ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2009-03

[米ドル/円] 米・2月雇用統計


ドル/円は突っ込み買い。米国株式市場は反落、中国が期待された「追加景気対策」を発表せず、ポジション調整売りが先行、ダウ工業株30種平均は6594.44ドル(-281.40ドル)と下落、前日上昇幅(149.82ドル)を大幅に上回る下げ幅を示現。「格付け機関による大手金融機関格下げの可能性を示唆したことも「売り材料」となったが、大半は期待外れによる「失望売り」と言える。一方、米国債券市場は反発、FRB(連邦準備制度理事会)による「債券買い入れ期待」を背景に買いが先行。また「逃避買い」が増加したことも上昇要因。ただ、米国為替市場は、ECB(欧州中央銀行)が予想通り「利下げ(0.50%)」を決定したことに加え、トリシェECB総裁が「追加利下げ」を示唆したことを受け「ユーロ売り」が先行、「買い戻し」が入ったこともあって「ドル売り圧迫」が軽減、下げ幅は限定された。一方、円は「買い戻し」が入り「対ドル・ユーロ」で上昇、東京市場(13時時点)では98円台前半を推移。今日(6日)、米国時間に発表される「米・2月雇用統計」は、市場が最も注目している「経済指標」だが「市場予想」は悲観的な内容。非農業部門雇用者数予想(中央値)は、64.8-65.0万人減少と前月(1月/59.8万人減少)から増加、失業率も7.9%(前月/7.6%)から上昇が見込まれており、予想通りとなった場合でも「極めて弱い内容」であり、下回った場合は「ドル売り」が入る可能性が高い。ただ、内容見極めが優先され、ポジション調整を背景とした「ドル売り」が先行、ドル/円も上値を圧迫されるなど「織り込み」はかなり進んでいる。「米・2月雇用統計」が焦点だが、円も「景気見通し不透明化」に加え、「政治的混乱」を抱え、一時的な「下振れ」があってもドル/円は底堅い推移を維持する見通し。当面、突っ込み買い方針を維持。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[ユーロ/円] 「追加利下げ観測」


ユーロ/円は戻り売り。ECB(欧州中央銀行)は「利下げ(0.50%)」を決定したが、市場予想通りであり、「売り要因」として大半が織り込まれおり、理事会後に開催された会見でトリシェECB総裁が、1.5%(利下げ後の政策金利)が最低水準ではとの見解を示唆したことから「追加利下げ観測」が浮上したことが、「ユーロ売り」を加速させたと言える。現時点で「利下げ余地」は1.0%程度と見込まれる。ただ、「ユーロ圏景気動向」を勘案すれば、既に時期を逸しており、「利下げ効果」も期待できない。

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[ユーロ/ドル] 東欧金融システム不安


ユーロ/ドルは戻り売り。前日(5日/欧州時間)、EBRD(欧州復興開発銀行)は09年に入り、中・東欧諸国に対し70億ユーロを融資、既に昨年実績(08年/約58億ユーロ)を超え、更に増加が予想されるなか、西欧金融機関が融資を継続することを条件に「東欧金融システム危機」に対応は可能との見通しを示唆しているが、「西欧金融機関」は融資条件を厳格しており、「EBRD見通し」は素直に受け取り難い。ユーロにとって「利下げ観測」は圧迫要因だが、「東欧金融システム不安」はそれ以上に気掛かりな要因と言える。

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[英ポンド/円] 「追加利下げ」


英ポンド/円は突っ込み買い。BOE(イングランド銀行)は、前日(5日/欧州時間)に開催されたMPC(金融政策委員会)で、市場予想通り「利下げ(0.50%)」を決定したが、その後、キングBOE総裁は、政策金利がこれ以上低下する可能性は非常に低いとの見解を示唆、「追加利下げ」に否定的な意向を明らかにしている。BOEが「利下げ効果」に対し懐疑的な見方に傾いていることを裏付ける発言。今後、BOEは「量的緩和」を政策の中心に置く見通し。当面、英ポンド/円は「突っ込み買い」を維持。

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[豪ドル/円] 原材料市況は底値圏か


豪ドル/円は突っ込み買い。原材料市況は中国が期待された「追加景気対策」を発表せず「失望売り」が入り下落したが、景気浮揚に向け動くとの見方も根強く、全般的には上げ幅を下回る下げ幅に止まっている。既に原材料相場は底値圏に達している可能性が高く、下落余地を上回る上昇が期待できる。現時点で「豪ドル/円」が戻している背景は、「米2月雇用統計」を控えたポジション調整買いだが、原材料市況も「買い要因」となる見通し。当面、突っ込み買いを維持。

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[トルコ・リラ/円] EU圏景気見通し不透明化


トルコ・リラ/円は揉合い(弱含み)。前日(5日)、トルコ・リラ/円は3円近く下押し、54円台後半に水準を落としたが、ポジション調整を背景とした「買い」が入り、55円台に戻している。「ユーロ圏景気見通し」が不透明化したことから「投資資金動向」がリスク回避傾向を強めていることに加え、トルコ経済減速が嫌気され「ポジション調整売り売り」が入り易い状況。ただ、売り買いとも「材料」が乏しく「揉合い離れ」は考え難い。当面、揉合い(弱含み)、買いは見送り。

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[国際原油] NY原油(05日)反落


NY原油期近4月限は43.61ドル(-1.77ドル)と反落、中国が期待された「追加景気対策」を打ち出さず、「失望売り」が先行した。NY原油時間外取引(13時過ぎ・日本時間/6日)NY原油期近4月限は43.71ドル(+0.10ドル)と堅調に推移しているが、上げ幅は縮小している。手掛かり難から目先的な「売り」が入り易く、不安定な地合が続く見通し。ただ、下値警戒感も浮上、下振れは限定される見通し。

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[株式] 反落、「中国景気対策期待」外れ失望売り先行


日経平均株価は7173円10銭(-260円39銭)と反落、TOPIX(東証株価指数)も721.39(-20.16ポイント)と反落。中国が期待された「追加景気対策」を打ち出さず「失望売り」が先行、今日(米国時間)に発表される「米・2月雇用統計」が弱い内容となると見込んだ「思惑売り」も入り下げ幅を拡げた。東証1部・売買代金(1兆2720億円)、出来高(20億5195万株)。東証一部銘柄(値上がり・290/値下がり・1368/変わらず・56)。世界的な景気先行き見通し不透明化を背景に「売り」が先行し易い状況にあり、好材料を手掛かりに上昇しても「戻り待ちの売り」が控える。当面、不安定な地合から抜け出すことは難しく、売り優勢に推移する見通し。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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