ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-07

[トルコ・リラ/円] 世俗派拘束



トルコ・リラは模様眺め、穏健イスラム政党と見られていた「AKP(攻勢発展党)/与党」が宗教色を鮮明化させる方針を打ち出したことから世俗派(野党)が反発を強めていたが、AKPは前日(7月1日)、世俗派を率いる主要人物を一斉に拘束した。野党側が、AKPを憲法裁判所に提訴したことに対する報復措置と見られるが、「政教分離」を定めたトルコ憲法に抵触する可能性が高く、「クーデター」が発生する恐れも生じている。「高金利」を手掛かりに上昇基調を維持してきたトルコ・リラ/円だが、82円を割り込めば「ポジション整理」を考慮する必要がある。見極めが先決、ポジション調整を優先。



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[豪ドル/円] 経済指標は確り



豪ドル/円は突っ込み買い、前日に発表されたRBA(オーストラリア準備銀行)声明は、「利上げ期待」を後退させる内容となり、豪ドル/円を圧迫したが、今日発表された「豪・5月小売売上高」は前月比0.7%増加(季節調整済み)と市場予想(中央値/前月比0.2%増加)を上回る強い内容となり、豪ドル/円を押し上げた。RBA声明を受け浮上した「年内利下げ観測」は後退したが、今後に発表される豪・経済指標が弱ければ再び拡大する可能性が高い。金利上昇を見込んだポジション構築は避け、買い場は慎重に選びたい。「突っ込み買い方針」を維持、買い場は99円台。



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[英ポンド/円] 指標はジリジリ減速



英ポンド/円は突っ込み買い、「政策金利先安見通し」を背景とした「英ポンド売り」から膨らんだ「売りポジション」も調整が一巡、下値が緩み始めている。一方、住宅関連指標に改善傾向は見られず「底打ち」には程遠く、減速傾向が指標全般に拡大している。当面、「追随買い」はリスクを背負う可能性が高く「突っ込み買い」方針を維持。207円以下を買い、211円以上はポジション調整を優先。



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[ユーロ/ドル] ユーロ優勢



ユーロ/ドルは逆張り、米国・ユーロ圏とも重要イベントを控え動き難いが、「イベント内容相違」を背景にユーロ/ドルは確りした推移が続いている。「景気先行き不透明性」に絡む心理的な圧迫感は、通貨全般に拡大している傾向といえるが、金融市場混乱を惹き起こした米国通貨である「ドル」に最も強いことは当然と言える。ただ、「ユーロ圏経済」に期待された健全性は既に失われ、「先行き見通し」は日を追うごとに悪化していることは見過ごせない。当面は「逆張り方針」が妥当。下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5800ドル近辺か。


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[ユーロ/円] インフレ抑制は困難



ユーロ/円は突っ込み買い、「ECB(欧州中央銀行)利上げ(0.25%)」が確実視されるなか、ユーロ/円は底堅い推移を維持している。一方、ユーロ圏インフレ高進には「二次的要因」が絡み、「利上げ」を実施した場合でも「抑制効果」は余り期待できない。反面、「利上げ」がユーロ圏経済を圧迫する可能性は高く、「ユーロ圏景気先行き見通し」に影を落とすことにもなりかねない。高値追いは避け「突っ込み買い方針」を維持、161円台割れを買い、169円を超えれば調整売りを優先したい。

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[米ドル/円] 株価動向に連動



ドル/円は突っ込み買い、「ECB(欧州中央銀行)金融政策発表」「米・6月雇用統計」を3日(現地時間)に控え、総じて動きは鈍い。これまで「米・景気先行き見通し」に絡むリスクを推し量る目安とされてきた米・株価動向に連動し易い動きとなる見通し。ただ、現時点では、金融機関に絡む「業績・信用収縮」に不安感が拡大しており、短期・投機筋による「売り浴びせ」も目立ち、株式動向が不安定化。ドル/円も上値の重い推移が続いている。また、「イスラエルによるイラン攻撃」、「アルカイダが米国エネルギー利権攻撃を計画」など、米日刊紙による報道が投資家心理を不安に陥れており、心理面でも不安定化要因が浮上していることも「ドル売り」に繋がるなど、「ドル」を囲む状況は極めて悪いと言える。米国時間に発表される米・経済指標では、米・5月製造業受注が注目されるが、前月(4月/前月比1.1%増加)から減速すると予想(中央値/前月比0.4%増加)されている。ドル/円は軟調に推移する可能性が高いが、心理的要因を背景とする「ドル売り」が先行しているだけに「売り方針」に転ずることは避けたいところ。現在、市場アナリストの見方にも乱れが生じ、「景気先行き見通し」も不透明化、混乱に耐えられるポジション構築を勧めたい。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け、104円50銭近辺を買い拾い・108円台乗せを調整の目処としたい。



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