[ドル/円]ドルが買い戻される

ドル/円は下値模索、投機筋が米サブプライム問題に絡んだ損失を補填するため「利益確定売り」を優先、保有高金利通貨ポジションを解消する動きが進み、ドルは対主要通貨で買い戻された。ただ、ポジション調整を背景とした「買い戻し」だけに本格的なドル買いに繋がる可能性は低いと見ている。S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)など有力格付け機関によるサブプライム住宅ローン担保証券「格下げ」が続いており、欧米金融機関は今後も評価損を計上すると見られており、投資家が抱く信用不安に対する警戒感を煽る材料が波状的に表面化する可能性が高く、ドル/円は不安定な地合から抜け出すことは難しい。一方、日本銀行は金融政策決定会合(12-13日)で、無担保コール翌日物金利誘導目標を「0.50%前後」とする現状の政策を維持することを(8対1)で決定、米景気に絡む先行き不透明性も「利上げ」を難しくしているが、国内経済指標の低調な推移が「利上げ」を阻む最大の要因と言える。日米ともに景気先行き見通しに不透明が絡むだけにドル/円下落にも限度があり、下値追いにも抵抗が強まる見通しだ。テクニカル的な抵抗線は110円近辺、110円台を割り込めば108円50銭-109円00銭辺りが下値目処となる。
注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |