ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-08

南ア・ランド/円 労使交渉は収束に向う



南ア・ランドは突っ込み買い、前週に南アフリカ中央銀行は利上げを実施したが、同国インフレ指標は構造的な問題もあり、経済に大きな問題が発生しない限り高い水準を推移する可能性が高い。また、同国政府がインフラ基盤強化を進めていることも経済成長にとって支援要因であり、当面は買い方針を維持することが可能な通貨と言える。ただ、堅調な景気動向を反映して各産業分野で賃金を巡る労使問題が発生、労使交渉動向に関心が高まっている。15円台割れを買い、17円台後半ば利益確定を優先。

豪ドル/円 資金逃避は目立たず



豪ドルは突っ込み買い、RAMSホーム・ローンズ・グループ(住宅金融会社)「借り換え」失敗問題発生から投資資金逃避が警戒されたが、FRB(連邦準備制度理事会)緊急利下げにより金融市場に絡む不安感が和らぎ、対ドルで上昇基調に転じている。また、RBA(オーストラリア準備銀行)も通常に比べ資金供給量を増大させている模様で、豪ドル上昇にも支援要因となっているようだ。88円台割れは買い、高値目標は93円00銭-93円50銭。


英ポンド/円 BOE対応に期待



ポンド/円は突っ込み買い、利上げ観測後退による修正安場面はほぼ抜けた模様だが、金融市場混乱収束には時間が掛かることから不安定性は否めない。ただ、中央銀行としてのBOE(イングランド銀行)評価は上位にあり、市場混乱に対する適切な対応も期待できることから英ポンド/円は突っ込みを買い拾う方針が妥当と見ている。223円台割れは買い、高値目標は240円00銭-241円00銭。

ユーロ/ドル ドルが優位を保つ



ドルが対ユーロで優勢を保つ、FRB(連邦準備制度理事会)による緊急利下げによりFRBが金融市場混乱に対し積極的に対応する姿勢を示したが、ECBは緊急利下げに対するコメントを控えており、金融市場混乱収束に向けた姿勢は金融政策を検討する必要がある。EU(欧州連合)域内でも金融機関などに問題が発生することはほぼ確実であり、緊急措置を含めECBの対応が注目される。1.3000ドル台割れは買い、1.3800ドル付近は利益確定を優先。

ユーロ/円 ECB動向に注目



ユーロ/円は下値見極め、FRB(連邦準備制度理事会)緊急利下げにより市場はやや落着きを取り戻したが、ECB(欧州中銀)がFRBほど積極的な金融政策を実施できるかは不透明性が絡む。米国とEU(欧州連合)では政治基盤に差があり、政策決定に時間が掛かる可能性も否定できない。当面、ユーロ動向はECB金融政策姿勢に左右される場面が多くなる見通しだが、消極的な政策運用姿勢であれば地合硬化に時間が掛かることになる。154円割れは買い、高値目標は157円00銭-158円00銭。

ドル/円 緊急利下げにより金融不安やや後退



ドル/円は突っ込み買い、緊急利下げにより金融不安がやや後退、不安定な推移のなかドルは方向を探る展開となる見通し。FRB(連邦準備制度理事会)が、前週末(17日)に実施した緊急利下げ(0.50%)に関しては、市場参加者の間で評価が分かれているが、FRBが何らかの措置を講ずることがポイントであって、効果を云々する場面ではない。確かに市場混乱を完全に払拭することは出来ないが、市場混乱収束には時間が掛かることは市場参加者の殆どが認識していることであり、FRBが市場混乱に対し果敢に対応していることが重要と言える。サブプライム問題に関しては、米国議会にも動きがあり、格付け機関に対する調査も米国・欧州で開始される可能性も生じるなど市場混乱収束に向けた各国中銀を中心する沈静化対策動向を注目したい。113円00銭以下は買い、高値目標は119円00銭-120円00銭。

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