ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-11

[米ドル/アイスランドクローナ]予想外の利上げ



アイスランド・クローナは突っ込み買い、アイスランド銀行(中央銀行)は11月1日に政策金利を0.45%引き上げ13.75%としたことを発表した。アイスランド銀行は、2006年12月の利上げ以降、政策金利を据え置いていたことから「利下げ観測」が台頭していただけに「予想外の利上げ」と言える。慢性的な雇用需給逼迫が背景にあるようだが、住宅価格上昇抑制も意図していると見られる。また、「追加利上げ」を実施する可能性もあることから買い方針を維持したい。1ドル=60アイスランド・クローナ以下は売り、同65アイスランド・クローナ以上は買い。



[豪ドル/円]米株下落受け地合軟化



豪ドル/円は突っ込み買い、米株式市場が大手金融機関投資判断引下げから下落したことを受け地合が軟化した。また、原油・貴金属など商品相場が下落したことも嫌気された。ただ、前日に豪ドルは対米ドルで23年ぶりの高値圏に上昇、目先筋のポジション調整売りが入り易い状況となっており、押し目形成とも受け取れる展開。強い内容の経済指標発表が相次ぎ「金利先高見通し」が強いだけに上値追いが続く見通しだ。高値目標は109円00銭。

[英ポンド/円] 利下げ観測は後退



英ポンド/円は突っ込み買い、金融市場混乱による景気先行き見通し不透明化を背景とした「利下げ観測」が台頭、英ポンド/円は下値を試す展開となっていたが、BOE(イングランド銀行)金融政策転換に消極的との見方が強まり「利下げ観測」を後退させている。英ポンド/円もジリジリと水準を上げているが、現時点では金融市場混乱による悪影響を無視することは難しく上値は限定されそうだ。高値目標は239円50銭-240円00銭。



[ユーロ/ドル]ユーロに調整圧力



ユーロ/ドルは逆張り、米・EU(欧州連合)金利差拡大観測を背景にユーロ/ドルは上値追いを維持したが、FOMC声明を受け「利下げ観測」が後退したことに加え、大幅利下げ(0.50%)を見込んだ向きの調整売りが上値を圧迫している。米利下げ観測が再浮上すれば上値追いに転ずる可能性は高いが、米・EUとも金融機関に不安を抱えるだけに高値追いは要注意だ。1.3800ドル台割れは買い、1.4500ドル付近は利益確定を優先。

[ユーロ/円] 「年内利上げ」は不透明化



ユーロ/円は突っ込み買い、ユーロ圏・10月CPI(消費者物価指数)がECB(欧州中央銀行)目標を上回ったが、サブプライム問題に端を発した信用収縮が続くなか、欧州金融機関にも悪影響が及んでおり、「利上げ」を実施するためには市場混乱収拾が条件となるとの見方が拡大している。当面、ECBは経済指標を慎重に分析する姿勢を維持する見通しだ。高値目標は167円00銭。



[ドル/円]雇用統計がポイント



ドル/円は突っ込み買い、市場予想通りFOMC(公開市場委員会)では「利下げ(0.25%)」が決定されたが、FOMC声明内容が「住宅市場動向が景気に与える影響」と「インフレリスク」が対等に扱われ、FRB(連邦準備制度理事会)金融政策が中立的なスタンスにあるとの見方が台頭、「金利先安見通し」は後退したが、米国時間に発表される米・10月雇用統計内容次第では、再び「金利先安見通し」が浮上する可能性が高い。住宅市場の落ち込みが続くだけに悪影響が他セクターにも及び企業雇用が低下するとの見方が背景にあり、注目度が極めて高い経済指標だ。市場予想は非農業部門雇用者数が8万人増加、失業率は4.7%だが、非農業部門雇用者数予想が前月(11万人増加)から大幅に落込んでいることが、先行き見通しの弱さを現している。私見だが、アナリスト予想は極めて弱腰と言え、非農業部門雇用者数は10万人超える増加と見込んでいる。市場予想を大幅に上回る強い内容となれば「利下げ観測」が更に後退、ドル/円買いに繋がる見通しだ。高値目標は118円00銭-119円00銭。



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