ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-08

金利動向に不透明性も

TRYJPY08061.jpg


トルコ・リラは突っ込み買い、今後の同国経済を占う上で重要なポイントとなった総選挙も無難に通過、当面は落着いた推移が期待される。ただ、高金利通貨だけに米ドル不安定化による影響は念頭に置きたい。今回の総選挙で勝利した与党・AKP(公正発展党)は、安定的な政権を指向しており、金融面でも高金利政策を徐々に転換してゆく兆しも認められる。中・長期的な見方だが、経済情勢に大きな変化がなければこの辺りが金利水準の頂点となる可能性もある。90円台割れは買い、95円を超えれば利益確定を優先。

追加利上げの可能性は高い

AUDJPY08061.jpg


豪ドル/円は押し目買い、米金融市場不安定化を背景に「円キャリー取引」解消が続き圧迫感が強い豪ドル/円だが、RBA(オーストラリア準備銀行)理事会が、追加利上げを決定する可能性は高い。現時点でオフィシャルキャッシュレート(政策金利)は6.25%だが、今回の利上げ幅は0.25%が有力。また、年内には7.0%に達する可能性もあり、対円で100円近辺を推移する水準は買い場と言える。100円台割れは買い、高値目標は105円00銭-105円50銭。




経済動向は堅調

GBPJPY08061.jpg


英ポンド/円は突っ込み買い、米金融市場不安定化から英ポンド/円も軟調な推移を余儀なくされているが、経済指標も底堅く、BOE(イングランド銀行)も金融市場不安定化の影響から今回は利上げを見送ったが、景気動向を勘案すれば追加利上げを回避できる状況ではないと言える。金融市場が不安定なだけに積極的な買い方針は無理だが、安値があれば買い拾いを入れたい場面だ。240円台割れは買い、高値目標は247円50銭-248円00銭。



ユーロが優勢に転じる

EURUSD08061.jpg


ユーロ/ドルは逆張り、サブプライム問題に揺れるドルに対し金利先高見通しが拡大したユーロが優勢に転じた。サブプライム問題に関しては、ユーロにも影響が及ぶ可能性は高いが、現時点では抑制されている。一方、政策金利は据え置きが見込まれるドルに対し、ユーロは金利先高見通しが拡大、当面はユーロ買い優勢に推移する見通しだ。1.3200ドル台割れは買い、1.4000ドル付近は利益確定を優先。




金利先高見通し強まる

EURJPY08061.jpg


ユーロ/円は突っ込み買い、ECB(欧州中央銀行)は金利を据え置いたが、トリシェECB総裁会見内容は利上げを示唆するものと受け取られ金利先高見通しは拡大している。ドル下落から円は対ユーロでも強含みに推移しているが、ドルとユーロでは状況が相違していることには注意が必要だ。EU域内経済動向も伸び率はやや低下したものの水準は高く、ユーロ/円は買い場を探す場面だ。162円割れは買い、高値目標は167円50銭-168円00銭。





金融市場不安定化続く

USDJPY08061.jpg


ドル/円は突っ込み買い、サブプライム問題を背景に財務状態悪化懸念から米住宅ローンに関連する企業に対する融資が厳格化、一部金融機関では融資を停止するケースも見られるなか、S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が「ベアー・スターンズ格付けアウトルック」を格下げしたことを嫌気した米株式市場が下落。また、7月雇用統計・7月ISM(米供給管理協会)非製造業景況指数など経済指標悪化も下げ要因となった。米市場ではドル売り/他通貨買いが先行、ドルは対円で117円台後半に水準を下げた。6日早朝には1ドル=117円19銭に下押す場面も見られたが、午前中の取引では117円台半ばを超える水準で推移している。サブプライム問題を背景とした米住宅市場悪化は長期化が予想されるだけに住宅市場関連企業業績は悪化が避けられず、住宅市場関連企業に対する融資を手掛ける金融機関も焦付きが懸念されており、悪影響が更に他セクターに拡大する可能性も警戒されている。慎重な投資家の間では株式市場から資金を債券などリスクの低い市場に移動させる動きが目立ち、金融市場の不安定な動きを背景にドルも下値追いが続いている。ただ、現時点で米景気動向は底堅い推移を維持、株式市場も銘柄選別買いに移行すれば切り返す可能性は高い。また、ドルに対し金利差が大きい円は買い戻しにも限度があり、ドル売り/円買いはポジション調整の範囲に止め、ドル買いの機会を待ちたいところだ。117円50銭以下は買い、高値目標は123円00銭-123円50銭。


 | HOME | 

注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

岡安盛男のもりもりトレード情報!



新規口座開設はこちら

口座開設バナー


LION FX経済カレンダー信託保全確定申告について各国情報Q&A
初めてのFX
連絡先

カテゴリー

プロフィール

ヒロセ通商

Author:ヒロセ通商
毎日の売買ポイント
●ファンダメンタルズ
●テクニカル

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する