ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-11

[トルコ・リラ/円] 政策金利引下げ



トルコリラは突っ込み買い、14日にトルコ中銀は政策金利を0.50%引下げ、16.25%とした。コアインフレ率低下・トルコリラ上昇が背景と見られる。連続して「利下げ」が実施されているだけにトルコ中銀が「緩和姿勢」に転じたことは明らかだが、依然として政策金利は極めて高い水準にあり、投資対象としての妙味は高い。当面は、ポジション構築を工夫して対応したいところだ。90円台割れは買い、96円を超えれば利益確定を優先。



[豪ドル/円]商品価格は高止まり



豪ドル/円は突っ込み買い、新興国需要急増・投機資金流入などを背景に原油・貴金属・穀物など商品価格は上昇基調が続いている。投機的な動きも指摘されるが、需要増加が見込まれるだけに下げ余地は乏しい。世界有数の資源国であるオーストラリア経済拡大を牽引する要因であり、今後も経済成長は高い水準を維持する見通しだ。高金利通貨として「キャリー取引」の対象だけに信用不安を背景とした投資資金流出が上値を圧迫する場面も目立つが、突っ込みは買い方針で臨みたい。高値目標は109円00銭。

[英ポンド/円]BOE四半期物価報告が圧迫



英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)から発表された四半期物価報告(インフレ報告)で、インフレリスクが均衡、2008年には「利下げ」実施する必要があることを示唆したため、英ポンド/円は下落した。ただ、現時点の経済指標からは「利下げ」を予想することは難しく、クリスマス商戦が空振りに終われば「利下げ」の可能性が生じると見ている。高値目標は239円50銭-240円00銭。



[ユーロ/ドル]ユーロ優勢が続く



ユーロ/ドルは上値試す動き、サブプライム問題に端を発した信用収縮改善を意図するFRB(連邦準備制度理事会)には「利下げ観測」が絡み、堅調な推移を維持する経済指標・目標を超えるインフレ水準などを背景にECB(欧州中央銀行)「利上げ観測」は根強く、ユーロ/ドルは上値を試す展開だ。ただ、EU首脳筋がユーロ上昇を警戒しており、何らかの対応を講ずる可能性も高まっている。高値目標は1.4800ドル付近。



[ユーロ/円] 利上げは不透明



ユーロ/円は突っ込み買い、EU(欧州連合)統計局から発表された2007年第3四半期(7-9月)GDP(実質域内総生産)速報値は前期比0.7%と市場と市場予想を上回り、ユーロ/円も確りした推移、ECB(欧州中央銀行)「利上げ観測」拡大がユーロ買いを増加させた。ただ、更なるユーロ上昇はEU経済を圧迫する要因と見られており、ECBが「利上げ」を決定するには抵抗が強い。ECB内部での意見調整も難しく、現時点では「利上げ」は見送られると見ている。高値目標は169円00銭。

[ドル/円]株価動向を背景とした動き



ドル/円は突っ込み買い、米・10月小売売上高は市場予想と一致したが伸びは鈍化、米・10月PPI(卸売物価指数)は総合・コアともに市場予想を下回り、ドルはユーロなど殆どの主要通貨に対し下落。ただ、対円では底堅い推移を維持。ドル/円は「円キャリー取引」を介して米株式市場動向に左右される展開が続いている。信用収縮に対する警戒感が高まり「円キャリー」取引解消が進む場面以外、ドル/円は底堅い推移が続く見通しだ。既に第3四半期(7-9月期)企業決算でシティ・グループ、メリル・リンチなど米有力金融機関の損失計上もほぼ一巡。当面、予想外の事態が発生しない限り、ドル/円が下落する可能性は低いと言える。ただ、格付け機関による「格下げ」が続くだけに金融機関の損失は増加する可能性が高い。テクニカル的な抵抗線は110円近辺、110円台を割り込めば108円50銭-109円00銭辺りが下値目処となる。

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