ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-07

[南ア・ランド/円] 金融不安を乗り切るか



南ア・ランドは突っ込み買い、先に発表された南ア・5月製造業生産は伸び率が鈍化、「金利先高観測」を後退させる内容だった。GSE(政府系住宅金融機関)支援策発表以降も地合が確りしない「ドル」動向が「高金利通貨」としての南ア・ランドを圧迫する可能性も否定できない。一方、インフレ進行を伴う原材料上昇は、「資源国通貨」として強みを発揮させる要因であり、「急激な経済指標落ち込み」を回避できれば、「金融不安」を乗り切ることができる見通し。「突っ込み買い」方針を維持。13.40円台近辺を買い。


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[豪ドル/円] 議事録は中立示唆



豪ドル/円は押し目買い、豪・7月理事会議事録では政策金利水準に関しインフレ抑制に十分との見解が示され、「早期利上げ観測」を後退させる内容。一方、GSE(政府系住宅金融機関)支援策発表以降も投資家心理が不安定な米国市場動向を眺め、「豪ドル買い」が継続、金融不安に対する「高い抵抗力」が期待されおり、「金利差」以外にも買い材料が出現した格好と言える。「押し目買い方針」、下押せば買い。


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[英ポンド/円] 利下げ観測後退



英ポンド/円は突っ込み買い、英・6月生産者物価統計では、出荷価格(季節調整前)が前年同月比10.0%上昇、統計開始以降で上昇幅が最大となり、「利下げ観測」を後退させた。指標全般に減速傾向が拡がるなか、BOE(イングランド銀行)は「高金利維持」を余儀なくされる見通しで、今後に発表される経済指標が落ち込めば極めて難しい決断を迫られる可能性が高い。現時点での金利見通しは「据え置き」。「突っ込み買い」方針を維持。207円以下を買い、211円以上はポジション調整を優先。


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[ユーロ/ドル] 高値警戒圏入り



ユーロ/ドルは逆張り、「金利差拡大観測」「米・金融機関業績悪化見通し」を背景に上昇している「ユーロ/ドル」だが、高値警戒圏に達しており、先物から売り圧迫が高まっており、「追随買い」には細心の注意が必要となっている。当面は「勢い」が押し上げる可能性が高いが、地合が一変する可能性があることは念頭に置きたい。当面は「逆張り方針」が妥当。下値は1.4400ドル近辺、上値は1.5900ドル近辺か。



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[ユーロ/円] 経済指標落ち込む



ユーロ/円は突っ込み買い、前日(欧州時間)に発表されたユーロ圏・5月鉱工業生産は前月比1.9%減少となり、市場予想(中央値/前月比0.9%増加)に反し大幅減少となった。1992年以来の落ち込み幅は、ユーロ圏経済が予想以上に減速していることを示しており、2008第2四半期(4-6月)にユーロ圏経済が急速に落ち込んだと言える。2008年第3四半期(7-9月)に経済が回復する可能性は殆どなく、インフレ抑制に時間が掛かれば深刻な事態に陥る可能性が高まっている。高値追いは避け「突っ込み買い方針」を維持、161円台割れを買い、169円を超えれば調整売りを優先したい。



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[米ドル/円] 決算発表控え、下値先行か



ドル/円、突っ込み買い、バーナンキFRB(連邦準備制度理事会)議長議会証言(15-16日/現地時間)を控え、見極め優先から積極的なポジション構築が見送られる可能性も高いが、悪化が大勢を占めると予想されている米・金融機関決算が相次ぐだけに「ドル/円」は下値指向を強める見通し。GSE(政府系住宅金融機関)「ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)/フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)」支援策が発表されたばかりだが、著名投資家が支援策を酷評、GSEは「破綻」が妥当などと「米経済破綻」を匂わせる発言も飛び出して、「投資家心理」が圧迫される場面も見られた。ただ、大勢は支援策を支持、米経済持ち直しに真剣に取り組む姿勢を見せている。また、米・大手金融機関でも数社が、GSE業績悪化見通しを強調するレポートを発表、GSE支援策発表以降も「投資家心理」は不安定な状況が続いていることも「ドル買い」を抑制している。米国時間に発表される米・経済指標では米・6月PPI(卸売物価指数)が注目されるが、前月(5月/前月比1.5%)から上昇率が鈍化すると予想(中央値/前月比1.3%上昇)されている。サブプライム問題に端を発した金融市場混乱は「金融機関業績悪化・信用不安に対する過剰な警戒感」を生み出し、不安に怯える投資家心理を利用した「意図的な風説流布による株価操作」が行われている可能性も高い。市場アナリストの見方にも乱れが生じ、「景気先行き見通し」も不透明化、混乱に耐えられるポジション構築を勧めたい。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け、104円50銭近辺を買い拾い・108円台乗せを調整の目処としたい。

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