される見通しで金融市場の安定化に繋がるものだ。ユーロの上昇トレンドに変化はないが一時的な調整は残り、もう一段の下押しがあるとみる。
ユーロドル予想レンジ:1.3450~1.3300
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