[アイスランドクローナ/円] リスク選好を期待

アイスランド・クローナは突っ込み買い、アイスランド・5月CPI(消費者物価指数)は前月比1.37%上昇・前年同月比12.3%上昇となったが、市場予想(前月比1.60%)を下回った。政策金利水準が15.50%と極めて高く、アイスランド中銀が5月CPI発表を受け「利下げ」を決定する可能性が極めて低いことから警戒する必要はないと見ている。また、現時点でアイスランド金融当局が目指す「通貨安定」を勘案すれば、当面は政策金利水準を維持する見通しで、投資資金動向が「リスク選好」に傾けば上昇が期待される。「突っ込み買い」方針を維持、1.35円台割れは買い、1.43円に迫ればポジション調整を優先。
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[豪ドル/円] 商品相場下落

豪ドル/円は突っ込み買い、ドル上昇・規制強化を嫌気したファンド、投機筋がポジション調整売りを入れ、原油を中心とした商品相場が下落した。「資源国通貨」としての側面を持つ豪ドルを圧迫することが警戒されるが、現時点では水準に大きな変化はない。商品相場高騰は加熱気との見方が拡大していたことも支えと見られるが、「高金利通貨」としての側面も下支え要因。また、「世界的な需要増大」が商品相場上昇の背景にあり、投機的な資金が流出しても大幅な下落はないとの見方が大勢を占めていることも見逃せない。「突っ込み買い方針」は維持、買い場は97円近辺か。
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[英ポンド/円] バランスは徐々に改善

英ポンド/円は突っ込み買い、米国と似た金融市場構造を持つことが嫌気され、英ポンド売りが先行、主要通貨に対し大きく売りこまれていた英ポンドだが、住宅関連指標を除く指標全般の落ち込みが市場予想に達せず、堅調と予想されていたユーロ圏景気に不透明性が増大するなど状況の変化により「ポジション調整買い」が入っている。英ポンド/円もジリジリと水準を上げているが、英・景気先行き見通しにも不透明性が絡み、高値追いはリスクを抱える可能性がある。204円以下を買い、209円近辺はポジション調整を優先。
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[ユーロ/ドル] ドル優勢に転じる

ユーロ/ドルは逆張り、米国・ユーロ圏ともに「景気先行き」見通しに不透明性が絡む。ドル/ユーロは、「米景気先行き見通し」に対する過剰な警戒感が後退する反面、「ユーロ圏景気見通し」に絡む不透明性が増大、ポジション調整を背景とする「ドル買い戻し」から下落。ただ、米国・ユーロ圏とも先行きを判断する決定的な手掛かりには欠け、現時点でポジションを一方に傾けることは避けたい。当面、ユーロ/ドルは不安定な地合。見極め優先から「逆張り方針」を維持、下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。
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[ユーロ/円] 経済指標減速

ユーロ/円は突っ込み買い、前日(欧州時間))に発表されたユーロ圏・経済指標は強弱区々と言えるが、独・5月失業者数が28ヶ月ぶりに増加に転じ、「ユーロ圏景気先行き見通し」に絡む不透明性を増大させた。好調を維持してきたユーロ圏景気が「曲がり角」に差し掛かった可能性があり、今後のユーロ圏・経済指標動向が懸念される。「突っ込み買い」を維持、160円台割れを買い、165円近辺は調整売り優先。
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[米ドル/円] インフレ動向に関心

ドル/円は突っ込み買い、前日(米国時間)に発表された米・2008年第1四半期(1-3月)GDP(実質国内総生産)改定値(季節調整済み)は、前期比年率0.9%増加となり、市場予想(中央値/前期比年率0.9%増加)と一致したが、速報値(前期比年率0.6%増加)を上回り、「米景気先行き見通し」に絡む不透明性が低下、「ドル買い」に繋がった。FRB(連邦準備制度理事会)要人のタカ派的な発言が相次ぐなか、ドル下落に伴うインフレ率上昇が意識され始めており、最近の底堅い米・経済指標発表を受け「インフレ動向」に対する関心が一段と高まっている。サブプライム問題に端を発した金融市場混乱が金融機関に打撃を与え、米経済に揺らぎが生じたことから米政府・FRBは「住宅市場正常化」「金融市場混乱収拾」を意図して積極的な対策を推し進めてきた。依然として不透明性は残るが「最悪期は抜けた」との見方が浮上、現時点で米実体景気に対する過剰な警戒感は姿を消したと言える。一方、過剰な警戒感が後退するに連れ、これまで潜在化していた「インフレ」に対する警戒感が拡大、「金融引締め政策転換時期」判断に関心が移行しつつある。ただ、底堅い米・景気指標発表が相次いだことが背景にあり、今後に発表される指標動向により状況が変わる可能性があることは念頭に置きたい。米国時間に発表される米・経済指標では米・4月個人消費支出が注目されるが、消費支出は前月(前月比0.4%増加)から鈍化が予想(中央値/0.2%増加)されている。また、05月ミシガン大消費者信頼感指数は横這いが予想(中央値/59.5)されるが、落ち込めば「ドル売り」に繋がる可能性がある。「米株価動向」がリスクを推し量る指標として注目されており、株価動向にも要注意。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け102円50銭近辺を買い拾い、105円近辺を調整の目処としたい。
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[トルコ・リラ/円] 「リスク選好」は好材料

トルコ・リラは突っ込み買い、サブプライム問題に端を発した金融市場混乱により痛手を被った「米経済先行き見通し」に対する過剰な警戒感が後退するに連れ、「リスク回避」傾いていた投資資金動向が「リスク選好」に方向を転じている。代表的な「高金利通貨」であるトルコ・リラにも投資資金還流が期待される。同国が目指す、投資資金呼び込みも同国ユーロ債発行に対する市場人気が上々であることから順調に進展しているようだ。ただ、「イラク国境問題」「イスラム化阻止を背景とした政治的混乱」に対する警戒感を緩めることはできず、突っ込み買い方針は維持。当面、「突っ込み買い」、78円近辺を買い拾いたい。
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[豪ドル/円] 利上げ観測が揺らぐ

豪ドル/円は突っ込み買い、「早期利上げ観測」に揺らぎが生じ上値が重い。原油相場反発を受け序盤は確りした豪ドル/円だが、商品バブルに対する警戒感浮上を契機に過熱気味に推移する豪経済に対する見方が厳格化、追随買いを得られず上値が重くなっている。現時点ではポジション調整売りが中心だが、注目される豪経済指標に緩みが生じれば下押す可能性が高まっている。ただ、豪経済が揺らぐとの判断は時期尚早と言え、突っ込めば買われる見通しだ。「突っ込み買い方針」は維持、買い場は97円近辺か。
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[英ポンド/円] 高値追いは避けたい

英ポンド/円は突っ込み買い、「金利差縮小」観測後退から買い戻し先行。「英景気先行き見通し」に対する過剰な警戒感が後退、ポジション調整を背景とした「英ポンド買い」が先行、英ポンド/円も戻り基調にある。ただ、市場の大勢が悲観的な見方に傾いていた時点より英経済指標には減速傾向が強まっており、高値追いに伴うリスクは増大している。当面、英経済指標動向見極めを優先したい。203円以下を買い、208円近辺はポジション調整を優先。
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[ユーロ/ドル] 経済指標に注目

ユーロ/ドルは逆張り、欧米景気ともに不安定要因を抱える。これまで、リセッション(景気後退)に対する過剰な警戒感に圧迫されていたドルが見直され始めていることに対し、ユーロは「利下げ観測」を後退させるほど高い水準をインフレ率が推移、経済指標にも減速傾向が顕在化している。「金利差」を支点に均衡を保ってはいるが、ともに不安定要因を抱えるだけにポジションを傾けることは避けたい。当面、ユーロ/ドルは不安定な地合。見極め優先から「逆張り方針」を維持、下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。
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[ユーロ/円] 利下げ警戒後退

ユーロ/円は突っ込み買い、ECB(欧州中央銀行)が年内に「利下げ」を決定するとの「観測」は消滅したわけではないが、インフレ率高止まりが長期化するとの見方が拡大するに連れて「後退」しており、現時点で「年内利下げ」に対する市場予想確率は60%程度に落ち込んでいる。一方、インフレ上昇を示唆するユーロ圏・経済指標と並行して景気減速を示唆する指標も目立ち始め、「年内利下げ観測」後退はインフレ率高止まりが背景であることを念頭に置きたい。「突っ込み買い」を維持、160円台割れを買い、165円近辺は調整売り優先。
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[米ドル/円] 利下げ停止観測拡大

ドル/円は突っ込み買い、FRB(連邦準備制度理事会)要人が相次いでインフレに対する対応策に触れ、今週に入り発表された米経済指標は市場が予想を上回る確りした内容となったことから、これまで市場を覆っていた米リセッション(景気後退)に対する警戒感が和らぎ、利下げ停止観測」が拡大している。一方、米金融機関がサブプライム問題に端を発する金融市場混乱により受けた痛手から回復するには時間が掛かるとの見方も根強く、有力金融機関が発表する投資判断(企業レポートなど)に対する反応も素早い。ただ、「米景気先行き見通し」に対する過剰な警戒感はこのところ大幅に後退、楽観は許されないが「先行き不安」を背景とした異常な振れは目立たなくなっていると見て良い。未だに足元は確りしないが、年内に米景気が回復に向かうとの期待が拡がりつつあるなか、市場の米・経済指標動向に対する判断にも冷静さが窺える。米国時間に発表される米経済指標では、米・2008年第1四半期(1-3月)GDP(国内総生産)改定値が注目されるが、速報値(前期比年率+0.6%)から上方修正されると予想(中央値/前期比年率+0.9%)されている。予想を上回れば、ドル/円を押し上げる要因となりそうだ。「米株価動向」がリスクを推し量る指標として注目されており、株価動向にも要注意。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け102円50銭近辺を買い拾い、105円近辺を調整の目処としたい。
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[南ア・ランド/円] 追加利上げシナリオに揺らぎ

南ア・ランドは突っ込み買い、南アフリカ政府が27日(南ア時間)に発表した2008年第1四半期GDP(国内総生産)伸び率(季節調整済み)は、前期比年率2.1%上昇となり、市場予想(中央値/前期比年率2.4%上昇)を下回った。「資源国通貨」「高金利通貨」として関心が高い南ア・ランドだけに「政策金利先高観測」が揺らいだことは買い後退に繋がり易い。ただ、利上げ期待が消滅したわけではなく、買い方針を転ずる必要はないが、高金利による影響に注意を払うことも肝要だ。投資資金動向にも不安定性が残ることから積極的に買い進むことは避け、「突っ込み買い方針」を維持、12.75円台割れを買い。
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[豪ドル/円] 原油下落に反応

豪ドル/円は突っ込み買い、原油相場下落を受け市場を支配する「原油上昇/ドル下落」と言う構図が逆に働き、序盤は下押した豪ドル/円だが、豪・経済指標が確りした内容となり、水準を戻した。原油価格下落は、ドル上昇により「リスク選好」に傾く投資資金動向は「高金利通貨」としての豪ドルを押し上げたが、「資源国通貨」としての豪ドルを圧迫した。「突っ込み買い方針」は維持、買い場は97円近辺か。
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[英ポンド/円] 住宅ローン申請件数

英ポンド/円は突っ込み買い、英・4月住宅ローン申請件数が前年同月比39%減少したことが嫌気され、英ポンドは対ドル・ユーロで下落。一方、英ポンド/円は「金利差」を背景とした「円売り」から確りした推移を維持。ただ、同申請件数は前月と比べ増加、「売り過ぎ」が警戒されたと言う側面もある。「英景気先行き」に対する市場アナリストの悲観的な見通しを背景に「売り圧迫」が増大し易い英ポンドだが、英ポンド/円は「金利差」と言う下支えもあり、買い方針を維持。「突っ込み買い」方針を維持、英景気動向に対する不透明性が増大傾向にあり高値追いは避けたい。201円以下を買い、205円近辺はポジション調整を優先。
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[ユーロ/ドル] 不透明性を共有

ユーロ/ドルは逆張り、米国・ユーロ圏とも「景気先行き見通し」に不透明性が絡み、一方にポジションを傾けることは避けたい。米住宅関連指標が予想を上回ったが、ユーロ圏経済指標は市場予想を下回り、「ドル買戻し」優勢に推移、ユーロ/ドルは下落した。ただ、米国・ユーロ圏とも不透明性を抱え、売り買いは拮抗している。当面、ユーロ/ドルは不安定な地合。見極め優先から「逆張り方針」を維持、下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。
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[ユーロ/円] 指標悪化を警戒

ユーロ/円は突っ込み買い、「ユーロ圏経済先行き見通し」に絡む不透明性増大が警戒されており、積極的に買い進むことは避けたい。反面、インフレ率が年内に下落に向かう可能性は低く、「金利差」を中心とした対応が妥当。前日(欧州時間)に発表された仏・5月企業景況感指数は102となり、市場予想(105)を下回ったことが嫌気され、対主要通貨でユーロは軟化。ユーロ/円は「金利差」を背景とした「円売り」が入り下値を支えた。160円台割れを買い、165円近辺は調整売り優先。
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[米ドル/円] 住宅関連指標

ドル/円は突っ込み買い、米・住宅関連指標が市場予想を上回る内容となり「ドル買い戻し」が先行、ドル/円は104円台前半に水準を戻したが、「米景気先行き見通し」に絡む不透明性が払拭されたとは言えず、当面は不安定な推移が続く見通し。前日(米国時間)に発表された米・4月新築一戸建て住宅販売(季節調整済み/年率)が52.6万件と前月比3.3%増加、市場予想(中央値/52.0万戸)を上回り、住宅市場底打ち期待が浮上、ドル買いに繋がった。ただ、「住宅市場底打ち」と判断するには時期尚早、政府・金融機関による支援策の影響も勘案する必要があり、底打ちと判断するにはデータ不足と言える。反面、支援策が奏功したことは評価するべきで、ドル/円にとっては「買い材料」だ。米国時間に発表される米・経済指標では、米・4月耐久財受注が注目されるが、前月(3月/前月比-0.3%)から減少が予想(中央値/前月比1.0%減少)されている。「米株価動向」がリスクを推し量る指標として注目されており、株価動向にも要注意。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け102円50銭近辺を買い拾い、105円近辺を調整の目処としたい。
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[トルコ・リラ/円] 金利は高水準を維持

トルコ・リラは突っ込み買い、CPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)とも10%近辺の上昇率となり、トルコ中銀は政策金利を引き上げた(5月15日)。CPI・PPIとも当面は上昇が続く見通しであり、「政策金利」も上向き傾向にある。金融市場混乱が最悪期を過ぎたと見方が拡がるなか、「高金利通貨」として買いが流入する可能性は高い。「政情不安」「イラク国境問題」がなければ積極的に買い進めるところだが、不安材料を抱えるだけに「突っ込み買い方針」を維持。当面、「突っ込み買い」、78円近辺を買い拾いたい。
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[豪ドル/円] リスク選好

豪ドル/円は突っ込み買い、投資資金動向が「リスク選好」に傾く。「高金利通貨」としての買いが入り、原油高騰が牽引する商品価格上昇を受けた「資源国通貨」としての買いとともに豪ドルを押し上げている。一方、「米追加利下げ停止観測」を背景に原油上昇/ドル下落に対して警戒感も浮上、ドル売り後退に伴う原油下落が豪ドルを圧迫することも懸念される。当面、豪ドル/円は確りした推移が続く見通し。「突っ込み買い方針」は維持、買い場は97円近辺か。
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[英ポンド/円] 経済指標全般を眺める

英ポンド/円は突っ込み買い、英・経済指標見極め優先から売り急ぎは避けたい。S&P(スタンダード・アンド・プアーズ/格付け会社)レポートによると、英・2008年第1四半期サブプライムローン延滞率は20%を超えた。米国に近い市場構造を持つ英国経済にもリセッション(景気後退)警戒が絡むだけに英ポンドを圧迫する材料と言える。一方、他の英経済指標にも減速傾向は兆してはいるが、景気後退の兆候は見られない。当面、住宅関連指標を含む経済指標全般を見極めたい。「突っ込み買い」方針を維持、英景気動向に対する不透明性が増大傾向にあり高値追いは避けたい。201円以下を買い、205円近辺はポジション調整を優先。
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[ユーロ/ドル] 金融政策巡り思惑交錯

ユーロ/ドルは逆張り、FRB(連邦準備制度理事会)、ECB(欧州中央銀行)金融政策を巡り思惑が交錯。FRBが金融緩和政策を転換する時期とECBが追加利上げを決定する時期を巡る思惑が交錯、米・ユーロ圏景気動向比較を背景に売り買いが拮抗している。現時点ではリセッション(景気後退)に対する警戒感が強いドルが押され気味だが、ユーロ圏景気見通しも明るいとは言えず、動き難い状況だ。当面、ユーロ/ドルは不安定な地合。見極め優先から「逆張り方針」を維持、下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。
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[ユーロ/円] 「利上げ観測」浮上

ユーロ/円は突っ込み買い、ユーロ圏市場ではECB(欧州中央銀行)「利上げ観測」が再浮上、株価・債券を圧迫している。一方、ユーロ/円は「金利差拡大観測」を背景に上向く可能性が高まるが、ユーロ圏・2008年第2四半期景気は減速傾向が鮮明化する見込みで、ECBが「インフレ抑制(政策金利引き上げ)」と「景気減速回避」を睨んだ難しい選択を迫られることを考え合わせれば、9月以降にずれ込む可能性も高い。160円台割れを買い、165円近辺は調整売り優先。
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[米ドル/円] 原油高騰

ドル/円、突っ込み買い、現時点(5月27日)で、NY原油(期近7月限/時間外取引)は133.08ドルと前日を上回る水準を確りに推移、米・英が休場となりドル/円は103円台前半を小動きに推移している。金融市場混乱を背景に投資資金が流入、NY原油水準を大きく押し上げている。ただ、原油上昇は「投資資金流入」だけが惹き起こしたわけではなく、中国・インドを中心とする「新興国需要増大」も大きな要因である。また、基準とされるNY原油相場が、「ドル建て」であるため、ドル下落も上げ幅を拡げたと言え、「ドル下落/原油上昇」も理解できる。反面、巨額投資資金が流れ込んだ「原油市場」はかなり加熱しており、バブル崩壊も警戒され始めている。商品である原油市場では、「需要増大」は需給関係を背景とした基本的な上昇要因だが、「投資資金流入」は行き過ぎれば「リスク」として認識される。どの水準で、「新興国需要」が鈍化するかを見極めることは難しいが、FRB(連邦準備制度理事会)も金融緩和政策転換時期を模索し始めており、「需要鈍化・ドル反発」が重複する可能性もあり、支えを失った原油価格が「資源国通貨下落」を伴えば為替市場全般に衝撃を与えることも懸念される。ドル/円はレンジ取引が継続する見通しだが、「ドル下落/原油上昇」と言う構図に絡むリスクが増大傾向にあり、買い方針は維持したい。「米株価動向」がリスクを推し量る指標として注目されており、株価動向にも要注意。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け102円50銭近辺を買い拾い、105円近辺を調整の目処としたい。
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[南ア・ランド/円] 暴力事件を嫌気

南ア・ランドは突っ込み買い、南アフリカではヨハネスブルグを中心に近隣諸国から移住してきた外国人対して暴力事件が発生、多数の店舗・住居が「略奪・放火」されたとの報せが入っている。暴力事件は5月11日ごろから始まり、現時点で40名以上が死亡・25000人以上が住居を追われたとされている。既に事態収拾に向け、ムベキ大統領が軍事介入を承認しており、早期沈静化を期待したい。市場も「南ア暴力事件」に注目しているが、南アランド相場に対する影響は限定され、現時点では状況を見極めが優先されている。投資資金動向にも不安定性が残ることから積極的に買い進むことは避け、「突っ込み買い方針」を維持、12.75円台割れを買い。
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[豪ドル/円] 原油バブルを警戒

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[英ポンド/円] 指標はジリジリと低下か

英ポンド/円は突っ込み買い、前週末に発表された英・08年第1四半期GDP(実質国内総生産)(改定値/季節調整済み)伸び率・改定値は、前期比0.4%・前年同期2.5%と速報値と変わらずとなり、リセッション(景気後退)に対する警戒が和らぐ内容ではないが、「早期利下げ観測」を拡大させる内容とは言えず、英ポンド/円も底堅い推移を維持している。当面は指標動向に注目、ジリジリと低下する可能性が高いが悲観視するには時期尚早。「突っ込み買い」方針を維持、英景気動向に対する不透明性が増大傾向にあり高値追いは避けたい。201円以下を買い、205円近辺はポジション調整を優先。
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[ユーロ/ドル] 高値更新は疑問

ユーロ/ドルは逆張り、最近1年間でドルは対ユーロで約14%下落、米景気回復が遅れるとの観測からユーロ/ドルが再び最高値を更新するとの見方も浮上している。反面、米・政策金利は「追加利下げ停止観測」が拡大、年内利上げ見通しも浮上。ユーロ圏でも「年内利上げ観測」が浮上しているが、金融政策ではFRB(連邦公開市場委員会)が先行しており、ユーロ/ドル上昇を期待する向きの予想実現は難しいと見ている。当面、ユーロ/ドルは不安定な地合。見極め優先から「逆張り方針」を維持、下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。
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[ユーロ/円] インフレ高止まりを警戒

ユーロ/円は突っ込み買い、原油高騰は米景気の立ち直りを遅らせるだけでなく、インフレ抑止に苦慮するユーロ圏にも悪影響を及ぼしている。米国と比較して金融市場混乱に対しては抵抗力を示した経済構造の相違が、インフレ高止まりに対しても同様に働くかには疑問が残り、ユーロ/円が上値を圧迫される場面も目立ち始めている。160円台割れを買い、165円近辺は調整売り優先。
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[米ドル/円] インフレ動向に注目

ドル/円は突っ込み買い、前週末に「米景気先行き見通し」に絡むリスクを推し量る指標として注目される米株式市場(ダウ工業株30種平均)は、前日比145.99ドル下落。米・4月中古住宅販売悪化・原油高騰を背景に「米景気先行き見通し」に絡む不透明性が警戒され、売り圧迫が増大した。週明け(26日)、米(「メモリアルデー」)英(「スプリング・バンクホリデー」がともに休場となり、「リスク回避」からポジション調整が入ったことも下げ幅を拡げる要因となった。ただ、ポジション調整に関しては、NY市場中盤以降に「ドル買い戻し」が優勢となり、下値圏をやや切り上げた。総じて「ドル売り」が優勢となり、ドル/円も103円台前半に水準を下げた。今週も米・経済指標動向を注目した動きとなる見通しだが、「米・ユーロ圏景気先行き見通し」比較をベースとして、リスクを推し量る指標として注目される米株価動向に左右される展開と言える。米・英がともに休場のためユーロ圏・米国時間ともに動きは限定されそうだ。市場アナリストによる「米景気先行き見通し」に対する不信感が根強く、「米株価動向」がリスクを推し量る指標として注目されており、株価動向にも要注意。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け102円50銭近辺を買い拾い、105円近辺を調整の目処としたい。
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注意喚起
当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。
当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。
当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |