ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-08

南ア・ランド 不安定化から深押しも



南ア・ランドは突っ込み買い、インフレ率は南アフリカ中央銀行目標を上回る水準で推移しており、利上げ確率が高まる南ア・ランドは買い方針維持が基本。また、米サブプライム問題を背景とした金融市場不安定化から下押す場面も多いだけに狙い易いとも言える。ただ、上値を追っての買いはリスクが高く、短期的な取引を中心にした対処を勧めたい。16円台割れを買い、18円に迫れば利益確定を優先。

豪ドル 反発力は高い



豪ドル/円は突っ込み買い、米サブプライムモーゲージ問題を背景とした金融市場不安定化から「キャリー取引」解消が進むなか、豪ドルも下値圧迫を受け易い展開となっているが、経済指標内容が確りしていることから切り返しも素早い。また、金利先高見通しも根強く市場混乱が続くなか、追加利上げ実施は数ヶ月以内との見方も多い。100円台割れは買い、高値目標は105円00銭-105円50銭。

英ポンド 金融政策に関する思惑交錯



英ポンド/円は突っ込み買い、経済指標の落ち着きから年内利上げ見通しが2回から1回に後退、ポジション調整を背景とした売りが主要通貨に対する英ポンド下落を牽引している。米サブプライム問題を背景とした金融市場混乱が英国金融市場に悪影響を与えるとの警戒感も圧迫要因だが、BOE(イングランド銀行)金融政策動向に絡む思惑の乱れも地合を不安定化させている。238円台割れは買い、高値目標は245円50銭-246円00銭。

ユーロ/ドル ドルがやや優勢に



ユーロ/ドルは逆張り、FRB(連邦準備制度理事会)とECB(欧州中央銀行)では、サブプライム問題を背景とした金融市場混乱に対する対応に微妙な差が認められ、市場筋にはドルに比較してユーロの先行きに不安定性が増したと受け取る向きも少なくない。当面はユーロが対ドルで優位に転じることは難しく、ポジション調整が対ドルでのユーロを圧迫する場面が多くなる見通し。1.3000ドル台割れは買い、1.3800ドル付近は利益確定を優先。

ユーロ 乱高下が目立つ展開か



ユーロ/円は買い場探し、ECB(欧州中央銀行)は最も早く米サブプライム住宅ローン問題を背景とした市場混乱に対応して金融市場に資金を供給、「ユーロ短期金融市場の状況を確実に秩序だったものにするのが狙い」との声明を発表したが、供給額や対応の素早さに対し市場では、EU(欧州連合)域内での米サブプライム住宅ローン問題による悪影響を警戒しており、心理的なユーロに対する圧迫要因としてのウェートはかなり大きくなる可能性もある。当面、地合不安定化から上下の振れも増幅される見通し。160円割れは買い、高値目標は165円50銭-166円00銭。

ドル 不安定な推移が続く



ドル/円は突っ込み買い、米国サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題を背景とした信用収縮に対する警戒感は、FRB(連邦準備制度理事会)をなど各国中銀による資金供給により大きな市場混乱は回避されたが、引き続き市場を圧迫する要因として目が離せない状況だ。現時点では、FRBが利下げに踏み切る可能性は低いと見ているが、アナリストの間には利下げを見込む向きも少なくはなく、ドルに対する圧迫要因となる見通し。市場からサブプライムローン問題に対する警戒感が消滅するにはかなり時間が必要と見られ、市場も不安定な推移が続くことになる。当面、サブプライム問題に絡む材料が相次いで浮上することが予想されるだけ乱高下は避けられない見通し。117円50銭以下は買い、高値目標は123円00銭-123円50銭。

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