ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-11

[南ア・ランド/円] 資金流入加速か



南ア・ランドは突っ込み買い、米ドル下落に伴うインフレ警戒、サブプライム問題を背景とした信用収縮警戒などから逃避先として「貴金属市場」に投資資金が流入、世界でも有数の貴金属鉱山資源を持つ南アフリカ経済にも好影響を与えている。また、同国はレアメタル(希少金属)埋蔵量も豊富であり、権益確保を背景とした公的な資金流入が増大する可能性が高く、経済規模は更に拡大する見通しだ。他セクターの発展から既に鉱山セクターは同国にとり主要な産業の一つとなっているが、依然として経済に与える影響は大きく、貴金属・レアメタル需要増加は同国経済を牽引する要因だ。15円80銭台割れを買い、17円50銭台に迫れば利益確定を優先。

[豪ドル/円] 利上げ観測拡大



豪ドル/円は突っ込み買い、シティ・グループ追加損失計上見通し発表を受け地合が不安定化するなか、RBA(オーストラリア準備銀行)「利上げ観測」が買い要因となり、豪ドルは上値基調を維持している。既にRBAは金融政策委員会を開始しているが、政策金利発表は7日となる。資源国としての強みを持つオーストラリア経済は確りした推移を維持する見通しだが、信用不安拡大は豪ドルにとっても圧迫要因、高値追いには要注意だ。高値目標は109円00銭。

[英ポンド/円] 利下げ観測再浮上か



英ポンド/円は突っ込み買い、英・10月既存小売売上高は前年同月比1.0%増加と前月(9月/3.0%増加)を下回った。また、NIESR(英国立経済社会研究所)は英・8-10月GDP(国内総生産)伸び率見通しを前3ヶ月比0.7%増加と発表、7-9月(前3ヶ月比0.8%増加)から減速した。NIESRは成長率が年末に向け減速するとの見方を示唆しており、「利下げ観測」が再浮上する可能性もある。高値目標は239円50銭-240円00銭。

[ユーロ/ドル]地合不安定化



ユーロ/ドルは逆張り、景気動向は米・EU(欧州連合)ともに確りした推移を維持しているが、サブプライムに関連する損失に対する懸念が地合を不安定化させている。「金利差拡大観測」がほぼ織り込まれただけに動きに方向性が欠ける展開、サブプライム問題を背景とした市場混乱収拾には時間が掛かる見通しだけに揉合い傾向が強まる可能性が高い。1.3900ドル台割れは買い、1.4600ドル付近は利益確定を優先。



[ユーロ/円] 上値抵抗増大か



ユーロ/円は突っ込み買い、サブプライムに関連する損失に対する不透明性はユーロにも絡んでおり、ユーロもEU(欧州連合)域内株式市場動向に影響を受ける場面が目に付く。目標を上回る水準を推移するインフレ指標にも関わらず、ECB(欧州中央銀行)が「金利」を据え置いている要因だが、ECBも全体像を把握することは容易ではない。当面、底堅い推移は続く見通しだが、上値抵抗が増大する可能性が高い。高値目標は167円00銭。



[ドル/円] 信用不安再浮上



ドル/円は突っ込み買い、米・第3四半期GDP(国内総生産)、米・10月雇用統計など経済指標発表が相次いで市場予想を大幅に上回る強い内容となり、米景気の底堅い推移が確認されたにも関わらず、ドルは主要通貨に対し下落基調から抜けられない。ドル売りの背景にはサブプライム問題に端を発した信用収縮不安があり、メリルリンチ、シティ・グループなど大手金融機関がサブプライムに絡んだ損失を計上していることが更に信用不安に対する警戒感を煽っている。市場の関心は経済指標から金融機関動向に向いており、米株価動向が信用不安を推し量る材料視されるなかドル/円も米株価動向に左右される展開だ。また、シティ・グループは、80-110億ドル規模のサブプライム関連の追加損失を計上する見通しを5日に発表したことが、他にも同様の追加損失計上が発表されるとの警戒感を拡大させており、金融市場全般に不安定な状態が続いている。高値目標は116円00銭-117円00銭。



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