ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-11

[南ア・ランド/円]米株価動向に注目



南アランドは突っ込み買い、資源国としての同国に流入する投資資金は今後も大幅に増加する見込みだが、米サブプライム問題に端を発する信用収縮が、投資資金に与える影響が警戒され地合が不安定化、信用収縮に対する警戒を推し量る指標として注目される米株価動向に影響を受ける場面が目立っている。資源国通貨に総じて特徴付けられることだが、南アランドも例外ではない。反面、同国金利は先高観測が強く、現時点では突っ込みは買い場と言える。16円00銭近辺を買い、17円50銭台に迫れば利益確定を優先。



[豪ドル/円]米株価上昇を好感



豪ドル/円は突っ込み買い、投資資金流入が豪ドルを押し上げている面もあり、信用収縮を推し量る指標として注目される米株式市場動向に左右される展開が目立つ。また、OPEC(石油輸出機構)首脳会議で、ドル以外の通貨で原油取引を決済することが話し合われたことも豪ドルを対ドルで押し上げた。金融収縮不安を背景に地合が不安定化、上下に振れる展開が続いている。高値目標は109円00銭。

[英ポンド/円] 「利下げ」を警戒



英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)が12月にも「利下げ」を実施との観測が浮上、英ポンドは対ユーロで下押した。また、対円でも軟調な推移となっている。私見だが、英クリスマス商戦結果見極め以前にBOEが「利下げ」を決定する可能性は低いと見ており、BOEが「政策転換」を行うとすれば年明け以降となりそうだ。高値目標は238円50銭-239円00銭。

[ユーロ/ドル]悪影響増大を警戒



ユーロ/ドルは上値を試す展開、サブプライム問題に絡む信用収縮が米経済に与える悪影響が拡大するとの警戒感からユーロ/ドルは上値を試す展開。また、FRB(連邦準備制度理事会)「利下げ」観測、ECB「利上げ」観測も下値を支えている。反面、ユーロ上昇を懸念する動きも目立ち始めており、年内にも高値圏に到達する可能性が高い。高値目標は1.4800ドル付近。

[ユーロ/円] 金利差を背景に推移



ユーロ/円は突っ込み買い、ECB(欧州中央銀行)の目標を超える水準が続くEU(欧州連合)域インフレ指標動向を受け、金利差拡大観測を背景にユーロ/円は上値指向が強い。ただ、サブプライム問題を背景とした信用収縮はEU域内金融市場にも波及、ユーロ/円も安定性を欠いた展開。また、ユーロ上昇がEU域内企業に与える影響も大きく、ECB「利上げ」に不透明性が増大していることにも要注意だ。高値目標は169円00銭。

[ドル/円]不安定な推移が続く



ドル/円は突っ込み買い、FRB(連邦準備制度理事会)が、FOMC(公開市場委員会/12月11日)で「利上げ」を決定する市場確率は90%近いが、「利下げ」が実施されるとしても0.25%程度でなければ、却って米経済に悪影響を及ぼす可能性もあり、FRBも大幅な「利下げ」は避けたいと見られる。当面、米経済指標動向見極めを優先、内容次第で「金利政策」を決定するスタンスを維持しており、「利下げ」を織り込んだポジション構築を余り急ぎ過ぎないようにしたいところだ。また、サブプライム問題に端を発した信用収縮により損失が拡大するとの警戒心が根強いだけに市場不安定化が続く見込みで、ドル/円も上下に振れる展開は避けられない見通しだ。また、ドル圧迫要因として、OPEC(石油輸出国機構)がドル以外で決済に関する話し合いを行ったことなども挙げられる。テクニカル的な抵抗線は110円近辺、110円台を割り込めば108円50銭-109円00銭辺りが下値目処となる。

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