ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-09

[南アランド/円]貴金属価格上昇観測



南アランドは突っ込み買い、米国金利先安見通しを背景にドルが下落、インフレ懸念拡大を招いているが、貴金属価格には強気材料として働き価格上昇に弾みが付いている。当然、有数の貴金属産出国である南アフリカ経済には貴金属価格上昇は好材料だ。また、設備更新の必要に迫られている同国鉱山会社の資金繰り悪化回避に繋がり、経済減速圧迫低下も期待される。15円台割れを買い、17円台に迫れば利益確定を優先。

[豪ドル/円]金利差背景に上昇



豪ドル/円は突っ込み買い、米経済指標悪化を背景に金利先安見通しが拡大、豪ドルは対ドルで豪ドル/円2ヶ月ぶりの高値圏に上昇、対円でも100円台を固める動きを見せている。原材料価格が上昇基調を維持、資源国である同国経済見通しが強まっていることが豪ドル上昇を支える要因ともなっているが、米景気動向悪化は原材料価格下落に繋がる可能性が高く買い場は慎重に選びたい。高値目標は105円00銭。

[英ポンド/円]金融市場不安定化改善が先決



英ポンド/円は突っ込み買い、取り付け騒ぎを惹き起こし英国金融市場を混乱に陥れた「ノーザン・ロック」は身売り交渉が開始されたと発表、買収資金調達には問題もあるが、今後の交渉動向が注目される。上手くまとまれば金融市場混乱にも区切りが付くことが期待される。経済指標が総じて底堅い推移を維持するだけに金融市場不安定化が改善されれば、英ポンド/円が上昇に転ずる可能性も高まる。高値目標は234円50銭-235円00銭。



[ユーロ/ドル]金利差拡大観測拡がる



ユーロ/ドルは逆張り、米国・EU(欧州連合)経済指標ともに弱い内容となったが、利下げ観測が絡むドルが対ユーロで下落した。一方、金融市場混乱収拾に目処が立たない現時点でECB(欧州中央銀行)が「利上げ」を実施する可能性は低下、当面はEU域内経済指標動向見極めが優先されることになりそうだ。1.3400ドル台割れは買い、1.420ドル付近は利益確定を優先。

[ユーロ/円]独経済指標は予想を下回る



ユーロ/円は突っ込み買い、25日に発表された独・9月IFO業況指数(104.2)は前月(105.8)から悪化、1年7ヶ月ぶりの低水準となった。また、独・8月輸入物価指数も前月から2004年3月以来の低下となるなど、EU(欧州連合)域内経済指標も悪化の兆しが窺える。金融市場混乱収拾見通しも不透明なだけに「ユーロ/円買い」もタイミングを外せばリスクを背負う可能性がある。高値目標は165円00銭。

[ドル/円]経済指標は弱気予想



ドル/円は突っ込み買い、25日に発表された「9月消費者信頼感指数」「8月中古住宅販売件数」ともに弱い内容となり、米金利先安見通し拡大からドルは対主要通貨で下落基調を強めている。金融市場混乱改善に効果を挙げた「金利下げ決定」だがインフレ警戒を背景としたドル下落を招き、米経済指標動向に対する関心の高まりから経済指標が弱い内容となればドル売りに直結する。ドル/円は「キャリー取引」を背景とした売りが上値を抑えているが、米景気後退観測が強まれば対ドルでの急伸場面も想定される。当面、米国経済指標動向に左右される展開。26日に発表される米・8月耐久財新規受注(商務省)発表は、前月(7月/前月比6.0%増加)が民間航空機・自動車に対する受注を背景に強い内容となっただけに前月比で減少すると予想(中央値/3.1%減少)されており、予想通りとなった場合でもドルを圧迫する可能性がある。高値目標は120円00銭-121円00銭。

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