ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-05

[アイスランドクローナ/円] アイスランド経済に暗雲



アイスランド・クローナは調整を優先。「同国金融機関格下げ」を手掛かりとしたヘッジ・ファンドによる「売り攻勢」から下押したアイスランド・クローナだが、同国政府・中銀による積極的な対策が奏功、ヘッジ・ファンドによる「売り攻勢」は後退している。反面、時期を同じくして「原油」「穀物」を中心とする商品価格が急騰しており、アイスランド・クローナ下落が同国経済に与える悪影響を増大させる結果を招いた。「高金利」を支えとして上昇に転ずれば問題はないが、通貨水準回復が遅れれば遅れるほど同国経済に与える悪影響が大きくなる可能性があり、当面はポジション調整を優先したいところだ。一方、現時点で同国政府・中銀が選択可能なアイスランド・クローナ支援策は限られ、「追加利上げ」が決定される可能性が高いことを考慮に入れれば、ポジション調整から「買い場待ち」が妥当か。


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[豪ドル/円] 投資資金動向不安定化



赤字となった米大手保険・AIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)業績発表が嫌気され「金融機関」に対する警戒感が高まり、投資資金流動性が増大。「高金利通貨」としての豪ドルを圧迫している。一方、豪経済指標が総じて弱い内容となり、「追加利上げ期待」が後退したことも地合を軟化させている。ただ、積極的に売り込める材料ではなく、下げ幅も調整範囲に止まっている。反面、世界的な「景気減速」に対する警戒感から投資資金動向が不安定化、豪ドル/円も上下に振られ易い状況。「突っ込み買い方針」を維持、買い場は95円近辺か。


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[英ポンド/円] 突っ込み場面形成か



英ポンド/円は突っ込み買い、米リセッション(景気後退)度合いに関する思惑が交錯するなか、注目される米・経済指標発表がなく株式市場動向に目が向き易い状況。前週末に下落した英株式市場だが、同国金融機関業績に対する悪材料が浮上する恐れがあり、英株式下落に繋がれば、英ポンド/円に対する売り圧迫増大から突っ込み場面を形成する可能性が高い。201円以下を買い、205円近辺はポジション調整を優先。

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[ユーロ/ドル] ユーロ圏景気にも不安感



ユーロ/ドルは逆張り、冴えない経済指標発表が目立ち始め、ユーロ圏景気に対する信頼感が揺らいでいる。インフレ率が高水準を推移、ECB(欧州中央銀行)も「金融引締め姿勢」を転換することは難しく、景気浮揚策に乗り出すタイミングが遅れる可能性が高いことも懸念材料と言える。米リセッション入りは避けられない見通しだが、リセッション度合いがユーロ/ドル下押し幅を左右する可能性が高い。「逆張り方針」を維持、下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。

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[ユーロ/円] 景気先行きに不透明性絡む



ユーロ/円は突っ込み買い、ユーロ圏景気動向にも悪化傾向が鮮明化、売りを呼び込む可能性が高まる。サブプライム問題発生以降、金融市場混乱により米リセッション(景気後退)入りが避けられない状況となるなか、ユーロ圏景気に対しては堅調な経済指標動向を反映して市場は悪影響を受け難いとの「楽観的」な見方も多かったが、このところユーロ圏経済指標が落ち込み始めており、ユーロ圏景気も金融市場混乱により減速は免れないと見方が拡大している。また、ECB(欧州中央銀行)目標を大幅に上回るインフレ率も懸念材料とみなされ、「景気先行き見通し」に絡む不透明性増大に繋がっている。当面、ユーロ/円も上値は重く、積極的に買い進むことは難しい。160円台割れを買い、165円近辺は調整売り優先。

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[米ドル/円] 思惑交錯



ドル/円は突っ込み買い、「米景気先行き見通し」を巡り思惑交錯。リセッション(景気後退)入りは避けられないと見る市場関係者が大勢を占めるなか、リセッション度合いに関する思惑が交錯、神経質な展開が続いている。今週は注目される米・経済指標発表が多いが、今日(12日)には注目される米・経済指標発表もなく、景気先行き見通しを推し量る指標として米株価動向に左右される展開となる見通し。企業業績が市場予想を下回ればドル/円は下落、上回った場合は上昇が見込まれる。ただ、明日以降に注目経済指標発表が相次ぐため、動きは限定される可能性が高い。一方、米リセッションに関する思惑だが、緩やかなリセッションと見る「楽観的」な観測が浮上、以前と相違した下値抵抗の強まりとなって市場動向に影響を与えている。ただ、「悲観的観測」も根強く、「楽観的観測」もリセッション度合いに関する見方でもあり、上値抵抗圧力にこれまでと大きな違いはない。当面、ドル/円も上値の重い推移が続く見通しだ。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け102円50銭近辺を買い拾い、105円近辺を調整の目処としたい。

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