ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-11

[トルコ・リラ/円]欧米株価動向に揺れる



トルコリラ/円は突っ込み買い、高金利通貨であるトルコリラも欧米株式市場動向に反応、信用不安拡大が圧迫要因となっている。現時点で、PKK(クルド労働者党/武装組織)拠点攻撃に絡んだ「イラク国境問題」は小康状態だが、軍事問題だけに急変する可能性があり状況には注意が必要だ。また、トルコ中銀は政策金利を3回連続して引き下げ、緩和的な方針を打ち出しているが、金利水準が高いだけにポジション調整で対応したい。90円台割れは買い、96円を超えれば利益確定を優先。



[豪ドル/円] 欧米株下落受け地合軟化



豪ドル/円は突っ込み買い、欧米金融機関が信用市場に於ける損失を背景とした評価損増大見通しから下落したことを受け、信用不安拡大に対するを警戒感から投機筋を中心に「質への逃避」の動きが強まり、豪ドル/円を圧迫した。高金利通貨としての面を持つ豪ドルも欧米・アジア株価動向などの影響を受けており、株価に連動する場面が目立っている。高値目標は109円00銭。

[英ポンド/円] 利下げ観測拡大



英ポンド/円は突っ込み買い、英・11月住宅価格がロンドンを除き下落したことを受け、BOE(イングランド銀行)利下げ観測が拡大したことが英ポンド/円を圧迫。また、ノーザン・ロックに絡んだBOE貸出・政府支援に関し、議会で問題視されていることも圧迫要因となった。ただ、年内の「利下げ」に関しては不透明性が絡んでおり、経済指標動向に極めが優先される。高値目標は230円50銭-231円00銭。



[ユーロ/ドル] 金融機関に評価損懸念



ユーロ/ドルは上値試す展開、米国ではゴールドマン・サックス(米金融大手)が、シティ・グループに対する投資判断引下げ、欧州ではUBS(欧州最大の銀行/スイス)などの評価損増加懸念が浮上、ユーロ/ドルの上値を圧迫した。サブプライム問題に端を発した信用不安は欧米ともに根強く、ドル・ユーロともに信用不安が実体経済に与える影響を推し量る指標として注目される株価動向に反応する場面が目立つ。高値目標は1.4800ドル付近。

[ユーロ/円] 欧州株下落を嫌気



ユーロ/円は突っ込み買い、米国株式市場と同様にUBS(欧州最大の銀行/スイス)などEU(欧州連合)域内金融機関にも評価損増加懸念絡みで下落、ユーロ/円を圧迫した。信用不安はEU域内金融市場でも根強く、信用市場に於ける金融機関の損失増加見通し発表には敏感に反応、ユーロ売りに繋がる場面が目立っている。また、ECB(欧州中央銀行)「利上げ観測」後退も地合を軟化させている。高値目標は169円00銭。

[ドル/円] 株価下落眺めドル売り優勢



ドル/円は突っ込み買い、ゴールドマン・サックス(米金融大手)は、シティ・グループに対する投資判断を「売り」に引下げたことなどが嫌気され、米株式市場は8月22日以来の安値水準に落込んだことを受けドル売り優勢に推移した。ゴールドマン・サックスは、シティ・グループが、07年第4四半期から08年第1四半期にかけて信用市場の損失による評価損が150億ドルに達する可能性があるとの見通しからシティ・グループの投資判断を引き下げたが、市場では他の金融機関でも同様に評価損が増加するとの観測が強まり、売り急増に繋がった。また、米住宅用品小売大手が利益見通しを下方修正したこともドルを圧迫した。現時点で、サブプライム問題を背景とした欧米有力金融機関の巨額評価損が相次いで発表されるなか、信用市場の混乱が実体景気に与える影響に対する懸念から「株価動向」が信用不安を推し量る材料視されており、ドル動向も株価に左右される展開が続いている。信用不安に対する警戒感が高まるなか、投機筋を中心に「キャリー解消」が進み、円は対主要通貨で買い戻された。テクニカル的な抵抗線は110円近辺、110円台を割り込めば108円50銭-109円00銭辺りが下値目処となる。

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