ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2007-11

[アイスランドクローナ/円] 損失計上の影響は軽微



アイスランド・クローナ/円は突っ込み買い、カウプシング銀行(アイスランド最大の銀行)は、仕組み信用証券に絡む8500万ユーロ)の損失を2007年・第4四半期(10-12月)に計上すると発表したが、同時にNIBCホールディング(オランダ)買収資金(30億ユーロ)調達のための新株発行(2億1000万株)計画を発表、損失計上が同行に影響を与える影響が軽微であるとの自信を示すとともに国際金融市場に乗り出す意欲を前面に押し出しており、今後の動向が期待される。金利先高観測が強いだけに、アイスランド・クローナは買い方針維持だが、金融機関にサブプライム問題の影響も見られるため、突っ込み買い方針が妥当。高値目標は1アイスランド・クローナ=1.81円近辺。

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[豪ドル/円] 金利差拡大観測



豪ドル/円は突っ込み買い、豪・07年第3四半期経常収支(季節調整済み)は、155億8700万豪ドルと市場予想(164億豪ドル)を下回る堅調な内容となり、「利上げ期待」を拡大させた。一方、米景気先行き見通し不透明化から「米利下げ観測」が強まり、豪ドルは対米ドルで上昇基調に転じた。対円でも確りした推移となり、上値期待の膨らむ展開だ。ただ、高金利通貨だけに米株式市場動向対する反応も敏感、買い場を慎重に選ぶことが基本だ。高値目標は109円00銭。

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[英ポンド/円] 要人発言が響く



英ポンド/円は突っ込み買い、インフレ・成長見通しとも悪化傾向を懸念するキングBOE(イングランド銀行)総裁証言からは「金融政策」を判断する手掛かりはなかったが、ブランチフラワー金融政策委員会委員は、インフレ・経済成長の微妙なバランスが存在することを認めた上で、「金利は今のうちに低下するべき」との見解を示唆、「利下げ観測」を拡大させる背景となった。英ポンド/円も軟調に推移しているが、最近の要人発言を総合すれば「利下げ」確率は50%程度と見ている。高値目標は231円50銭-232円00銭。



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[ユーロ/ドル] ドルが優勢を維持



ユーロ/ドルは修正安、米・EU(欧州連合)ともにサブプライム問題に絡む銀行・金融機関の「損失計上」リスクを抱えるが、シティ・グループが中東系投資機関から出資を受けたことから米金融市場が小康状態となった反面、EU市場では不安定な状況が続いていることが対ドルでのユーロ売りを誘引する背景となっている。また、目先筋もユーロ買いポジションを調整しており、ユーロ/ドルは修正安場面を迎えている。下値目処は1.4500-1.4600ドル近辺。

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[ユーロ/円] 欧州に信用不安波及



ユーロ/円は下値模索、サブプライム問題に絡む「損失計上」懸念は、欧州の銀行・金融機関にも波及、ユーロ/円を圧迫する要因となっている。また、これまで「金利差拡大見通し」を背景にユーロ買いを牽引していた目先筋の方針を転換、ポジション調整を優先していることもユーロの圧迫要因。ただ、インフレ率上昇が見込まれ、ECB(欧州中央銀行)が予想外の措置を講ずる可能性もあり売り方針は勧められない。ユーロ/円は下値見極めを優先、買い場を待ちたい。高値目標は167円00銭。

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[ドル/円] 利下げ期待拡大



ドル/円は突っ込み買い、米・07年第3四半期(7-9月)GDP(実質国内総生産/季節調整済み、年率)改定値は前期比年率4.9%増加と過去4年で最大の伸びとなったものの、米・10月新築一戸建て住宅販売は年率換算72.8万戸と市場予想(中央値/75万戸)を下回り、米・週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)も35.2万人と9ヶ月ぶりの水準に上昇、市場予想(33万人)を上回るなど総じて弱い内容となったが、米株価は「利下げ期待」が下値を支える格好となり、底堅い推移を維持したことからドル買いが継続。ただ、ドル/円は「リスク指向」の弱まりから上値の重い推移となった。市場は「信用不安」に対する警戒感から、リスクを推し量る指標として株価動向を注視しており、当面は株価動向に左右される展開が続く見込み。ただ、株式市場では「クリスマス商戦」不振と見方を背景に小売セクターが軟調に推移、消費関連指標にも影響を与えるだけに動向には注意したい。「信用不安」に対する警戒感が市場を不安定化させていることから、ドル/円も突っ込みを狙う慎重な買い対処が基本と言える。

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