ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2008-07

[南ア・ランド/円] 金融不安後退は買い材料


南ア・ランド/円は突っ込み買い。需要落ち込みが警戒され高値圏からは離れた「商品相場」だが、旺盛な新興国需要に支えられ大きく落ち込むことは考え難く、「資源国通貨」としての評価が下がる可能性は低い。一方、「高金利通貨」としては、米国金融市場に絡む不安感が根強いことが、南ア・ランド/円の地合を不安定化させており、過剰な警戒感が修正されれば一段高も期待できる。ただ、南ア金融システムが欧米と似通っており、投資資金需給動向に変調をきたしている兆しがあり、南ア金融システムに対して「精査」を行う必要性が生じている。「突っ込み買い」方針を維持。13.40円台近辺を買い。



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[豪ドル/円] 第2四半期CPI


豪ドル/円は突っ込み買い、オーストラリア連邦統計局から発表された豪・第2四半期コアCPI(消費者物価指数)は、前期比1.1%上昇・前年同期比4.4%上昇となり前期から加速、市場予想を上回る強い内容となり、30%近辺に落ち込んでいた「年内利上げ予想確率」を50%近辺に押し上げた。ただ、内容はRBA(オーストラリア準備銀行)予想範囲に止まっており、「利上げ」を背景とした買い材料には役不足と言える。「人気先行」が警戒されることから「突っ込み買い方針」を維持、買い場は100円近辺。


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[英ポンド/円] BOE総裁発言


英ポンド/円は突っ込み買い、「ユーロ下落」「金利先高観測」を背景に英ポンド/円は213円台後半に水準を上げているが、前日(欧州時間)、キングBOE(イングランド銀行)総裁が「金融機関に対する支援開始を念頭に置いた権限付与を要求する」内容の議会証言を行っており、「利上げ」はBOEが金融機関救済策を手中に収めてから実施する可能性も生じている。現時点での金利見通しは「据え置き」。「突っ込み買い」方針を維持。207円以下を買い、211円以上はポジション調整を優先。


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[ユーロ/ドル] ドルが優勢に転じる


ユーロ/ドルは逆張り、米金融機関に絡む不透明性低下・金利先安感即後退などを背景に「ドル買い戻し」が大幅に増加、「高値警戒感」が浮上していたユーロ/ドルは1.57ドル台後半に水準を下げた。ただ、ユーロ圏経済・ECB(欧州中央銀行)に対する信頼感が強く「ドル売り傾向」が継続する可能性は高く、当面は上下に振れる展開となる見通し。現時点で、米経済は混乱の極みと言え、ユーロ圏経済は減速から後退に向っている。下値は1.4400ドル割れ、上値は1.5900ドル近辺か。


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[ユーロ/円] ユーロは過大評価


ユーロ/円は突っ込み買い。リプスキーIMF(国際通貨基金)筆頭副専務理事は、「ユーロは中期的なファンダメンタルズから見て過大評価されている」との見解を示唆したが、IMFが、ユーロ圏成長見通しを1.4%(4月時点)から1.7%に引き上げた直後の発言だけに、額面通りには受け取れないが、現時点でユーロ圏経済が加速的に落ち込んでいることを勘案、「ユーロ圏経済成長見通し下方修正」を視野に入れた発言と考えれば妥当性は認められる。高値追いは避け「突っ込み買い方針」を維持、161円台割れを買い、169円を超えれば調整売りを優先したい。


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[米ドル/円] 年内利上げ観測


ドル/円は突っ込み買い。前日(22日/米国時間)、プロッサー・フィラデルフィア地区連銀総裁は、「FRB(連邦準備制度理事会)がインフレ高進を受け、労働・金融市場の回復を待たずに利上げ開始を余儀なくされる可能性がある」との見解を示唆、「年内利上げ見送り」「利下げ」などを支持する向きに衝撃を与えた。ファンド・投機筋の一部が早々に「ドル売り」ポジションを整理、ドル/円を107円台に押し上げた。国内市場では「FRBは利上げを見送る」と予想する有力アナリストが目立ち、前日と同じく「ドル/円」は上値の重い推移だが、既にドル/円は、前日から1円以上水準を上げており、米景気リセション深刻化を背景とした「据え置き・利下げ観測」を検証する必要があるようだ。リセッション入り懸念を抑えて、ECB(欧州中央銀行)が「利上げ(0.25%)」を決定したことを肯定する反面、FRB「利上げ」を否定する見通しには矛盾はないかを一考したいところ。ただ、プロッサー・フィラデルフィア地区連銀総裁は「タカ派」として知られるだけに、「過激な発言」として処理することも可能である。一方、欧州市場で「ドル買い」を支えた「原油下落」だが、ファンド・投機筋とも「買い煽り」を断念したわけではなく、機会を捉えて攻勢に転じると見られ、「ドル売り」要因として再浮上する可能性は高い。当面、正常な判断に障害となる要因が極めて多いだけに相場が急変する可能性もあり、ポジション構築は慎重に行いたい。市場アナリストの見方にも乱れが生じ、「景気先行き見通し」も不透明化、混乱に耐えられるポジション構築を勧めたい。「突っ込み買い」を維持、積極的にドルを買い進むことは避け、104円50銭近辺を買い拾い・108円台乗せを調整の目処としたい。


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