ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-09

[トルコリラ/円] 政情に不透明性絡む



トルコリラは短期取引を推奨、与党・AKP(公正発展党)が推したギュル候補が大統領に就任(8月28日)して1週間が経過した。現時点では軍部に不穏な動きは見られず、政情不安に対する懸念はやや後退したと言える。金利差からすれば「買い方針」を勧めたいところだが、政府と軍部の関係が不安定なだけに中・長期ポジションを持つにはリスクが高く、短期ポジションでの対応が妥当だ。85円台割れは買い、92円を超えれば利益確定を優先。

[豪ドル/円] GDPは予想を超える


豪ドル/円は突っ込み買い、オーストラリア統計局から発表された2007年第2四半期(4-6月)GDP(国内総生産)は、前期比0.9%増加と市場予想(中央値/0.5%)を上回った。同国を支える資源関連企業が生産を拡大していることが背景にあり、当面は増大するアジア市場の需要が同国の経済を支える見通しだ。高値目標は99円00銭-99円50銭。

[英ポンド/円] 経済指標動向を注目



英ポンド/円は突っ込み買い、3日にCIPS(英公認購買部協会)から発表された8月製造業PMI(購買担当者景気指数)は56.3となり、7月(55.9/改定値)から上昇、市場予想(55.0)を上回り、2004年7月以来の高水準となった。また、8月既存店小売売上高も前月から加速するなど経済指標は確りした推移を維持。「キャリー取引」解消から下押している英ポンド/円だが、指標を見れば買い方針維持が妥当と言える。

[ユーロ/ドル] ドルが優勢を維持



ユーロ/ドルは逆張り、FRB(連邦準備制度理事会)とECB(欧州中央銀行)が市場混乱に対する姿勢に相違があり、現時点ではドルが優位を維持している。また、金利先高見通しに不透明性が高まっていることもユーロを圧迫している。今回の金融政策決定(6日)に関しては、ECBが沈黙を守っており予想が難しいが、据え置きとなる可能性が高い。1.3000ドル台割れは買い、1.3800ドル付近は利益確定を優先。

[ユーロ/円] 金利見通しは区々(まちまち)



ユーロ/円は模様眺め、米国市場が休場となり動きは限定されているが、バイエルン州立銀行(ドイツ州立銀行2位)は、サブプライム住宅ローン関連証券に19億ユーロを投資していることを発表、同行が投資した住宅ローン関連証券の格付けは「AA」以上としているが、市場では信用収縮に対する警戒感が強いだけに資金調達に障害が生じる可能性もある。欧州市場では同様のケースが相次いでおり市場に与える影響が懸念される。高値目標は160円00銭。

[ドル/円] 休場明けの米市場動向を注目



ドル/円は突っ込み買い、サブプライム問題に対する政府救済策、同問題を発端とした信用収縮に対するFRB(連邦準備制度理事会)対応策の効果が注目されるなか、現時点での市場反応はかなり懐疑的、織込みには時間を要するだけに目先的な効果は期待できないことは当然だが、米政府・FRBが対策に本腰を入れたことは評価される。救済策発表・バーナンキFRB議長発言を受け上昇した米株式市場だが、休場明けの動きが注目される。また、サブプライム問題が経済指標に与える影響にも関心が強く「8月雇用統計」も注目度が高い。一方、市場では中東勢が信用収縮により悪影響を被った金融サービス企業を調査、内容次第では出資を行う可能性も浮上、今後の動向を注目したい。高値目標は120円00銭-121円00銭。

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