ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-07

[アイスランドクローナ/円] ドル不安定化が障害



アイスランド・クローナは突っ込み買い、アイスランド金融当局・中銀が模索する「通貨安定策」が注目されるが、金融システムに対する警戒感が根強く「ドル動向」が不安定なだけに「通貨安定策」が定め難く、市場動向見極めを優先している。一方、「原油・食品価格上昇」を背景にインフレ圧迫はジリジリと増大しており、「金利据え置き(7月3日)」を利上げ局面終結のシグナルと受け取るには時期尚早、欧米金融市場がもう少し落着きを取り戻せば「追加利上げ」を含め、「通貨安定策」が打ち出される可能性は高い。欧米金融市場が不安定化、積極的に買い進むことは難しいが、「突っ込み買い方針」は維持したい。1.25円台割れは買い、1.35円に迫ればポジション調整を優先。



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[豪ドル/円] 模様眺めに傾く



豪ドル/円は突っ込み買い。ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に絡む「業績・財務健全性」に対する不安感が「投資資金」を硬直化させており、豪ドル/円も動きが鈍い。前日発表された「雇用統計」が確りした内容となり、底堅い地合だが、投資意欲後退が動きを抑えている状況。また、「利上げ見通し」拡大には、今後に発表される豪・経済指標が強い内容となる必要がある。「突っ込み買い方針」を維持、買い場は100円台割れ。



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[英ポンド/円] 金利据え置き



英ポンド/円は突っ込み買い、BOE(イングランド銀行)MPC(金融政策委員会)は予想通り政策金利(5.0%)据え置きを決定した。「経済成長鈍化」「インフレ高進」の狭間で難しい決定を下したが、7月23日に発表が予定される「議事録」で内容を見極めたい。今回の据え置き決定は「時間を稼ぐ」ことが目的と見られ、現時点での金利見通しは「中立」。「突っ込み買い」方針を維持。207円以下を買い、211円以上はポジション調整を優先。


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[ユーロ/ドル] ユーロ優勢が続く



ユーロ/ドルは逆張り、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に絡む「業績・財務健全性」に対する不安感が「ドル」を圧迫する反面、「追加利上げ観測」が「ユーロ」を支えている。ただ、ユーロ/ドルは思惑を背景とした売り買いが交錯しており、方向性を定めることが極めて難しい。「ユーロ圏経済」に期待された健全性は既に失われ、「先行き見通し」は日を追うごとに悪化。当面は「逆張り方針」が妥当。下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5900ドル近辺か。



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[ユーロ/円] 自画自賛



ユーロ/円は突っ込み買い、ECB(欧州銀行)要人は「7月追加利上げ(0.25%)」に対し口を揃えて「物価安定に貢献」したことを強調している。前日(欧州時間)に発表された「ECB月報」でも繰り返し述べられているが、利上げ実施から1週間程度で貢献度が判明することなど考えられず、利上げに対し厳しい目を向ける各国財務担当高官に対する「言い訳」と見ている。ECB要人発言受け「追加利上げ観測」も浮上しているが、急激に悪化しているユーロ圏経済指標に目を向ければ、「利上げ」はリスク背負う可能性が高いとを認識できる。「追加利上げ観測」も加速的に悪化するユーロ圏経済情勢を無視した見方であり「追加利上げ」を見込んだ「ユーロ買い」は勧められない。高値追いは避け「突っ込み買い方針」を維持、161円台割れを買い、169円を超えれば調整売りを優先したい。



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[米ドル/円] 米政府対応に関心



ドル/円は突っ込み買い。現時点で、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)、フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)に絡む「業績・財務健全性」に対する不安感が、株価下落を通して「ドル」を圧迫している。また、イランが軍事演習で中距離ミサイルなどを2日続けて試射したことによる「中東情勢緊迫化」は、原油上昇という形をとって「ドル」を圧迫しているが、「ファニーメイ・フレディマック」に対する「業績・財務健全性」に絡む不安感が主な圧迫要因と言える。ただ、両社は政府系金融機関であり、「信用不安」が市場を覆っている現状では、米政府が何らかの対策を打ち出す可能性が高く、状況が深刻化する可能性は低いと見ている。また、「ファニーメイ・フレディマック問題」がこれほど取り沙汰されている背景には、米金融市場に対する不安感があることも確かだが、故意に不利な情報が流されている可能性もあり、「未確認情報」に跳び付けば、混乱に巻き込まれ「手痛い損失」を被ることにもなりかねず、慎重な対応が望まれる。米国時間に発表される経済指標では、7月ミシガン大学消費者信頼感指数が注目されるが、前月(6月/56.4)から低下が予想(中央値/55.0)されている。また、米・6月輸入物価指数も前月(5月/2.3%上昇)から低下すると予想(中央値/1.9%上昇)され、米・5月貿易収支は赤字幅が前月(4月/609億ドル)から拡大すると予想(中央値/625億ドル)されている。市場アナリストの見方にも乱れが生じ、「景気先行き見通し」も不透明化、混乱に耐えられるポジション構築を勧めたい。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け、104円50銭近辺を買い拾い・108円台乗せを調整の目処としたい。


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