ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-08

トルコリラ/円 政情不安定化を懸念



トルコリラは模様眺め、AKP(公正発展党)が推すギュル候補が次期大統領に当選する確率が高まっているが、ギュル候補が当選した場合でもこれまでの政策姿勢を維持すれば問題はない。ただ、同候補が当選すれば現代トルコで初のイスラム系大統領となり、国是とする世俗主義を変える方針を打ち出した場合、野党(世俗主義を支持)との抗争が起こる可能性がある。政情不安に陥れば経済的にも打撃を受けるだけに当面は政局動向見極めが妥当と言える。90円台割れは買い、95円を超えれば利益確定を優先。

豪ドル/円 買い場探しに



豪ドル/円は突っ込み買い、RBA(オーストラリア準備銀行)は資金供給を通常範囲(市場混乱以前の水準)に戻しており、信用収縮に対する警戒感が後退したことを窺わせる。ベースである経済動向が確りしているだけに切り返しも速かったようだが、ファンド買いポジションが大きいことには注意は必要だ。当面、信用収縮に対する不安感が再浮上する可能性が高いが、買い拾うには好機となりそうだ。90円台割れは買い、高値目標は96円00銭-97円00銭。

英ポンド/円 利上げを巡り思惑交錯



英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)が利上げを実施するとの見通しは市場が混乱に陥るに伴い後退しているが全く消滅したわけではない。他通貨に比べ「キャリー取引」積極化が速かっただけに「利上げ観測」もかなりの支持者がいると見られる。これまでの経済指標も総じて確りした推移を維持、今後の動向には注意が必要だ。225円台割れは買い、高値目標は241円00銭-242円00銭。

ユーロ/ドル ユーロが優勢に転じる



ユーロ/ドルは逆張り、9月に予定されるFOMC(公開市場委員会)では利下げ観測が強まるドルに対し、ECB(欧州中央銀行)が9月に再利上げとの観測が再浮上したユーロが優位に転じた。ただ、ECB再利上げ観測は不安定性が高く対ドルで高値圏に達した場面で売り圧迫が急増する可能性もある。1.3000ドル台割れは買い、1.3800ドル付近は利益確定を優先。

ユーロ/円 金利先高観測が再浮上



ユーロ/円は安値拾い、市場が落着く兆しを見せるなか、ECB(欧州中央銀行)は9月に追加利上げを実施するとの観測が再浮上、ユーロを押し上げる要因となっている。市場アナリストの間に利上げ観測が根強いことが背景だが、サブプライム問題がEU(欧州連合)金融機関に与える影響は未だに不透明であり、新たな問題が発生すれば利上げ観測も揺らぐ可能性があり、信頼性に疑問が絡む。154円割れは買い、高値目標は158円00銭-159円00銭。

ドル/円 据え置き決定受けキャリー加速か



ドル/円は突っ込み買い、FRB(連邦準備制度理事会)が金融市場混乱収束に対し積極的な姿勢を維持していることが好感され、信用収縮に対する警戒感が後退するに伴い金融市場全般に落着きを取り戻しつつある。ただ、不安が完全に消滅したわけではなく、今後も市場を不安定化させる要因であることに変わりはない。日銀金融政策決定会合では市場予想通りに「据え置き」が決定され、総裁会見に関心が移行しているが、金融政策が据え置かれたことは「キャリー取引」に拍車を掛ける可能性があり、不安定な地合ながら円は下落基調を辿る見通しだ。一方、9月に予定されるFOMC(公開市場委員会)では利下げ観測が強まり、ドルが対主要通貨で軟化する可能性があり、対円での戻りを圧迫する場面もありそうだ。113円00銭以下は買い、高値目標は119円00銭-120円00銭。

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