ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-10

[トルコ・リラ/円]トルコ軍、イラク北部を爆撃



トルコ・リラは模様眺め、トルコ治安筋によればトルコ軍戦闘機が21-23日にかけイラク領内に20キロメートルまで侵入、地上部隊(約300名)はイラク領内に10キロメートル侵入した。トルコ側は、外交的解決を指向しており大規模な攻撃は控えるとしているが、イラク側の対応次第では、事態が更に悪化する可能性もあり予断を許さない状況だ。また、事態収拾に向けトルコ政府内で、親イスラム派と世俗派に摩擦が生じる可能性もあり、内外とも波乱を含んだ情勢だ。85円台割れは買い、92円を超えれば利益確定を優先。



[豪ドル/円]「利上げ観測」が拡大



豪ドル/円は突っ込み買い、豪・第3四半期生産者物価指数、消費者物価指数ともに確りした内容となり、RBA(オーストラリア準備銀行)が11月に追加利上げを決定するとの観測が拡大、対ドルでは利下げ観測も絡んで上値を試す動きだ。「リスク回避」指向を背景とした売り圧迫は警戒されるが、資源国としての強みもあり上昇基調を維持する見通しだ。高値目標は109円00銭。



[英ポンド/円]経済指標は底堅い



英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)金融安定報告によると金融市場混乱は未だに続いており、先進国の株式・商業用不動産・クレジット各市場に打撃を与える可能性を指摘しているが、リスク過小評価を避ければ新たな展開も期待できるとも述べている。英金融システムの不備も指摘されるだけに慎重な姿勢を前面に押し出した内容だが、堅調を維持する英経済に対する信頼性は高いと受け取れる。高値目標は239円50銭-240円00銭。



[ユーロ/ドル]金利差縮小見通し



ユーロ/ドルは逆張り、経済指標悪化を受け再び「金利先安見通し」が拡大したドルは、インフレ指標高止まりから「利上げ観測」が絡むユーロに対し弱含みに推移している。ただ、ECB(欧州中央銀行)も追加利上げがユーロ上昇に拍車を掛ける可能性が高い現状では「新たなリスク」を背負うことにも成りかねず、市場動向分析に時間を掛ける見通しだ。1.3700ドル台割れは買い、1.4300ドル付近は利益確定を優先。

[ユーロ/円]円/ドルに連動した動き



ユーロ/円は突っ込み買い、EU(欧州連合)株価が軟化したことからユーロ/円も目先筋による「キャリー取引解消」が上値を圧迫、ドル/円と連動する動きとなった。米株価下落を眺め「リスク回避指向」が強まったことが背景だが、現時点では米株式市場動向がリスク指標と見られており、EU株も米株式市場と連動する場面が目立つ。また、現時点で「リスク回避指向」は円を対ドル・ユーロで押し上げる要因と言える。高値目標は167円00銭。



[ドル/円]経済指標・株価とも圧迫要因



ドル/円は突っ込み買い、信用収縮が米景気に与える影響が警戒され地合が不安定化するなか、米・9月中古住宅販売件数は504万戸と前月から8.0%減少(前年同期比では19.0%減少)、市場予想(中央値/525万戸)を下回る弱い内容となった。また、リスク指標として注目される株式相場もメリルリンチ(米証券大手)が第3四半期決算で84億ドルの評価損を計上、純損益ベースで創業以来の最高水準となる22億4000万ドルの赤字となったことから下落幅は一時、206ドルに達し、ともにドル/円を圧迫する要因となった。その後、「利下げ観測」が浮上、株価は大幅に切り返してほぼ横這いで取引を終えたが、目先筋を中心に「キャリー取引解消」を背景とした売りが入り、ドル/円は上値の重い推移が続いた。ドルはメキシコ・ペソを除く主要15通貨に対し下落、投資家の「リスク回避指向」が圧迫要因であり、弱い指標や株価下落が引き金となった。米経済が依然として不安定化状況を抜けていないとの警戒感が払拭できず、グリーンスパン前FRBが指摘した「恐怖感に支配された状態」と言える。ただ、経済指標・株価が強い内容となれば「キャリー取引」も活発化するだけに当面は波乱含みの展開が続く見通しだ。高値目標は118円00銭-119円00銭。

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