ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-10

[米ドル/アイスランドクローナ]ドル動向には要注意



アイスランド・クローナは突っ込み買い、慢性的とも言える雇用逼迫状態が雇用コストを支える背景となり、活発な消費動向が続くだけに金融当局も政策金利を安易に引き下げられない状況。また、アイスランド政府も産業振興に力を入れており、経済規模が小さいだけに早い効果発現も期待される。ただ、米金利先安見通しを背景に「ドル売り/アイスランド・クローナ買い」の動きも見られ、ドル動向に相反した動きが増幅される可能性が高まっていることは念頭に置きたい。1ドル=62アイスランド・クローナ以下は売り、同65アイスランド・クローナ以上は買い。

[豪ドル/円]利上げ観測背景に上昇



豪ドル/円は突っ込み買い、堅調な豪経済指標・高値追いが続く原材料市況を反映して「利上げ観測」が拡大、豪ドル/円も上昇基調が続く見通しだ。26日午前には1豪ドル=0.91ドル台に上昇、一時は0.9119米ドルを示現、1984年5月以来の高水準に達した。米ドルは「利下げ観測」が上値を圧迫、豪ドルは「利上げ観測」が押し上げており、豪ドル/円にも上昇圧力が高まっている。高値目標は109円00銭。



[英ポンド/円]市場混乱の影響は限定的



英ポンド/円は突っ込み買い、NIESR(英国立経済社会研究所)は、英・2008年GDP(国内総生産)見通しを2.2%と前回(7月/2.6%)から引き下げたが、08年の予想下方改定は貿易鈍化を反映しており、金融市場混乱による国内経済への影響は限定的との見解を示した。金融市場混乱にも英経済が底堅い推移を維持していることを裏付ける内容と言えそうだ。高値目標は239円50銭-240円00銭。



[ユーロ/ドル]株価動向反映しユーロ優勢



ユーロ/ドルは逆張り、EU(欧州連合)株はフランステレコム好決算を受け上昇した反面、AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ/保険最大手)損失発表との未確認情報が流れ米株は下落、ユーロ/ドルは過去最高値に迫る上昇となった。株価動向を反映した展開だが、金融機関に対する不安感は欧米ともに存在するだけにユーロ/ドル買いも限定される可能性は高い。1.3700ドル台割れは買い、1.4300ドル付近は利益確定を優先。



[ユーロ/円]株価上昇を受け確り



ユーロ/円は突っ込み買い、欧州株式市場ではフランステレコムの好調な決算発表を受け買いが先行し通信株を中心に上昇したことからユーロ/円も確りした推移となった。欧米市場では株価動向が注目されており、株価上昇はユーロ買いを誘う材料となっている。また、ECB(欧州中央銀行)追加利上げ観測が根強いことも下値を支えている。ただ、金融市場混乱収拾には至らず、地合が不安定なことには注意が肝要だ。高値目標は167円00銭。



[ドル/円]金利先安見通しが上値圧迫



ドル/円は突っ込み買い、月末に予定されるFOMC(連邦公開市場委員会)で追加利下げが決定されるとの観測が拡がり、ドル/円は上値の重い推移。また、前日(24日)に発表されたメリルリンチ巨額損失計上を受け米株式市場では「サブプライム問題に端を発した金融市場混乱により他の金融機関も予想外の損失を抱えているのではないか」との懐疑的な見方が増加しており、同日(25日)もAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ/保険最大手)が、サブプライム問題に絡んだ損失を発表するとの未確認情報が流され、株価を圧迫する場面が見られた。現時点で、市場筋は株価を信用リスク指標と捉えており、株価下落はドル/円を圧迫する要因となった。米景気見通しが不透明化するなか、金融市場全般に地合が不安定化しており、上下に振れ易い状況が続いている。経済指標では米・10月ミシガン大景況感指数確報値が発表される。市場予想は82.0(中央値)と前月(83.4)を下回っているが、強い内容となればドル/円買いに繋がりそうだ。ただ、影響の大きい株価動向からは目が離せない。高値目標は118円00銭-119円00銭。



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