ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-05

[トルコ・リラ/円] 金利は高水準を維持



トルコ・リラは突っ込み買い、CPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)とも10%近辺の上昇率となり、トルコ中銀は政策金利を引き上げた(5月15日)。CPI・PPIとも当面は上昇が続く見通しであり、「政策金利」も上向き傾向にある。金融市場混乱が最悪期を過ぎたと見方が拡がるなか、「高金利通貨」として買いが流入する可能性は高い。「政情不安」「イラク国境問題」がなければ積極的に買い進めるところだが、不安材料を抱えるだけに「突っ込み買い方針」を維持。当面、「突っ込み買い」、78円近辺を買い拾いたい。


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[豪ドル/円] リスク選好



豪ドル/円は突っ込み買い、投資資金動向が「リスク選好」に傾く。「高金利通貨」としての買いが入り、原油高騰が牽引する商品価格上昇を受けた「資源国通貨」としての買いとともに豪ドルを押し上げている。一方、「米追加利下げ停止観測」を背景に原油上昇/ドル下落に対して警戒感も浮上、ドル売り後退に伴う原油下落が豪ドルを圧迫することも懸念される。当面、豪ドル/円は確りした推移が続く見通し。「突っ込み買い方針」は維持、買い場は97円近辺か。



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[英ポンド/円] 経済指標全般を眺める



英ポンド/円は突っ込み買い、英・経済指標見極め優先から売り急ぎは避けたい。S&P(スタンダード・アンド・プアーズ/格付け会社)レポートによると、英・2008年第1四半期サブプライムローン延滞率は20%を超えた。米国に近い市場構造を持つ英国経済にもリセッション(景気後退)警戒が絡むだけに英ポンドを圧迫する材料と言える。一方、他の英経済指標にも減速傾向は兆してはいるが、景気後退の兆候は見られない。当面、住宅関連指標を含む経済指標全般を見極めたい。「突っ込み買い」方針を維持、英景気動向に対する不透明性が増大傾向にあり高値追いは避けたい。201円以下を買い、205円近辺はポジション調整を優先。


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[ユーロ/ドル] 金融政策巡り思惑交錯



ユーロ/ドルは逆張り、FRB(連邦準備制度理事会)、ECB(欧州中央銀行)金融政策を巡り思惑が交錯。FRBが金融緩和政策を転換する時期とECBが追加利上げを決定する時期を巡る思惑が交錯、米・ユーロ圏景気動向比較を背景に売り買いが拮抗している。現時点ではリセッション(景気後退)に対する警戒感が強いドルが押され気味だが、ユーロ圏景気見通しも明るいとは言えず、動き難い状況だ。当面、ユーロ/ドルは不安定な地合。見極め優先から「逆張り方針」を維持、下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。


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[ユーロ/円] 「利上げ観測」浮上



ユーロ/円は突っ込み買い、ユーロ圏市場ではECB(欧州中央銀行)「利上げ観測」が再浮上、株価・債券を圧迫している。一方、ユーロ/円は「金利差拡大観測」を背景に上向く可能性が高まるが、ユーロ圏・2008年第2四半期景気は減速傾向が鮮明化する見込みで、ECBが「インフレ抑制(政策金利引き上げ)」と「景気減速回避」を睨んだ難しい選択を迫られることを考え合わせれば、9月以降にずれ込む可能性も高い。160円台割れを買い、165円近辺は調整売り優先。

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[米ドル/円] 原油高騰



ドル/円、突っ込み買い、現時点(5月27日)で、NY原油(期近7月限/時間外取引)は133.08ドルと前日を上回る水準を確りに推移、米・英が休場となりドル/円は103円台前半を小動きに推移している。金融市場混乱を背景に投資資金が流入、NY原油水準を大きく押し上げている。ただ、原油上昇は「投資資金流入」だけが惹き起こしたわけではなく、中国・インドを中心とする「新興国需要増大」も大きな要因である。また、基準とされるNY原油相場が、「ドル建て」であるため、ドル下落も上げ幅を拡げたと言え、「ドル下落/原油上昇」も理解できる。反面、巨額投資資金が流れ込んだ「原油市場」はかなり加熱しており、バブル崩壊も警戒され始めている。商品である原油市場では、「需要増大」は需給関係を背景とした基本的な上昇要因だが、「投資資金流入」は行き過ぎれば「リスク」として認識される。どの水準で、「新興国需要」が鈍化するかを見極めることは難しいが、FRB(連邦準備制度理事会)も金融緩和政策転換時期を模索し始めており、「需要鈍化・ドル反発」が重複する可能性もあり、支えを失った原油価格が「資源国通貨下落」を伴えば為替市場全般に衝撃を与えることも懸念される。ドル/円はレンジ取引が継続する見通しだが、「ドル下落/原油上昇」と言う構図に絡むリスクが増大傾向にあり、買い方針は維持したい。「米株価動向」がリスクを推し量る指標として注目されており、株価動向にも要注意。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け102円50銭近辺を買い拾い、105円近辺を調整の目処としたい。

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