ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-11

[トルコ・リラ/円]国境緊張は懸念材料

T1113.

トルコ・リラは突っ込み買い、エルドアン・トルコ首相とブッシュ米大統領の会談(11月5日)以降、イラク・トルコ国境緊張は続いているが、同国はPKK(クルド労働者党)取締りを背景とする国境侵犯は踏み止まっている。ただ、あくまでも小康状態であり、国境侵犯懸念が払拭されたわけではない。一方、同国9月経常赤字は前期に比べ増加、工業用素料需要増加などが背景だが、企業活動が活発な証でもあり材料的には強弱二面性を持っている。当面、突っ込みを丁寧に買い拾いたいが、イラク国境問題からは目を離せない。90円台割れは買い、97円を超えれば利益確定を優先。

[豪ドル/円]調整場面は買い場

A1113.

豪ドル/円は突っ込み買い、投機筋を中心にポジション調整を背景とした売り圧迫が強まり、高金利通貨は下押しているが、エネルギー価格高騰を背景に鉱工業セクターは活況を呈し、豪経済を牽引している。また、ポジション調整は商品市場にも及び、原油・貴金属価格を筆頭に全般的に軟化しているが、調整が一巡すれば上値追いに転ずる可能性が極めて高い。当面、調整場面は買い場と見たい。高値目標は109円00銭。



[英ポンド/円]英経済指標は強弱区々

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英ポンド/円は突っ込み買い、英金融機関に対してもサブプライム問題に絡む損失計上が警戒され英ポンド/円の地合も不安定化、株価動向に左右される場面が目立っている。一方、原油高騰によりインフレ上昇圧力も増大しており、安易に「利下げ」を選択することは難しい。現時点では、経済指標も強弱区々であり、当面はBOE(イングランド銀行)も「見極め」を優先させる見通しだ。高値目標は239円50銭-240円00銭。

[ユーロ/ドル]ドル買い優勢に



ユーロ/ドルは上値追い、投機筋が米サブプライム問題に絡んだ損失を補填するため「利益確定売り」を優先、ユーロ/ドルは下押した。当面、有力格付け機関によるサブプライム住宅ローン担保証券「格下げ」から欧米金融機関の損失計上は続く見通しだが、EU(欧州連合)当局筋がユーロ/ドル上昇に警戒感を強めているだけに上値抵抗が増大する可能性は高い。高値目標は1.4800ドル付近。

[ユーロ/円]ユーロ上昇に抵抗強まる



ユーロ/円は突っ込み買い、ユーロ圏財務相はユーロ上昇に対する警戒感を相次いで表明しているが、IMF(国際通貨基金)が示唆する「ファンダメンタルを反映」との客観的な見方ではなく、実際にユーロ上昇が経済に与える影響を懸念する発言であり、何らかの対応手段を講じる可能性がジリジリと高まっているようだ。ユーロ/円上昇にも抵抗が強まる見通し。高値目標は169円00銭。

[ドル/円]ドルが買い戻される



ドル/円は下値模索、投機筋が米サブプライム問題に絡んだ損失を補填するため「利益確定売り」を優先、保有高金利通貨ポジションを解消する動きが進み、ドルは対主要通貨で買い戻された。ただ、ポジション調整を背景とした「買い戻し」だけに本格的なドル買いに繋がる可能性は低いと見ている。S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)など有力格付け機関によるサブプライム住宅ローン担保証券「格下げ」が続いており、欧米金融機関は今後も評価損を計上すると見られており、投資家が抱く信用不安に対する警戒感を煽る材料が波状的に表面化する可能性が高く、ドル/円は不安定な地合から抜け出すことは難しい。一方、日本銀行は金融政策決定会合(12-13日)で、無担保コール翌日物金利誘導目標を「0.50%前後」とする現状の政策を維持することを(8対1)で決定、米景気に絡む先行き不透明性も「利上げ」を難しくしているが、国内経済指標の低調な推移が「利上げ」を阻む最大の要因と言える。日米ともに景気先行き見通しに不透明が絡むだけにドル/円下落にも限度があり、下値追いにも抵抗が強まる見通しだ。テクニカル的な抵抗線は110円近辺、110円台を割り込めば108円50銭-109円00銭辺りが下値目処となる。

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