〔トルコ・リラ/円] 国境緊張が気掛かり

トルコ・リラは突っ込み買い、未だに続く「イラク国境緊張」は気掛かりだが、PKK(クルド労働党/武装組織)掃討は、テロ攻撃を被ったトルコ側に正当性があり、米・英政府による打開策を期待するしかない。高金利通貨(政策金利/16.25%・11月15日決定)として、投資妙味が高いだけに敬遠するには惜しい通貨であり、慎重に買い場を選んで短期的な対応で対処したい。また、トルコ中銀が「緩和姿勢」に転じていることにも注意が必要だが、金利差が極めて大きいだけに、ある程度は無視できる要因と言える。ただ、高金利通貨だけに米株価動向に左右される場面が目立つことから、買いを入れるタイミングは選びたい。90円台割れは買い、96円を超えれば利益確定を優先。
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[豪ドル/円] 米株価下落を嫌気

豪ドル/円は突っ込み買い、米株価急落から目先筋による「キャリー取引解消」が先行、豪ドル/円は下押した。「高金利通貨」としての側面を持つ豪ドルは、投資資金の流れに左右され易く、「質への逃避」に巻き込まれた格好となった。一方、現時点でドル下落は商品相場を押し上げる要因であり「資源国通貨」としての豪ドル評価は上昇している。当面、突っ込み買い方針を維持、買い場を狙う姿勢で臨みたい。高値目標は108円00銭。
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[英ポンド/円] インフレ動向に注目

英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)利下げを「緩和姿勢に転換」と受け取るにはインフレ動向が気掛かり、消費関連指標見極めを優先して突っ込み買い方針を維持したい場面だ。「信用不安」に対する警戒感は強いが、現時点で減速傾向を指摘できる指標は「住宅関連」であり、過熱気味に推移してきたこれまでの経緯を見れば、当然とも言える展開だ。当面、突っ込み買い方針、高値目標は230円50銭-231円00銭。
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[ユーロ/ドル] 買い戻しからドル優勢に

ユーロ/ドルは逆張り、FOMC(連邦公開市場委員会)で「大幅利下げ(0.50%)」が決定されるとの思惑を背景に、対ユーロでのドル売りを進めていた目先筋が、ポジション調整買いを優先、ドルは対ユーロで優勢に転じた。欧米ともにサブプライム問題に絡む「信用不安」を抱えるだけに、金利見通しを背景とした動きだが、不安定性が高いだけにポジションを一方に傾けることは避けたい。下値は1.4500ドル近辺、上値は1.4800ドル近辺か。
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[ユーロ/円] 景気動向に不透明性

ユーロ/ドルは突っ込み買い、欧州委員会・ECB(欧州中央銀行)要人筋からインフレに対する警戒を示唆する発言が相次ぎ、「利上げ観測」が浮上しているユーロだが、金融市場混乱収拾に目処が立たない現状では、ECBが利上げを強行することは考え難い。この状況での利上げは「ユーロ上昇」に繋がり易く、一方でユーロ上昇を警戒するECBが安易に選択できる手段ではないと見ている。高値目標は166円00銭-167円00銭。
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[ドル/円] 利下げ幅に失望か

ドル/円は突っ込み買い、大半の市場参加者の市場予想通りFOMC(連邦公開市場委員会)では「利下げ(0.25%)」が決定されたが、米株式相場は最近1ヶ月では最大の下げ幅となり、ドル/円は110円台後半に下落した。また、アナリストの殆どが株式下落を「失望売り」と指摘しているが、事前に自らが予想した結果に失望したことになり、矛盾した見解と言える。FOMCを控え、米・11月雇用統計が確りした内容となったことを反映、市場では「0.25%利下げ」予想確率が80%に近い水準となり、「0.50%利下げ」予想確率は30%台を割り込んでいた。この有様では大半のアナリストが指摘するリセッション(景気後退)懸念を真に受けることもできない。当り外れの問題ではなく、自己都合による不安定な予想は、一般投資家に悪影響を与えることになるだけに可能な限りシビアな判断を心掛けて欲しい。結局、大幅な株式下落は目先筋による「ポジション整理売り」、ドル下落は同様に目先筋による「キャリー取引解消」が主な要因と見ている。私見だが、FOMC声明文で経済成長・インフレ見通しに不透明性が増したとしており、次回FOMCでも利下げが決定される可能性が高いと見ている。当面、消費動向に関する経済指標動向を注目したい。レンジは107円50銭から112円00銭どころか。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
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商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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