ドル/円 FRB動向を注視

ドル/円は突っ込み買い、サブプライム市場混乱を発端とした信用収縮は、FRB(連邦準備制度理事会)が、これまで実施してきた金融システムに対する資金供給・公定歩合引下げなどで、ある程度は抑制されてはきたが、依然として解消傾向を見るには至らず、FRBが金利引下げを迫られる状況となったようだ。これまでの信用収縮改善策を併用することは当然だが、「利下げ」を実施すれば積極的な姿勢に対する評価も高まり、以前から実施している政策の効果が増幅されることも期待できる。先ずは、米国時間に予定されるバーナンキFRB議長講演内容が注目されるが、内容に関する評価は微妙であり、思惑交錯から市場が不安定化する可能性もある。私見だが、バーナンキ議長は市場対策に関しては積極性を示唆するに止め、憶測排除を優先すると見ている。高値目標は120円00銭-121円00銭。
ドル/円 FRB動向が市場を左右

ドル/円は突っ込み買い、金融収縮に対する警戒感は依然として根強く、為替市場を含め不安定な推移が続く見通し。FRB(連邦準備制度理事会)も市場動向を注視しており、混乱収拾策を模索している。また、FRBが収拾に積極的な姿勢を維持していることも市場を支える要因だ。月末が迫り、公定歩合引下げ・資金供給などFRBがこれまで実施した金融政策(混乱収拾策)市場に与えた影響を評価することが可能となり、当面の金利動向を決定するベースとなる見込みだ。効果が認められなければ「質への逃避」が続き、米国債券市場は上げ基調を維持することになり、米国株式市場は売り圧迫が増大しドルが下押す展開となる。効果があれば逆のプロセスを辿ることが期待される。米国時間に発表される米・第2四半期GDP(国内総生産)伸び率改定値は、3.5%-4.5%程度となる見通し。高値目標は120円00銭-121円00銭。
ドル/円 議事録発表受け利下げ観測拡大

ドル/円は突っ込み買い、FOMC(連邦公開市場委員会)議事録では、同時点(8月7日)で既に信用不安に対する懸念を抱いていたことが判明した。ただ、FRB(連邦準備制度理事会)としては、救済的な「利下げ」実施に対し抵抗がないわけではなく「状況悪化」が、条件と言える。現時点では、米国景気動向に影響を与えている確証はなく、僅かながらも状況が好転する可能性も残るだけにFRBとしても応急措置を繰り返しながら、市場動向を注意深く観察しているところである。一方、市場では混乱時に特有の「未確認情報」が飛び交い、乱高下状態となっている。当面、混乱が収束することは考え難く、市場に止まるなら方針を確り確認することが肝要、乱高下に巻き込まれる不安があるなら模様眺め姿勢に徹することだ。高値目標は120円00銭-121円00銭。
ドル/円 不安定化から上下に振れる

ドル/円は突っ込み買い、信用収縮に対する警戒感から市場が不安定化、アナリストの見解にも方向性が欠けており、全般に方向性の定まらない展開が続く。サブプライム問題が米国住宅市場を圧迫していることは事実だが、経済動向に与える影響に関しては、正確に把握することは難しく、現時点で影響を述べているアナリストの殆どは「憶測」を列挙していると言っていいだろう。ただ、市場参加者も漠然とした不安を抱えるだけに流言蜚語に流され易いことも事実であり、そうした動きが不安定さを生じさせる背景となっている。不安定性が払拭されるには時間が必要であり、当面は上下に振れる展開が続くことを念頭に置いたポジション構築が肝要と言える。米国時間に発表される米・8月消費者信頼感指数も前月(7月/112.6)は約6年ぶりの高水準となったが、8月は低下が見込まれており100-110程度となる見通し。114円00銭以下は買い、高値目標は120円00銭-121円00銭。
ドル/円 信用不安警戒根強く、地合が安定を欠く

ドル/円は突っ込み買い、積極的に金融市場混乱収拾に乗り出した米金融当局姿勢が好感され市場は落着きを取り戻しているが、内外アナリストには警戒感が根強く、地合は安定性を欠いている。現時点では「サブプライム問題を発端とする信用収縮が米国景気をリセッションに陥れる」との見解を退ける確証を得ることは極めて難しく、当面は不安定な状況が続く見通しだ。また、米国時間に発表される中古住宅販売戸数は住宅ローン基準のハードルが高くなっていることで、前月に比べ減少する見通しだが、前月(6月/前月比3.8%減少)の落ち込みが大きかっただけに減少幅は1.0%以下となる見通し。減少幅が予想を大幅に上回ればドル売りに繋がる可能性が高い。114円00銭以下は買い、高値目標は120円00銭-121円00銭。
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