[米ドル／円] 調整一巡

ドル／円は買い場探し。米大統領選挙ではオバマ氏が歴史的勝利を収め、次期大統領として金融危機に直面する米経済立て直しを目指し、政権体制構築を急いでいる。米株式市場では大イベントである「大統領選挙」を巡り、先ずは買い先行から上昇し、次いで利益確定を目的としたポジション調整売りが入り下落すると言う、上下に大きく振れる展開となった。ドル／円も上下に振れたが、９０円台後半に踏み止まってイベントを経過した。ただ、オバマ氏が米国大統領に就任するのは来年１月であり、当面は「リセッション（景気後退）」に対する警戒感から上値の重い推移が続く見込み。一方、ＢＯＥ（イングランド銀行）、ＥＣＢ（欧州中央銀行）が、相次いで「金融政策」を決定するため、市場は総じて見極め優先から積極的なポジション構築を控えており、欧州時間にかけ小動きに推移する見通し。現時点では、ＢＯＥ・ＥＣＢともに「景気・金融危機対策」の一環として「利下げ」を決定することが確実視されていることから利下げ幅を巡る思惑が交錯していることも動きを鈍化させている。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[ユーロ／円] 利下げ継続か

ユーロ／円は下値見極め。ＥＣＢ（欧州中央銀行）金融政策に関し、市場では「利下げ決定」が確実視されているが、大半は０．５０％利下げを見込んでいるが、一部では０．７５％利下げを予想する向きもある。また、ＥＣＢは「利下げを継続するか」「当面は状況見極めを優先するか」でも思惑が定まらず、金融政策発表後に行われるトリシェＥＣＢ総裁発言も注目されている。現時点では、０．５０％利下げ、利下げは継続との見方が優勢。当面、ユーロ／円は軟調な地合が続く見通し。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[ユーロ／ドル] 利下げ継続見通し

ユーロ／ドルは下値見極め。現時点では、ＥＣＢ（欧州中央銀行）が「景気・金融危機対策」として、「利下げを継続する」と予想する向きが多く、ユーロ／ドルも戻れば売り圧迫が増大する可能性が高い。ただ、今後のＥＣＢの金融政策に対する対応を窺う手掛かりとなる「金融政策発表（１１月６日／欧州時間）」を控え、市場の見方が変化する可能性がある。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[英ポンド／円] 利下げ幅に注目

英ポンド／円は下値見極め。ＢＯＥ（イングランド銀行）ＭＰＣ（金融政策委員会）では、「利下げ」が決定されることが確実視されるが、現時点では利下げ幅が０．７５％を超えれば「当面は模様眺めを優先」。０．５０％以下であれば「利下げ」を継続する可能性が高まる。状況が目まぐるしく変化するだけに目先的な見方だが、利下げ幅を巡る思惑が交錯しているだけに目安としたい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[豪ドル／円] １０月雇用統計

豪ドル／円は不安定な推移。オーストラリア連邦統計局から発表された豪・１０月雇用統計は就業者数が前月比３．４３万人増加・失業率が４．３％と市場予想（中央値／就業者数１万人減少・失業率４．４％）を上回る強い内容となったが、投資資金動向が「リスク回避」に傾いているため軟調に推移している。投資資金が安定していれば問題はないが、流動性が高い現時点では地合が不安定化することは避けられず、当面は上下に振れ易い不安定な推移が続く見通し。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[南ア・ランド/円] 信用不安が上値圧迫

南ア・ランド／円は伸び悩み。日本を含め、主要国が「協調利下げ」を実施して以降、上昇に転じた南ア・ランド／円だが、「欧米景気先行き見通し」に絡む不透明性が払拭できず、揉み合い状態が続いている。「金融不安」に対する市場心理が相場を牽引、経済指標が２次的要因に後退している現状では「ドル動向」と相反する「高金利通貨」として判断することが妥当だが、ＢＯＥ（イングランド銀行）、ＥＣＢ（欧州中央銀行）が相次いで金融政策を発表するため、動きが極めて鈍い。伸び悩みと見て、買い場を探したい。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[国際原油] ＮＹ原油（０５日）反落

ＮＹ原油期近１２月限は６５．３０ドル（－５．２３ドル）と反落、ユーロ／ドル軟化を受け、ファンド・投機筋を中心にポジション調整売りが先行。ＮＹ原油時間外取引（１３時時点／日本時間）ＮＹ原油期近１２月限は６４．５３ドル（－０．７７ドル）と軟調な推移。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

[株式] 米株式相場下落・円反発を受け反落

日経平均株価は８８９９円１４銭（－６２２円１０銭）と反落、ＴＯＰＩＸ（東証株価指数）も９０９．３０（－５７．６１ポイント）と反落。米株式相場下落・円反発が嫌気され序盤から売りが先行、午後に入り円が上昇幅を拡げたことを反映して一段安となる。出来高（２３億７６３４万株）、売買代金（１兆９９８８億円）。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。