ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-11

[トルコ・リラ/円] イラク国境問題に転機期待



トルコ・リラは突っ込み買い、武装組織・PKK(クルド労働党)によるテロ行為抑止に向けてトルコ軍はPKK拠点(イラク北部)を、イラク国境を超えて攻撃する構えを見せているが、数千人規模のトルコ軍が越境攻撃を強行すれば、イラク政情不安が深刻化する可能性が極めて高く、米・英はトルコに強く自制を求めている。一方、イラク政府もPKKに対する締め付けを強化することを表明していたが、圧力をかけPKKが拘束していたトルコ兵士(8名)を解放させた。また、エルドアン・トルコ首相は、ブッシュ大統領と越境攻撃問題で会談(11月5日/ワシントン)する予定であり、結果次第では緊張緩和も期待される。90円台割れは買い、97円を超えれば利益確定を優先。

[豪ドル/円] 利上げ確率高まる



豪ドル/円は突っ込み買い、RBA(オーストラリア準備銀行)が11月7日に政策金利を引き上げる予想確率は90%を超えている。総選挙を控えるだけに「低金利」が公約に含まれるハワード政権としては「選挙戦」に不利な状況となることから「利上げ」は避けたいところだが、RBAも極めて強い経済指標動向を無視することは難しく、政治的な圧力を押し切って「利上げ」を決定する可能性が極めて高い。高値目標は109円00銭。

[英ポンド/円] 英経済は底堅い推移



英ポンド/円は突っ込み買い、「ノーザン・ロック取り付け騒ぎ」を契機に英経済下振れに対する警戒感から「早期利下げ観測」が浮上していたが、英経済指標が底堅い推移を維持していることを受け「金利据え置き」との見方に傾いている。ただ、英国にしても金融市場動向は不透明化、英ポンド/円も不安定な動きだが、買い方針が妥当と見ている。高値目標は239円50銭-240円00銭。

[ユーロ/ドル] 金利差拡大観測



ユーロ/ドルは逆張り、前週末にドルは「メリル・リンチ」、「シティ・グループ」など大手金融機関に対し、EU(欧州連合)金融大手筋などにより損失拡大・株価下げ見通しが発表されたことからドル売り圧迫が増大、ユーロ/ドルも高値を更新する展開となった。金融機関に対する警戒感はドル・ユーロともに内包しており「金利差拡大観測」を背景とした動きと見られる。1.3900ドル台割れは買い、1.4600ドル付近は利益確定を優先。



[ユーロ/円]信用不安に揺れる



ユーロ/円は突っ込み買い、ユーロは対ドルで最高値更新が続いていることから対円でも上値指向が強いが、EU(欧州連合)市場も信用不安に対する警戒感が根強く、市場の不安定化は否めない。ECB(欧州中央銀行)金融政策にしても金融市場混乱の影響を受けており、「利上げ観測」を後退させる要因ともなっている。当面、不安定な動きをポジション構築に反映させる必要がある。高値目標は167円00銭。

[ドル/円] 金融機関損失に反応



ドル/円は突っ込み買い、前週末(11月2日)のNY為替市場では、序盤に発表された米・10月雇用統計で、非農業部門就業者数が前月比16万6000人増加と市場予想(中央値/8万人増加)を大幅に上回る強い内容となり、ドル買いが先行したが「メリル・リンチ」、「シティ・グループ」など金融機関損失拡大懸念が浮上、米株価が下落するとドルが売られる展開となり、終盤にかけて米株価が上昇に転じたことからドル買いが再び優勢となった。現時点では、サブプライム問題に絡んだ金融機関損失が経済指標発表を上回る影響力を持っていることを裏付ける動きと言える。また、株価が戻すに連れてドル買いも増加していることから、株価そのものにも同調する展開とも言える。景気先行き見通しが不透明化するなか、市場ではサブプライム問題を背景とした金融機関の損失に対する警戒感が極めて強く、当面は株価動向・金融機関に絡む報道の殆どが経済指標動向を超える材料として注目される展開が続く見通しだ。高値目標は118円00銭-119円00銭。

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