ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2009-03

[米ドル/円] 「逃避買い」が押し上げ


ドル/円、押し目買い。

[概況]
 米国株式相場は続落、ガイトナー米財務長官発言を受け金融機関に対する追加支援が行われるとの観測が浮上「銀行株」が売られたほか、政府支援を求める「GM(ゼネラル・モーターズ)」「クライスラー」に対し、オバマ大統領が「支援条件」を提示したことに加え、政府当局者が「破産申請」に触れたことも嫌気された。

 一方、債券相場は上昇、政府筋がGMに関し「破産申請」に言及したことを受け「逃避買い」が増加。

 NY外為市場では、米株式相場下落を受け「リスク回避傾向拡大」を背景に「ドル」「円」に対し「逃避買い」が入り、いずれも対主要通貨で上昇。

 今日(3月31日)、発表される「米・経済指標」は、「1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数(総合/前年比)」が、-18.50%と前月(-18.55%)から横這い、3月シカゴ購買協会景気指数は34.5と前月(34.2)からやや改善、「3月消費者信頼感指数」が28.0と前月(25.0)から改善すると予想されている。

[テクニカル(移動平均線)]
 現時点(03月31日/13時20分/日本時間)で[ドル/円]は、日々線(98円03銭)・6日平均線(97円85銭)・13日平均線(97円34銭)。

 日々線は上向き、6日平均線は上向き、13日平均線は上向き。

 3月27日に[G・C]を示現、ドル/円は「買い基調」に転じている。

 (総評)ドル/円は3月27日に[G・C]を示現、「買い基調」に転じた。97円割れは「買い」。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ユーロ/円] 指標悪化続く


ユーロ/円、戻り売り。

[概況]
 「ユーロ圏・3月景況感指数(速報値)」は64.6と前月(65.3)から低下、市場予想(65.4)を下回る弱い内容となった。

 また、「ユーロ圏・3月小売業景気指数(季節調整済み)」は44.1と前月(42.4・改定値)を上回ったが、縮小(50以下)が10ヶ月連続して続いている。

 一方、トリシェECB(欧州中央銀行)総裁が、ユーロ圏景気に関し「1-3月は悪化が続いている」との見解を示唆したことも圧迫要因となった。同発言を受け「利下げ観測(0.50%)」が一段を拡大している。

[テクニカル(移動平均線)]
 現時点(03月31日/13時30分/日本時間)で[ユーロ/円]は、日々線(129円80銭)・6日平均線(130円98銭)・13日平均線(129円94銭)。

 日々線は上向き、6日平均線は下向き、13日平均線は上向き。

 3月30日に[D・C・M]を示現。したが下値に届いた格好、

 (総評)3月30日に[D・C・M]を示現したが、目先的に「下値」に届いた格好。「売り材料」が多く地合は不安定であり、「戻り売り基調」と見ている。

 130円台乗せは「売り場」、下値目処は127円近辺。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。




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[ユーロ/ドル] リスク回避傾向


ユーロ/ドル、戻り売り。

[概況]
 米・金融機関に対する追加支援が行われるとの観測が浮上したことに加え、「GM(ゼネラル・モーターズ)」「クライスラー」に対し「支援条件」が提示されたことが嫌気され米・株式相場が下落したことを背景としてドルに「逃避買い」が入った。

 また、トリシェECB(欧州中央銀行)総裁が、「ユーロ圏1-3月景気」に関し悲観的な見解を示したことも圧迫要因。「リスク回避傾向」が和らいだことから上昇基調に乗ったユーロ/ドルだが、支援材料を失い下値追いに転じている。

[テクニカル(移動平均線)]
 現時点(03月31日/13時40分/日本時間)で[ユーロ/ドル]は、日々線(1.3242ドル)・6日平均線(1.3382ドル)・13日平均線(1.3349ドル)。

 日々線は上向き、6日平均線は下向き、13日平均線は上向き。

 (総評)3月11日に[G・C]を示現して以降、「買い基調」が続いたが、1.36ドル台に乗せた時点で頭を打っている。

 1.31ドル近辺が分岐点だが、割り込めば1.25ドル近辺が視野に入ってくる。「上値追い」は難しく、1.31ドル台割れ待ち。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[英ポンド/円] 対策期待が低下


英ポンド/円、突っ込み買い。

[概況]
 英・金融機関が2009年第2四半期(4-6月)に多ければ1.5万人を解雇する可能性があるとの見通しを業界団体が示唆したことを受け「英政府による景気・金融市場対策」に対する懐疑的な見方が浮上、「英ポンド売り」を誘った。

 一方、BOE(イングランド銀行)が実施した「国債買い取り入札倍率」は、2.03倍と前回(25日/1.40倍)を上回り、BOEによる「量的緩和策」が進んでいることは好感されている。

[テクニカル(移動平均線)]
 現時点(03月31日/13時50分/日本時間)で[英ポンド/円]は、日々線(140円45銭)・6日平均線(141円21銭)・13日平均線(139円61銭)。

 日々線は上向き、6日平均線は下向き、13日平均線は上向き。

 3月20日に[G・C]を示現して以降、142円近辺で頭を打った。140円台割れは「買い気」が窺え、突っ込み買い。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[豪ドル/円] 豪中銀副総裁発言


豪ドル/円、突っ込み買い。

[概況]
 31日、バテリノRBA(オーストラリア準備銀行)副総裁は、「豪州景気見通し」に関し、2009年にリセッション(景気後退)入りする可能性があるとの見解を示唆、RBA要人が初めて、リセッションの可能性を示唆したことが嫌気された。

 また、同副総裁は「追加利下げ実施」にも言及、「金利低下観測」を拡大させた。

[テクニカル(移動平均線)]
 現時点(03月31日/14時00分/日本時間)で[豪ドル/円]は、日々線(67円43銭)・6日平均線(67円79銭)・13日平均線(66円52銭)。

 日々線は上向き、6日平均線は下向き、13日平均線は上向き。

 69円後半で頭を打ち、67円台前半で揉合っている状況。6日平均が下向き、13日平均が上向きで、67円以前半で[D・C]を示現する可能性があるが、回避できれば「買い基調」が続く見通し。現時点では67円近辺を「買い」。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。


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[トルコ・リラ/円] リスク回避


トルコ・リラ/円は、突っ込み買い。

[概況]
 米株式相場下落を受け「リスク回避傾向」が再び強まり「逃避的円買い」が先行、トルコ・リラ/円も下落している。

 「ユーロ圏景気見通し」が一段と不透明化していることも圧迫要因だが、「高金利通貨」として注目されるだけに、「リスク回避・選好」により地合が大きく変化する展開が続いている。

[テクニカル(移動平均線)]
 現時点(03月31日/13時10分/日本時間)で[トルコ・リラ/円]は、日々線(58円04銭)・6日平均線(58円51銭)・13日平均線(57円73銭)。

 日々線は下向き、6日平均線は下向き、13日平均線は上向き。

 3月27日には日々線が6日平均線を上から下に抜き[D・C・M]を示現。

 (総評)トルコ・リラ/円は59円台後半から57円台後半に下落しているが、58円台割れには抵抗があり、55円台に下押す可能性と比較すれば、戻り基調に転ずる可能性が勝っている。57円近辺を買い。




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[国際原油] NY原油(30日)続落


 NY原油期近5月限は48.41ドル(-3.97ドル)と続落、米株式相場下落を受け「世界的なリセッション(景気後退)観測」を背景とした需要低下見通しが拡大、ポジション調整売りが先行。

 また、ドルが対主要通貨で上昇したことも「投資意欲」を後退させ、下げ幅を拡げる要因となった。

 テクニカル分析でも52ドル台後半から半ばにかけての下値抵抗線(52.49-52.99ドル)を抜き、下値追い基調に転換、47ドル台割れが視野に入ってきた。

 50ドル台割れに対しOPEC(石油輸出国機構)がどのように対応するかが注目されるが、現時点では、「減産」を匂わせるOPEC要人発言が相次げば、警戒感から切り返す可能性を残す水準にある。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。




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[株式] 続落、金融システム不安・世界景気悪化見通しが圧迫


 日経平均株価は8109円円53銭(-126円55銭)と続落、TOPIX(東証株価指数)も773.66(-15.88ポイント)と続落。

 悲観的な「世界景気見通し」・金融システム不安が拡大、米株式相場下落も嫌気され序盤から手仕舞い売りが先行、前日に続き「売り」優勢に推移。

 また、米政府が支援を要請する「GM(ゼネラルモーターズ)、クライスラー」に対し条件を提示したことで、「政府支援」に不透明性が絡んだことも「景気先行き不安」を増幅させた。

 一方、明日に控える「日銀短観」も経済悪化を示す内容が予想され、地合を一段と軟化させる要因となっている。

 当面、内外景気先行き見通しに不透明性が払拭できず、「不安心理」が頭をもたげれば「売り」を誘発する展開が続く見通し。

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業務内容 : 第一種金融商品取引業
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