[ドル/円]FOMC控え動き鈍る

ドル/円は突っ込み買い、FOMC(公開市場委員会)を控え米金融政策見極め優先から為替市場は全般に模様眺め傾向を強める見通し。「利下げ(0.25%)」が決定されるとの予想確率は98%に達し、既に市場も「利下げ」を織込み済みだが、不安定な米景気見通しを背景に追加利下げを見込む投資家・アナリストが大勢を占めており、金融政策決定後に発表される声明内容に関心が高まっている。ただ、FRB(連邦準備制度理事会)としてもサブライム問題に端を発した信用収縮が米経済に与える影響に関しては、過去に経験がないだけに手探り状態と言え、声明内容は「利上げ」「利下げ」双方向を示唆する可能性が高い。FOMCが迫るなか「金利見通し」が不安定化した背景にもサブプライム問題の景気に対するリスク評価が難しいことを示しており、FRBとしても先行きを容易に断じ難い状況だ。高値目標は118円00銭-119円00銭。
[ドル/円]経済指標は低下傾向示すか

ドル/円は突っ込み買い、米国時間に発表される経済指標は、総じて低下傾向を示す見込みだが、週間小売売上高に関しては「ハロウィーン」が絡むため改善した可能性がある。一方、10月・S&Pケース・シラー住宅価格指数は住宅市場落ち込みを反映、低下傾向が強まる見通しだ。米・10月CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数だが、市場予想(中央値/99.0)と前月(9月/99.8)から低下すると予想されている。特に、米・10月CB消費者信頼感指数が予想を下回れば「利下げ観測」を拡大させることになりそうだ。「利下げ(0.25%)」が確実視(利下げ確率は98%)されるFOMC(連邦公開市場委員会)金融政策発表に関しては、前週末辺りから一部に「利下げ」幅を0.50%(前週末時点の利下げ確率は8%だったが、週明けに確率は低下)に拡大させたアナリストも現れ、現時点での米景気先行きに対する悲観的な見方の強さを窺わせている。高値目標は118円00銭-119円00銭。
[ドル/円]FOMC控え動き鈍い

ドル/円は突っ込み買い、FOMC(連邦公開市場委員会/10月30-31日)を控え模様眺め傾向が強まるなか、ドル/円は上下ともに動き難い状況。10月末のFOMCでは既に利下げ(0.25%)が確実視されており、FRB(連邦準備制度理事会)が「利下げ」を見送った場合は市場に与える衝撃は大きい。ただ、サブプライム問題に端を発した「信用収縮」が経済に与える影響を巡り、FOMCメンバーの見解が一致しているとは考え難く「利下げ」に関しては不透明性を拭えない。米経済指標をベースに考えれば、10月雇用統計が今後の金利動向を占う「鍵」となり、内容次第では年内に更に「利下げ」を実施するとの観測が拡大する可能性も高いだけにドル/円はFOMC通過後の上値の重い推移となりそうだ。ただ、FOMCで「利下げ」が決定された場合、株価に上値圧迫が増大すると見られ、現時点では「ドル買い」に繋がり易いだけに波乱含みの展開となる見通しだ。高値目標は118円00銭-119円00銭。
[ドル/円]金利先安見通しが上値圧迫

ドル/円は突っ込み買い、月末に予定されるFOMC(連邦公開市場委員会)で追加利下げが決定されるとの観測が拡がり、ドル/円は上値の重い推移。また、前日(24日)に発表されたメリルリンチ巨額損失計上を受け米株式市場では「サブプライム問題に端を発した金融市場混乱により他の金融機関も予想外の損失を抱えているのではないか」との懐疑的な見方が増加しており、同日(25日)もAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ/保険最大手)が、サブプライム問題に絡んだ損失を発表するとの未確認情報が流され、株価を圧迫する場面が見られた。現時点で、市場筋は株価を信用リスク指標と捉えており、株価下落はドル/円を圧迫する要因となった。米景気見通しが不透明化するなか、金融市場全般に地合が不安定化しており、上下に振れ易い状況が続いている。経済指標では米・10月ミシガン大景況感指数確報値が発表される。市場予想は82.0(中央値)と前月(83.4)を下回っているが、強い内容となればドル/円買いに繋がりそうだ。ただ、影響の大きい株価動向からは目が離せない。高値目標は118円00銭-119円00銭。
[ドル/円]経済指標・株価とも圧迫要因

ドル/円は突っ込み買い、信用収縮が米景気に与える影響が警戒され地合が不安定化するなか、米・9月中古住宅販売件数は504万戸と前月から8.0%減少(前年同期比では19.0%減少)、市場予想(中央値/525万戸)を下回る弱い内容となった。また、リスク指標として注目される株式相場もメリルリンチ(米証券大手)が第3四半期決算で84億ドルの評価損を計上、純損益ベースで創業以来の最高水準となる22億4000万ドルの赤字となったことから下落幅は一時、206ドルに達し、ともにドル/円を圧迫する要因となった。その後、「利下げ観測」が浮上、株価は大幅に切り返してほぼ横這いで取引を終えたが、目先筋を中心に「キャリー取引解消」を背景とした売りが入り、ドル/円は上値の重い推移が続いた。ドルはメキシコ・ペソを除く主要15通貨に対し下落、投資家の「リスク回避指向」が圧迫要因であり、弱い指標や株価下落が引き金となった。米経済が依然として不安定化状況を抜けていないとの警戒感が払拭できず、グリーンスパン前FRBが指摘した「恐怖感に支配された状態」と言える。ただ、経済指標・株価が強い内容となれば「キャリー取引」も活発化するだけに当面は波乱含みの展開が続く見通しだ。高値目標は118円00銭-119円00銭。
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