[アイスランド・クローナ/円]地合不安定化に注意

アイスランド・クローナは突っ込み買い、国際復興銀行(世界銀行)、EBRD(欧州復興開発銀行)などが相次いで、アイスランド・クローナ建て債券を発行しているが、高水準を維持するアイスランド政策金利(13.75%)を反映して、表面金利はいずれも12.00%と群を抜く高さだ。アイスランド・クローナ建て債券発行は、現時点で同国経済が安定している証と言えるが、欧米金融市場不安定化を背景に地合が不安定化していることは否めず、上下に振られる推移が続いている。当面、突っ込みを買い拾う慎重な姿勢を堅持したい。高値目標は1アイスランド・クローナ=1.81円近辺。
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[豪ドル/円]流動性低下に伴い上昇加速

豪ドル/円は突っ込み買い、FRB(連邦準備制度理事会)、米政府による「景気後退回避策」が奏功し投資資金流動性が低下、豪ドル買いが積極化している。また、07年第4四半期CPI(消費者物価指数)発表が、豪基調インフレ率の高さを示す内容となったことから、「追加利上げ観測」が拡大していることも買いに拍車を掛けている。地合が不安定なだけに積極的に買い難いが、突っ込みは買い拾いたい。高値目標は102円00銭。
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[英ポンド/円]利下げ観測が上値圧迫

英ポンド/円は突っ込み買い、24日に発表された英・07年12月住宅ローン申請件数は42088件と前年同月比37.8%減少と3ヶ月連続して減少となった。同発表は市場に大きな影響を与えず、英ポンド/円は上昇している。金利差を背景とした円売りが入った可能性もあるが、ポジション調整買いが中心と見ている。英経済にも「景気後退観測」が絡んでいるだけに積極的な買いは勧められないが、「売り過ぎ」傾向が窺えるだけに突っ込みは買い拾いたいところだ。高値目標は213円00銭-215円00銭。
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[ユーロ/ドル]金利差織込み先行

ユーロ/ドルは、ECB要人筋による「金利低下観測」を否定するタカ派的な発言を受け、金利差拡大織込みが先行、当面はユーロが優勢を維持する見通しだ。一方、EU(欧州連合)域内金融機関が損失を計上する可能性があり、ユーロにポジションを傾け過ぎることは避けたいところだ。また、金融市場には根強い不安感があり、地合安定が期待できない情勢だけに「逆張り」方針を維持。下値は1.4500ドル近辺、上値は1.4800ドル近辺か。
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[ユーロ/円]金利低下観測後退

ユーロ/円は突っ込み買い、ECB(欧州中央銀行)理事会メンバーでもあるウェーバー独連銀総裁が、市場に浮上している「金利低下観測」を希望的観測と一蹴、ポジション調整買いを巻き込んで、ユーロ/円は上げ足を速めた。また、独・1月IFO業況指数(総合)が、予想に反し上昇したことも買い材料となった。ただ、現時点では米政府・FRB(連邦準備制度理事会)による「景気後退回避策」が注目されているが、ユーロ圏景気動向に兆している減速傾向が解消されなければ、売り圧迫が強まる可能性は高い。高値目標は159円00銭-160円00銭。
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[ドル/円]緊急利下げ、タイミング絶妙

ドル/円は突っ込み買い、24日(欧州時間)に明らかとなったソジェン(ソシエテ・ジェネラル/仏大手銀行)損失は、同行トレーダーの不正取引により発生したが、損失額は49億ユーロ(71億6000万ドル/約7709億円)と巨額。また、同時に発表されたサブプライム問題を背景とした金融市場混乱による損失計上(20億5000万ユーロ)を含めると約70億ユーロとなり、米ドルに換算すれば100億ドルを上回る損失を被ったことになる。これは仮定だが、FOMC(公開市場委員会)緊急利下げ決定が遅れていれば、金融市場に大きな衝撃を与える材料となった可能性が極めて高い。緊急利下げ・景気刺激策と相次いで打ち出された「景気後退回避策」が功を奏し、欧州市場株価は反発、次いで米国株価も続伸となり、ドル/円も連れて上昇した。ただ、市場を覆う不安感が払拭された訳ではなく、依然として不安定な地合が続いていることは、最終的には続伸したダウ30種平均が一時、マイナス圏に沈んだことが証明している。25日は経済指標発表もないことから米株価動向の影響が強まる見通しだ。当面、突っ込みを待つ慎重な姿勢を維持することが必須条件だ。レンジは105円00銭から110円00銭どころか。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
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