ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-04

[トルコ・リラ/円] 政情不安は圧迫要因



トルコ・リラは下値模索、地合不安定化が圧迫要因。親イスラム派である与党AKP(公正発展党)と野党(世俗派)が、「イスラム教化」を背景に対立姿勢を強めており、政情不安を招きかねない情勢だ。既にトルコ憲法裁判所はAKP解党などに関する検察当局の提訴を受理、審理次第では政治的緊張が一段と高まる見通しだ。前週にS&Pはトルコ格付け見通しを「安定的」から「弱含み」に引き下げており、トルコが資金獲得手段としている国債発行条件に影響が及ぶだけにトルコ・リラも「政情不安」が解消されない限り上値の重い推移が続く見通し。目先的な下値目処は75円台割れ。


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[豪ドル/円] 2月貿易収支は弱い



豪ドル/円は押し目買い、豪・2月貿易収支は32.89億豪ドルの赤字となり、市場予想(中央値/25億豪ドル)を上回る弱い内容となり、上値圧迫が増大する場面も見られたが、「加利上げ観測」後退による圧迫であり、買い場を形成したに過ぎない。米リセッション(景気後退)入りが確実視されるなか、資源国通貨として強みを持つ「豪ドル」は対米ドルでの上昇が見込まれ、豪ドル/円でも上値追いが期待できる。「政策金利見通し」を巡り思惑が交錯しているだけに地合は不安定化しているが90円付近は買い。



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[英ポンド/円] 「利下げ観測」強まる



英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)MPC(金融政策委員会)を10日に控え、住宅関連を除く経済指標に悪化傾向は見受けられないが、改善を示唆する指標も見当たらず、追加利下げ(0.25%)が決定される可能性が高まっている。ただ、大幅利下げ(0.50%)は回避される見通しで、指標動向を注視しながら小刻みな調整を繰り返す方針と見ている。買いは200円以下、高値は205円近辺。

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[ユーロ/ドル] 米欧とも景気先行きは不透明


ユーロ/ドルは逆張り、金融市場混乱により米景気はほぼリセッション(景気後退)入りが確実視されるが、ユーロ圏景気も同じく圧迫を受けている。また、ユーロ圏ではインフレ率が上昇基調にあるだけに、経済が悪化した場合に影響が長期化する可能性がある。当面、ECB(欧州中央銀行)も「利下げ」を実施することは難しく、景気先行きに絡む不透明性は更に増大する見通しだ。下値は1.4300ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。


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[ユーロ/円] 指標、悪化傾向強まる



ユーロ/円は突っ込み買い、ユーロ圏経済指標が悪化傾向を強めていることから「高値追い」は避けたい。米国と同じく金融市場混乱が経済に悪影響を及ぼしていることに加え、ユーロ圏金融機関にも追加損失計上が相次ぐ可能性も極めて高い。また、経済指標悪化に反しインフレ率は上昇傾向にあることも警戒される。ただ、現時点では国内経済も悪化傾向を辿っているだけに「買い方針」を維持。155円近辺を買い、160円台乗せは調整売りを優先。



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[米ドル/円] 高値追いにはリスク



ドル/円は突っ込み買い、前週末に発表された米・3月雇用統計は非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)が8万人減少、失業率は5.1%といずれも市場予想を下回る内容となり、米景気がリセッション(景気後退)入りしていることは、ほぼ確実と市場では受け取られている。一方、週明けの国内市場では「ドル買い戻し」が先行、14時時点では102円台半ばを推移、思惑を背景とした「売り浴びせ」は空振りに終わった。現時点で米政策金利が更に引き下げられると仮定した場合でも大幅なドル/円の下落は期待できず、前週末の米国市場でもダウは下落したが、ナスダックは上昇と株価は「高安区々」の展開となった。反面、米経済が困難な状況にあることは確かであり積極的に買い進める場面ではない。また、国内経済指標も米経済悪化に連動する傾向にあり、ドル/円に限定すれば「買い方針」を転換する必要性は低い。ただ、当面は「ドル売り」が後退する可能性は低く、FRB(連邦準備制度理事会)金融緩和方針転換を見込めるまでは「突っ込み買い方針」を維持したい。思惑交錯からドル/円は上下に振れる可能性が高く、ポジション構築には余裕が必要。下値は97円近辺、上値は104円近辺。

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