ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-11

[南ア・ランド/円] 利上げ観測浮上



南アランドは突っ込み買い、ワールドカップ開催を見据えたインフラ整備が景気を下支える背景となる一方、世界的な需要増加見通しを背景に貴金属相場が上昇、基幹産業の一角を担う鉱山セクターが活況を呈し、同国景気を牽引している。また、原油価格高騰がインフレ率上昇に拍車を掛けており、12月にも「追加利上げ」が決定されるとの観測が拡大している。ムボウエニ同国中銀総裁の「利上げ」を示唆する発言が手掛かりとなっているようだ。16円00銭近辺を買い、17円50銭台に迫れば利益確定を優先。



[豪ドル/円] 豪中銀、インフレ率上方修正



豪ドル/円は突っ込み買い、RBA(オーストラリア準備銀行)は12日に声明を発表、2007年12月までにコアインフレ率が3.25に加速、2008年8月までは同水準に止まるとの見通しを示した。8月時点のコアインフレ率見通し(3.00%)を上方修正した背景には、好調な消費・鉱山セクターの活況がある。12月にRBAが再利上げを決定するかは不透明だが、金利先高見通しを拡大させる要因だ。高値目標は109円00銭。



[英ポンド/円] 金融不安強まる



英ポンド/円は突っ込み買い、英バークレイズ損失巨額計上との観測が浮上、売り浴びせから同社株は急落、一時は売買停止措置が講じられるほど売り圧迫が強まる場面も見られたが、同社が観測を否定したことから買い戻された。市場の信用不安に対する警戒感の強さを窺わせた動きとなり、投機筋による「キャリー取引」解消に繋がり、円買い戻しに拍車を掛けた。高値目標は239円50銭-240円00銭。

[ユーロ/ドル] 金利差拡大見通し



ユーロ/ドルは突っ込み買い、金融機関がサブプライム問題に絡む損失を計上する可能性は米・EU(欧州連合)域内ともに高く、株式下落による圧迫は金融機関動向が鍵を握っている。米国で発生すればユーロ/ドル上昇に繋がり、EU域内で発生すれば上値圧迫が強まる。現時点でユーロ/ドル上昇を牽引する要因は「金利差拡大観測」だが、金融機関動向が絡むだけに波乱含みの展開だ。高値目標は1.4800ドル付近。



[ユーロ/円] 金融機関に不安絡む



ユーロ/円は突っ込み買い、バークレイズ(英国銀行第3位)がサブプライム問題に絡んだ巨額損失を計上との未確認情報が流れたたことが、投資家の信用不安を煽り「株価下落」に繋がった。発信源である米国株式市場に比べサブプライム問題による影響は小さいと見られているが、投資家が抱く不安の大きさを証明する格好となった。当面、ユーロ/円も不安定な動きが続く見通しだ。高値目標は169円00銭。

[ドル/円]ドル売り圧迫増大



ドル/円は下値模索、現時点で市場はFRB(連邦準備制度理事会)が「追加利下げ」を実施する確率を90%以上と見込んでいる。シティ・グループなど米有力金融機関が相次いでサブプライムに関連した評価損を計上しているが、格付け機関であるS&P(スタンダード・アンド・プアーズ)などによる「格付け」引下げが続いており、評価損が拡大する可能性が高いだけに投資家は金融機関動向に極めて敏感に反応する状況に陥り、信用不安が市場を覆っていると言える。また、信用不安を背景とした銀行の融資厳格化(貸し渋り)が米景気に与える影響も懸念されるなどサブプライム問題に端を発した市場混乱が招いた信用収縮による影響が拡大している。金融機関が抱えるサブプライム関連債権の全容が容易に掴めず、格付け機関による「格下げ」が続く以上、市場不安を払拭することは難しく、当面は金融市場全般に不安定な動きが続くことは避けられない。不安定化した地合のなか、ドル/円は下値を模索する格好だが、テクニカル的な抵抗線は110円近辺、110円台を割り込めば108円50銭-109円00銭辺りが下値目処となる。



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