ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-03

[トルコ・リラ/円] 政情不安定化を警戒



トルコ・リラは突っ込み買い、「高金利通貨」であるトルコ・リラは、投資資金動向に影響を受け易く、米国金融市場混乱に伴う「リスク回避」の動きを背景に上値の重い推移が続いている。一方、親イスラム派が政局を担当して以来、これまで政権を担当してきた世俗派との摩擦増大も警戒されてきたが、トルコ検察当局が親イスラム派である与党を非合法化に向け、司法当局に提訴したことから「政情不安」が再び浮上している。司法当局による審問は31日(現地時間)だが、前週末からトルコ・リラ売りが先行、大半は織り込んだ格好となっている。「リスク回避」と「政情不安」が圧迫要因だけに「下値見極め」を優先する場面。現時点での下値目処は75.00円台割れ近辺か。

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[豪ドル/円] リスク回避



豪ドル/円は押し目買い、「米経済リセッション入り観測」を背景に「リスク回避」に傾いた投資資金動向が「豪ドル」を圧迫している。現時点で、RBA(オーストラリア準備銀行)「金利据え置き」観測(金融政策決定会合/4月1日)が大勢を占めているが、民間機関によるインフレ率予想は4.0%近辺にあり、5月には「追加利上げ」が見込まれている。ポジション調整売りは別にして「買い方針維持」が妥当。ただ、地合が不安定なだけに高値追いは避け、90円台割れを待って買い拾いたいところだ。

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[英ポンド/円] 利下げ観測



英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)総裁による金融政策緩和を示唆する発言以降、「利下げ観測」拡大を背景に売り圧迫が増大している英ポンド/円だが、確かに「利下げ余地」を残してはいるが、住宅関連指標が底を打った可能性もあり、インフレ関連指標も堅調な推移を維持しているだけに、安易に売り込むことは避けたい。「利下げ(0.25%)」を勘案したとしても195円以下を売り込むことは難しく買い方針は維持したい。195円台割れは買い。

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[ユーロ/ドル] ユーロ優勢に転じる



ユーロ/ドルは逆張り、ドイツのインフレ圧迫増大を示唆する経済指標・利上げを示唆した独連銀総裁発言により「金利先安観測」が後退、FRB(連邦準備制度理事会)「利下げ観測」と相乗してユーロが優勢に転じた。ECB(欧州中央銀行)がインフレ抑制に注目、FRBはリセッション入り阻止を意図するだけに当然の結果とも言えるが、ユーロ圏景気にも減速傾向が兆しており、ユーロに大きくポジションを傾けることは勧められない。下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5900ドル近辺か。

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[ユーロ/円] 利下げ観測後退



ユーロ/円は戻り待ち、前週末に発表された独・3月CPI(消費者物価指数)速報値が、前月比0.5%上昇・前年同月比3.1%上昇と市場予想(中央値/前月比0.3%上昇・前年同月比2.8%上昇)を上回ったことと、ウェーバー独連銀総裁の「利上げ」を示唆する発言により「利下げ観測」が後退、「金利差拡大観測」を背景に買われたが、インフレ要因に食品価格上昇も含まれており「利上げ」を実施した場合、経済動向に与える悪影響が拡大する可能性がある。また、ユーロ圏金融機関も米国金融機関と同様に損失増加が警戒されていることも見落とせない。当面、買われ易い場面だが、利上げ実施時には「売り方針」を選択肢に入れた対応が無難と言える。160円台は高値警戒圏。

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[米ドル/円] 雇用統計発表に注目



ドル/円は波乱含み、米経済がリセッションに入っているとの見方が、大半のアナリストに支持されており、今週末(4日/米国時間)に発表が予定される「米・3月雇用統計」が、リセッション入りか否かを判断する指標として市場参加者の注目を集めている。換言すれば、それ以前に発表される米・経済指標は、前座として扱われ、多少は上下しても米・3月雇用統計発表により方向が決定付けられると言える。現時点(3月31日)での市場予想(中央値)は、非農業部門雇用者数が5.0万人減少と前月(2月/6.3万人減少)から改善、失業率は5.0%と前月(2月/4.8%)から悪化が見込まれている。一方、FRB(連邦準備制度理事会)も市場動向を把握していることは確実で、発表内容によっては市場対策を打ち出す可能性が極めて高い。また、短期・投機筋による思惑的なドル売りも先行しており、強い内容となればポジション調整買い(ドル買戻し)が入る可能性も高い。いずれにせよ「正念場」となるだけに、波乱を嫌う向きは早めにポジション調整を行う必要がある。次いで注目される指標は、米・2月製造業受注指数(2日/米国時間)、市場予想(中央値/-0.8%)と前月(1月/-2.5%)から改善が予想されている。ただ、予想レンジが広く(+0.7%から-0.8%)波乱要因とも言える。市場予想を下回り、製造業の落ち込みが示された場合は、ドル売りが活発化する可能性が高い。他にも指標は発表されるが、当日(日本時間)に解説するに止めたい。思惑交錯からドル/円は上下に振れる可能性が高く、ポジション構築には余裕が必要。下値は95円近辺、上値は100近辺。

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[南ア・ランド/円] 政策金利引上げか



南ア・ランドは突っ込み買い、ムボウェニ南ア中銀総裁は議会証言(26日)で、金融セクターでの流動性緩和措置を講ずると言明したが、現時点では必要性がないとも述べており、南ア金融市場は切迫した流動性問題はないと見て良いだろう。反面、国際的なイベントを控え「建設ラッシュ」が続き、「富の分配」を背景とした富裕層増加などからインフレ率に対する押し上げ圧力が増大、「政策金利引き上げ」の可能性も高まっている。「高金利通貨」として金融市場不安定化による圧迫を受けている南ア・ランドだけに買いを入れる好機と言える。12円台割れは買い場。

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[豪ドル/円] 売り買い交錯



豪ドル/円は押し目買い、米金融市場混乱はやや落ち着きを見せているが、米株価動向は未だに不安定な状態から抜け出せず、売り買い交錯から豪ドル/円も方向性が定まらない。基本的には「買い方針」だが、「リスク回避」と「リスク選好」の流れが変わり易いだけに、買い場探しには慎重にならざるを得ない。高値追いは避け、90円台割れを待って買い拾いたいところだ。90円台割れは買い。

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[英ポンド/円] BOE動向に注目



英ポンド/円は突っ込み買い、キングBOE(イングランド銀行)総裁による「金融緩和」を示唆する発言が気掛かり材料だが、BOE目標(2.0%)を上回る水準を推移するインフレ率を勘案すると経済指標がある程度の落ち込みを示唆しなければ「利下げ」は難しいと見ている。ただ、金融市場混乱が景気に与える影響もあり、経済指標動向を慎重に見極めたいところだ。195円台割れは買い。

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[ユーロ/ドル] 高値警戒圏を推移



ユーロ/ドルは逆張り、ユーロ/ドルはやや軟化したが1.58ドル付近を推移、高値警戒圏から抜け出せない。内外アナリストがユーロ買いに傾いているためだが、金利差を背景とした対ドルでの高値圏推移も長期化すればリスクを抱え込むことになる。ユーロ上昇が食品・燃料などを背景とする「インフレ高止まり」に対する抑制効果が認められないだけに、安易な追随買いは避けたい。下値は1.4300ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。



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[ユーロ/円] 短期金利に上げ圧力



ユーロ/円は高値警戒、ECB(欧州中央銀行)追加流動性供給方針表明を受け、ユーロ圏短期金利は軟化したが、金融機関に対する不信感は払拭できず、ECBが模様眺め姿勢を維持していることから、当面は不安定な推移から抜け出せない見通しだ。このところ発表される経済指標は確りした内容だが、インフレ率改善を窺わせる指標はなく、高止まりが続けば圧迫要因として、一段と市場の関心が高まる見通し。160円近辺は高値警戒圏。

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[米ドル/円] 米金融市場に落着きの兆し



ドル/円は波乱含み、FRB(連邦準備制度理事会)による異例と言える積極的な市場混乱収拾策により、米国金融市場は落ち着きを取り戻したようだ。短期・投機筋を中心とした故意的な未確認情報流出など「煽動行為」は相次いでいるが、混乱時に見られたパニック的な混乱を引き起こすには至らず、市場に冷静さが戻ってきた兆しが窺える。ただ、未だに平常時の状態までには回復しておらず、今後も波状的に繰り返される可能性が高い短期・投機筋による「煽動行為」には注意が必要だ。当面、経済指標をベースとした判断が肝要だが、内外アナリストにも足が地に付いていない向きが目立つだけに、投資家自身が適切な判断を要求される場面。また、金融市場動向が与える影響が低下したわけではなく、全体を眺める視線も必要と言える。米国時間に発表される経済指標だが、米・2月コアPCE(個人消費支出)価格指数は前月(1月/0.4%上昇)を下回ると予想(前月比0.1%上昇)されており、予想を下回れば売り材料となる可能性が高い。また、米・2月個人消費支出の落ち込み幅が大きくなれば圧迫要因となる。米・3月ミシガン大消費者信頼感指数も悪化が予想されている。反面、いずれの経済指標も予想を上回れば「買い要因」となる。思惑交錯からドル/円は上下に振れる可能性が高く、ポジション構築には余裕が必要。下値は95円近辺、上値は100円近辺。

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[トルコ・リラ/円] 米国市場不安定化



トルコ・リラは突っ込み買い、パニック的な市場の動きは漸く落着きを取り戻してきたが、不安定な状況が続いており、高金利通貨として投資対象となっているトルコ・リラも上値の重い推移が続いている。ただ、トルコ・リラ/円も77円近辺で踏み止まり、米金融市場不安定化にも改善傾向が兆しているだけに、底値圏となる可能性がある。このまま回復に向かうことは考え難いが、下値抵抗も感じられることから「買い拾い」が奏功しそうだ。5月には国営企業の株式公開も予定され、投資資金流入が見込めるだけに積極的に「買い場」を探したい。77円台割れは買い、81円を超えれば利益確定を優先。

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[豪ドル/円] 売り買い交錯



豪ドル/円は押し目買い、弱い米経済指標発表を受け、市場が「リスク回避」に傾き「高金利通貨」としての豪ドルを圧迫。一方、ドル下落を手掛かりにファンド・投機筋は金・原油を中心に買い攻勢を仕掛け商品価格が大幅に上昇、「資源国通貨」としての豪ドルを押し上げており、動きは高安区々となっている。ただ、ロング・ショートとも腰が入らず、迫力には欠けている。先行き見通しが難しく不安定な推移だが、買い方針を維持したい。90円台割れは買い。


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[英ポンド/円] BOEは緩和方向か



英ポンド/円は突っ込み買い、キングBOE(イングランド銀行)総裁は質問に答える形で、金融政策は緩和方向にあるとの見解を示唆したが、政策金利に下げ余地を残すだけに気掛かりだ。反面、消費関連指標は意外に底堅く、インフレ水準もBOE目標を上回る水準を推移しており、安易に「利下げ」を選択できる状況ではない。当面、景気後退回避・インフレ抑制とのバランスを見極めたい。195円台割れは買い。

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[ユーロ/ドル] 経済指標に明暗



ユーロ/ドルは逆張り、前日の欧米市場では、米・2月耐久財受注額が市場予想を下回り、独・3月企業景況指数が市場予想を上回ったことからドル売り・ユーロ買いの流れが形成された。ドル売り・ユーロ買いとも限定され、パニック的な売買が避けられたことは評価される。対ドルで1.55ドルを上回るユーロ水準は、ユーロ圏経済を圧迫する可能性が高く、ECB(欧州中央銀行)も長期化は避けたいところだが、高いインフレ水準が妨げとなり、積極的な対応が難しく、模様眺め姿勢を余儀なくされている格好。下値は1.4300ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。

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[ユーロ/円] 高値警戒



ユーロ/円は高値警戒、独・3月企業景況指数などユーロ圏経済指標が市場予想を上回る強い内容となり、対ドルでユーロ買いが先行、ユーロ/円も連動して上昇したが、157円台を維持できず、156円台前半を推移している。金融機関に絡むリスクを抱えているのは、米国だけではなく、ユーロ圏も同様で、インフレ率が高いだけ経済先行き絡む不安も払拭できない。高値圏推移と見て追随買いは避けたいところだ。当面、ドル売りが続く可能性が高く買い方針も有効だが、高値圏での売りも選択肢に加えたい。160円近辺は高値警戒圏。


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[米ドル/円] 米経済指標は弱い内容



ドル/円は波乱含み、米・2月耐久財受注額が市場予想を下回り、独・3月企業景況指数が市場予想を上回ったが、ドル売り・ユーロ買いの流れを形成、ドル/円も連動する格好となり、下落した。市場混乱が続いた影響を被り、米経済指標は目先的に落ち込むことは当然であり、ユーロ圏経済指標も当面は確りした内容となっても不思議ではない。以前との相違は、市場参加者も安易なドル売りは控えており、ドル売り・ユーロ買いともに限定されたという点だ。米国時間に発表される経済指標では、週間新規失業保険申請件数が注目されるが、前週(37.8万件)から改善が予想(36.0万件)されている。ただ、最近の金融機関による人員整理などが影響、市場予想を下回る可能性がある。一方、FRB(連邦準備制度理事会)は、TSLF(ターム証券貸出制度/証券貸出制度)による初めての入札(期間28日・総額750億ドル)を予定しており、リスクを抱える住宅ローン関連証券と米財務省証券を交換する格好で貸し出されるため、米企業に対する不安感が和らぎ、ドル買いに繋がる可能性もある。思惑交錯からドル/円は上下に振れる可能性が高く、ポジション構築には余裕が必要。下値は95円近辺、上値は100近辺。

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[アイスランドクローナ/円] 予想外の利上げ



アイスランド・クローナは突っ込み買い、前日(25日)アイスランド中央銀行は、政策金利を13.75%から15.00%に引き上げることを決定した。アイスランド経済動向からすれば、現時点で「利上げ」を実施する必要性はなく、予想外の利上げ決定と言える。アイスランド・クローナ下落阻止を意図した「利上げ」であり、同中銀の下落阻止に対する強い意志が示された格好だ。アイスランド・クローナ買いには支援材料、同中銀の積極性を評価して買い方針を維持したい。1.25円割れは買い拾いたいところだ。高値は1.35円近辺。

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[豪ドル/円] 商品価格反発が下支え



豪ドル/円は押し目買い、米経済指標が弱い内容となり米リセッション(景気後退)に対する警戒感から「リスク回避」の動きに傾き、「高金利通貨」としての豪ドルは上値を圧迫された。一方、原油・貴金属など商品価格は上昇に転じ、「資源国通貨」としての豪ドルは上昇圧力が増大。結局、底堅い推移を維持している。「二面性」を持つ通貨だけに上下に振れ易いが、押し目買い方針は維持したい。90円台割れは買い。

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[英ポンド/円] 経済指標動向が鍵



英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)も金融市場混乱収拾には神経を使っている。金融システムに対する資金供給も対応が早く、今後も積極的な対策を期待できる姿勢だ。「早期利下げ」を期待する短期筋が「金利差拡大観測」を背景に売り攻勢を仕掛ける場面が目立つが、追随売りは避けて経済指標動向をベースとした対応を維持。195円台割れは買い。

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[ユーロ/ドル] ユーロ買いに傾く



ユーロ/ドルは逆張り、米経済指標が弱い内容となったことを手掛かりに短期筋を中心にドル売り攻勢が活発化、ユーロ優勢に転じた。ただ、欧州市場とNY市場では温度差があり、NY市場では株式市場が序盤の下落幅を大きく削ったことからドル売りが消極化、ユーロ/ドルも上げ幅を削った。現時点で1.5ドル台半ばを超える水準を推移しているが、ユーロ圏経済に負担を与える水準に達しており、長期化すればするほど傷が深くなる可能性が高い。下値は1.4300ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。

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[ユーロ/円] 上値は期待し難い



ユーロ/円は戻り売り、目先的な売買は除外するとして、中期的にユーロ/円は上値が期待できない。FRB(連邦準備制度理事会)とECB(欧州中央銀行)の市場混乱収拾に向けた対応に差があり、金融機関に対する救済策が後手に回る可能性がある。インフレ率高止まりからECBも「政策金利」を引き下げることは難しいが、ユーロが高値圏を推移する状態が長引けば長引くほどユーロ圏経済に対する負担が増大する可能性が高く、経済指標に反映した時点では、対策効果も即効性が期待できない。160円近辺は高値警戒圏。


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[米ドル/円] 市場心理に改善傾向



ドル/円は波乱含み、ドル売り一辺倒だった市場にも変化の兆しが窺える。FRB(連邦準備制度理事会)による積極的な市場対策、ベアー・スターンズに救済の手を差し伸べるなどによって、市場では金融当局筋が真剣に金融市場混乱収拾に取り組んでいると見方が拡大、前日の米株式市場でも、米経済指標悪化を手掛かりとした短期筋を中心とした「売り攻勢」にも関わらず、ナスダック市場を中心に買い拾いが入り、一時は100ドルを超えた下げ幅が、16ドル台に縮小した。これまでのように、パニック的な「追随売り」は見られず、大幅下落を狙った短期筋の思惑が外れた格好だ。ただ、アナリストの多くが、米景リセッション(気後退入り)観測を支持、売りサインを出し続けており、短期筋による「売り攻勢」は今後も続く可能性は高いと言える。売り買い交錯から波乱含みの状態が続く見通しだが、底値波乱と見るか、下げ過程の踊り場と見るかは投資家判断による。思惑交錯からドル/円は上下に振れる可能性が高く、ポジション構築には余裕が必要。下値は95円近辺、上値は100近辺。

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[南ア・ランド/円] 金融市場に対する警戒感後退



南ア・ランド/円は突っ込み買い、ファンド・短期筋によるポジション整理継続から商品化価格水準は修正安場面を迎えており、代表的な資源国通貨である南ア・ランドも上値の重い推移が続いている。一方、不安定な推移が続いているが、米金融市場に混乱収拾の兆しも窺え、高金利通貨としての側面を併せ持つ南ア・ランドとっては事態好転が期待できる。世界的に需要が増大しているだけに「商品価格下落」には限度があり、投資資金動向が「リスク選好」に傾くことが南ア・ランドを押し上げるより大きな圧力を有している。地合が不安定なことから「突っ込み買い方針」は維持、12円台割れは買い場。

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[豪ドル/円] 「リスク選好」に転じる



豪ドル/円は押し目買い、米株式市場上昇に伴い「ドル買い戻し」が継続、投資資金動向が「リスク選好」に転じ、豪ドル買いが活発化している。商品価格下落は資源国通貨としての側面を持つ豪ドルには圧迫要因だが、米インフレ懸念を後退させる要因ともなるだけに、投資資金動向が「リスク選好」に傾けば豪ドルは上昇が期待できる。押し目買い方針を維持、90円台割れは買い。

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[英ポンド/円] 経済指標動向に注目



英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)はECB(欧州中央銀行)に比較して金融政策に融通性を残しており、積極的な金融市場混乱収拾対策実施に対する抵抗も少ないだけに「利下げ」の可能性はあるが、堅調に推移する経済指標動向を勘案すれば、BOE目標を上回る水準を無視して「利下げ」を実施する必要性は低いと見ている。当面、経済指標動向に注目、悪化傾向が顕在化しなければ「買い方針」を維持したい。195円台割れは買い。

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[ユーロ/ドル] ドルが優勢を維持



ユーロ/ドルは逆張り、FRB(連邦準備制度理事会)による流動性供給策・金融市場混乱収拾期待などを支えにドルが優勢を維持。一方、ユーロはユーロ圏金融機関追加損失計上懸念・ECB(欧州中央銀行)市場流動性改善対策手詰まり感などの不安要因が払拭できず、上値の重い推移が続く見通しだ。当面、ユーロ圏経済指標改善が期待できないだけにECB動向が注目される。「逆張り方針」を維持、下値は1.4300ドル近辺、上値は1.600ドル近辺か。

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[ユーロ/円] ドルとのバランス悪化か



ユーロ/円は売り場狙い、FRB(連邦準備制度理事会)が積極的な市場流動性改善対策を打ち出す一方、ECB(欧州中央銀行)は、高止まりするインフレ水準に阻まれて、積極的な金融政策を実施することが難しい状況に置かれている。米金融市場混乱もようやく収拾に向かうとの見方も浮上、ドルとユーロのバランスが崩れる可能性がある。当面、ユーロ買いは控え、上昇局面では「売り方針」も選択肢に加えたい。160円近辺は高値警戒圏。

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[米ドル/円] 信用不安後退から確り



ドル/円は波乱含み、JPモルガンが、ベアー・スターンズ買収提示価格を2.52ドルから約10ドルに引き上げたことが好感されたほか、NAR(全米不動産業者協会)から発表された米・2月中古住宅販売件数が、市場予想(中央値/485万戸・前月比0.8%減少)に反し、503万戸(前月比2.9%増加)となったことから、住宅市場低迷長期化観測が後退。信用不安・リセッション(景気後退)入りに対する警戒感が和らぎ、株価上昇・ドル買い戻しが継続、ドル/円は100円台に水準を戻している。ただ、ドル買いはポジション調整買いの域を脱しておらず、地合は依然として不安定であり、ファンド・短期筋は売り場を狙う姿勢を崩しておらず、大半のアナリストもドル売りを勧める方針を維持、経済指標・金融機関追加損失計上など、売りの手掛かりを待つ格好だ。反面、商品バブルは収束に向かいつつあり、過剰なインフレ期待は後退する可能性が高く、ドル売り圧迫がこれまでのように異常に高まることは避けられる見通し。現時点で、高値追いはリスクを背負う可能性大きいが、突っ込みは買い拾いが有効と言える。ただ、思惑交錯からドル/円が上下に振れる可能性が高く、ポジション構築には余裕が必要。下値は95円近辺、上値は100近辺。

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