金融市場不安定化続く

ドル/円は突っ込み買い、サブプライム問題を背景に財務状態悪化懸念から米住宅ローンに関連する企業に対する融資が厳格化、一部金融機関では融資を停止するケースも見られるなか、S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)が「ベアー・スターンズ格付けアウトルック」を格下げしたことを嫌気した米株式市場が下落。また、7月雇用統計・7月ISM(米供給管理協会)非製造業景況指数など経済指標悪化も下げ要因となった。米市場ではドル売り/他通貨買いが先行、ドルは対円で117円台後半に水準を下げた。6日早朝には1ドル=117円19銭に下押す場面も見られたが、午前中の取引では117円台半ばを超える水準で推移している。サブプライム問題を背景とした米住宅市場悪化は長期化が予想されるだけに住宅市場関連企業業績は悪化が避けられず、住宅市場関連企業に対する融資を手掛ける金融機関も焦付きが懸念されており、悪影響が更に他セクターに拡大する可能性も警戒されている。慎重な投資家の間では株式市場から資金を債券などリスクの低い市場に移動させる動きが目立ち、金融市場の不安定な動きを背景にドルも下値追いが続いている。ただ、現時点で米景気動向は底堅い推移を維持、株式市場も銘柄選別買いに移行すれば切り返す可能性は高い。また、ドルに対し金利差が大きい円は買い戻しにも限度があり、ドル売り/円買いはポジション調整の範囲に止め、ドル買いの機会を待ちたいところだ。117円50銭以下は買い、高値目標は123円00銭-123円50銭。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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