[米ドル/円] 日本経済減速

ドル/円は突っ込み買い。NY為替市場では日本時間に発表された「1月国際収支状況(速報)」で経常収支が1728億円の赤字に転落するなど「経済指標」が悪化したことが嫌気され、「逃避的な円買い」が後退、円が対ドル・ユーロなど対主要通貨で下落、ドル/円は98円台後半(午後4時過ぎ/NY時間・9日)に水準を下げた。一方、米株式相場は反落、米・著名投資家ウォーレン・バフェットは、CNBC(米経済専門報道機関)インタビューで、米経済を「がけから落ちた」と表現、回復には時間が掛かるとの見通しを示唆。また、世銀は2009年、世界経済が第2次世界大戦後、初めてマイナス成長(景気後退)に陥る可能性があるとの見通しを示すなど、悲観的な先行き見通しが相次いで発表されたことが「投資家心理」を圧迫、序盤から売りが先行したことが地合を軟化させた。ただ、下値を探る展開であり、売買とも積極性を欠いたことから下げ幅は限定された。また、「逃避買い」が続く米債券市場も国債入札(11-12日/10・20年債/総額630億ドル)を控えて「買い」は盛り上がらず、横這いに推移した。9日(米国時間)、米金融市場は全般に手掛かり材料難から動きが鈍化、NY外為市場でも「消去法的な買い」がドルを下支える状況に変化はなかったが、弱い内容となった「経済指標」を受け、加速的に悪化する日本経済動向に対する警戒感が拡大、円が対主要通貨で下落したことが目に付いた。当面、「世界的なリセッション(景気後退)長期化観測」を背景とした「消去法的なドル買い」、経済指標悪化を背景とした「円売り」からドル/円は100円台乗せを試す展開となる見通し。ただ、地合が安定化したわけではなく、積極的なドル買いは避け、突っ込み買い方針を維持。
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[ユーロ/円] 先行き不安

ユーロ/円は戻り売り。ユンケル・ルクセンブルク首相兼財務相は、「ユーロ圏経済に好転の兆しはない」との見解を示唆。一方、トリシェECB(欧州中央銀行)総裁は「ユーロ圏経済が転換点を迎えている可能性がある」と見方を示唆。見解の相違は、「ユーロ圏経済」を把握することが難しい状況を反映しているが、ドムブロフスキス・ラトビア次期首相は9日(欧州時間)、「IMF(国際通貨基金)による融資が途絶えれば6月に破綻する可能性がある」との見解を示し、「危機的状況」に陥っている加盟国があることも確認されている。「景気対策」には消極的な「欧州委員会」だが、対策が遅れればユーロ圏経済情勢が悪化、先行き不安が拡大する可能性が高い。当面、戻り売り方針を維持。
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[ユーロ/ドル] ドル買い優勢

ユーロ/ドルは戻り売り。米・ユーロ圏はともに景気後退局面にあり問題も山積している。ただ、「米政府・金融当局」と「欧州委員会・ECB(欧州中央銀行)」の対応は相違、4月に予定される「金融サミット」でも、米・欧が「景気対策」を巡り対立する可能性が指摘されている。形振り構わずに景気対策を打ち出すことが正しいのか、自助努力を優先することが妥当なのかは判断し難いが、現時点では「米政府・金融当局」に対する評価が「欧州委員会・ECB(欧州中央銀行)」を上回っている。当面、戻り売り方針を維持。
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[英ポンド/円] 対策が裏目

英ポンド/円は突っ込み買い。BOE(イングランド銀行)が導入した「量的緩和政策」、ロイズ・バンキング・グループ株式の大量保有などが嫌気され「英ポンド売り」が活発化。一方、経済の加速的な落ち込みが「円売り」を招き、英ポンド/円は上下に振れる展開となっているが、効果も定かでない現時点で「対策」を手掛かりに「英ポンド売り」を仕掛けることは時期尚早、ポジション調整を背景とする「買い」も控えるだけに「突っ込み買い方針」は維持したい。
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[豪ドル/円] 金利先安見通し

豪ドル/円は突っ込み買い。豪・2008年昨年第4四半期GDP(国内総生産)が8年ぶりにマイナス成長となり「金利先安観測」が拡大している。RBA(オーストラリア準備銀行)は3月に金利を据え置いたが4月には「利下げ」を決定すると見込まれ、豪ドル/円も当面は上値の重い推移が続く見通し。一方、底値圏に達していると見られる「原材料相場」が、上昇に転じる兆しも窺え、現時点では「突っ込み買い方針」を維持したい。
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[トルコ・リラ/円] 介入が下支え

トルコ・リラ/円は揉合い(弱含み)。「世界的なリセッション(景気後退)長期化見通し」を背景に投資資金動向が「リスク回避」に傾き、ポジション調整を背景とした「トルコ・リラ売り/ドル買い」が上値を圧迫。同国1月鉱工業生産が弱い内容となったことを手掛かりに「売り圧迫」が増大している。一方、トルコ中銀は「ドル売り介入」を実施、「値崩れ」を防いでいる。ただ、新興各国中銀は「通貨防衛」から政策を転換、輸出増加を目指し「通貨下落を容認する姿勢」に転じているケースも目立ち、介入が続く可能性は低い。当面、揉合い(弱含み)だが、「買い」は見送り。
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[国際原油] NY原油(09日)続伸

NY原油期近4月限は47.07ドル(+1.55ドル)と続伸、OPEC(石油輸出国機構)総会で「減産」が決定されるとの見通しを背景にファンド・投機筋を中心に買いが先行。NY時間外取引(13時過ぎ/日本時間・10日)NY原油期近4月限は46.96ドル(-0.11ドル)と下落しているいが、序盤から売り買いが交錯、上下に振れる展開。既に底値圏に達していると見られるが、「需要低下観測」が上値を抑えており「上値抵抗」も強く、揉合いながら上値を試す展開。
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[株式] 続落、年金買い観測が下値支え

日経平均株価は7054円98銭(-31円05銭)と続落、TOPIX(東証株価指数)も703.50(-7.03ポイント)と続落。景気先行き見通し不透明化、米株式下落を受け序盤から売りが先行。一時、プラスサイドに戻す場面も見られたが「買い」を呼び込めず、小幅ながら3日続落となった。一方、7000円台割れは回避、「年金買い観測」が下値を支える格好となった。決算期末を控え「年金買い観測」が浮上、下値を支える材料となり下げ幅は限られた。東証1部・売買代金(1兆1525億円)、出来高(17億1981万株)。東証1部銘柄(値上がり・391/値下がり・1175/変わらず・143)。ポジション調整を背景とした「買い」と「戻り待ちの売り」が交互に入る展開が続いており、当面は「売り優勢」に推移する見通し。
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注意喚起
店頭外国為替証拠金取引は、為替レートの変動等による損失発生のおそれがあり、かつ、その損失が預託証拠金を上回ることがあります。また、想定元本と比較して、少額の資金で取引することができるため、多額の利益を得ることもありますが、短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。 スワップポイントは、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。また、将来にわたり、保証されるものでもありません。 取引レートは、2way priceです。売値と買値には差があり、その差をスプレッドといいます。取引手数料は無料ですが、スプレッドがお客様のコストとなります。 個人のお客様の必要証拠金は、想定元本× 4%以上の額で、法人のお客様の必要証拠金は、法令等の規定する方法で算出した為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。
取引にあたっては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。
商号 | : | ヒロセ通商株式会社 |
業務内容 | : | 第一種金融商品取引業 |
登録番号 | : | 近畿財務局長(金商)第41号 |
加入協会等 | : | 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562) |
日本証券業協会 日本投資者保護基金 |