ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-05

[トルコ・リラ/円] インフレ抑制は困難



トルコ・リラは突っ込み買い、トルコ中銀はインフレ率上昇から政策金利を引き上げ、15.75%としたが、インフレ抑制には時間が掛かる見通しだ。今後も原油・食品価格高騰を背景にインフレ圧迫が増大する可能性は高く、「イラク国境問題」「イスラム化を巡る政情不安」など懸念材料を抱えるだけに、「高金利通貨」としてのトルコ・リラも順調な「上値追い」は期待できず、通貨上昇によるインフレ抑止力低下は難しい。「金利先高見通し」を背景に底堅い推移となる見通しだが、不安定性を抱えるだけに積極的に買い難い。当面、「突っ込み買い」、78円近辺を買い拾いたい。


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[豪ドル/円] 経済指標は堅調



豪ドル/円は突っ込み買い、豪・5月消費者信頼感指数は89.8となり、前月から2.7%上昇、4ヶ月続いた低下場面を抜けた。一方、金融市場混乱は最悪期を抜けた模様だが、実体経済に与える影響が見極め難いため「投資資金動向」が安定性を欠き、「高金利通貨」としての豪ドルを揺るがせている。一方、「資源国通貨」としては、「鉱工業部門」が活発な動きを維持していることに加え、旱魃被害により落ち込んでいた農業部門も回復、積極的に買える通貨と言える。豪ドル/円も上下に振られ易い状況が続く見通し。「突っ込み買い方針」は維持、買い場は96円近辺か。



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[英ポンド/円] 景気動向は区々



英ポンド/円は突っ込み買い、英景気と米・ユーロ圏景気を比較しても大差はなく、言い換えれば全般的に不安定な状態と言える。原油・商品価格上昇を背景にインフレに対する警戒感は主要経済域で増大、BOE(イングランド銀行)も当面は「利下げ」を見送る可能性が高い。現時点で英景気だけが深刻な状況に陥ることは考え難く、「売り急ぐ」ことは避けたい。「突っ込み買い」方針を維持、英景気動向に対する不透明性が増大傾向にあり高値追いは避けたい。201円以下を買い、205円近辺はポジション調整を優先。



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[ユーロ/ドル] 景気先行きは不透明



ユーロ/ドルは逆張り、「米・ユーロ圏景気見通し」には共に不透明性が絡み、ポジションを傾けることが難しい状況。米では金融市場混乱が実体経済に与える影響が懸念され、インフレ率が高水準を推移する可能性が高いユーロ圏では経済指標が悪化傾向を強めている。強弱を問わず多様な材料に反応する「過敏な状況」と言え、当面は狭いレンジを上下する揉合いが続く見通し。当面、ユーロ/ドルは不安定な地合。見極め優先から「逆張り方針」を維持、下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。


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[ユーロ/円] 利上げ発言



ユーロ/円は突っ込み買い、フランツZEW所長が「ECB(欧州中央銀行)は早期に金利を引き上げが必要になる」可能性を指摘したことが、「利上げ観測」浮上の背景となったようだが、独・5月ZEW景況感(期待指数)はマイナス41.4と前月(4月/マイナス40.7)から低下、「早期ECB利上げ観測」を素直に受け入れることは難しい。160円台割れを買い、165円近辺は調整売り優先。

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[米ドル/円] 株価動向が鍵



ドル/円は突っ込み買い、米・4月PPI(生産者物価指数)完成品コア(食品・エネルギー価格を除く)指数が前月比0.4%上昇と前月(3月/前月比0.2%上昇)を上回り、インフレ警戒から「ドル売り」が先行したと見るには無理があり、米株式価格下落が嫌気されたと見るのが妥当と言える。一方、米・4月PPI完成品は前月比0.2%上昇と前月(3月/前月比1.1%上昇)と伸びが鈍化している。一部、アリストが原油上昇によるインフレ圧力増大を警戒していることは事実だが、4月PPI発表を受け「警戒感」が増大したとは考え難い。米国時間に発表される米・経済指標では、FOMC(公開市場委員会)議事録が注目されるが、「インフレ」「経済成長」双方を注視するFRB(連邦公開市場委員会)の姿勢が確認される内容であれば、市場への影響は殆どないと見ている。市場アナリストによる「米景気先行き見通し」に対する不信感が根強く、「米株価動向」がリスクを推し量る指標として注目されている現状示す展開と言える。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け102円50銭近辺を買い拾い、105円近辺を調整の目処としたい。


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