ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2009-05

[全般] 再び良いドル売り復活

NYとロンドンの連休に入る先週末から市場のセンチメントは再び変化が見られた。今までのドル自体のリスク回避のドル売りに変化し始めているようだ。昨日注目のS&Pケースシラー住宅価格指数は予想を大きく下回るものとなり、リスク回避からのドル買いに走る動きが見られた。今まではドルがリスクとして売られた動きから見るとおかしな動きではあった。その後発表された5月米消費者信頼感指数では大幅な改善が見られ、市場はむしろこちらの良い数字に大きく反応し始めた。これで今週の市場のセンチメントは景気回復への期待感へ焦点が再び戻ったと見てよさそうだ。そうなるとクロス円の買いも活発となり、ドル円もこのセンチメントが継続されている限り底堅い動きになるだろう。米20年国債の入札状況も順調な入札結果となったことは非常に米国にとっても世界景気にとっても安心感を増したと思われる。国債市場の下落は金利上昇となり、住宅ローン金利に跳ね返る。また、財政赤字の拡大から国債の大量な発行にも足枷となることで、ドルの信認が更に失墜することにもなる。ただ、目先のリスクとしてGMの債務削減案がそろそろ明らかになる。もし決裂するようであれば一時的に悪いドル売りが起こり、クロス円の売りも見られるかも知れない。しかし、それも一時的な動きとみれば良い買い場を提供するとも考えられそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 底堅い動きが予想される

(米ドル円日足)


結局先週の付けた安値93円85銭が当面の底となったかも知れない。このレベルは3月19日につけた安値93円55銭とほぼ同じで、これを下回らなかったことで目先底値安心感が出てきた。更にNY市場のセンチメントが再び楽観的なムードに傾いてきたことも大きな要因だ。今までのドル安中心の動きから、短期的にはリスク許容度の拡大から円売りが強まると予想される。今日のGMの交渉の成行きは気になるが、それでもドル円の下落は限定的と見てよいかも知れない。日足のボリンジャーバンドを見ると下限バンドから離れて中央の移動平均線に向かい始めている。現在の21日平均線は96円70銭付近に位置しており、そこを目指す動きを予想。下値は昨日のNY時間からのサポートレベルである94円ミドルを底とみる。

予想レンジ 96円70銭~94円50銭

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[ユーロ米ドル] 上値が徐々に抑えられて

(ユーロ米ドル日足)


悪いドル売りが終わり、今までのようなユーロドルの一方的な買いはもう終わったと見る。ただしユーロ円の新たな買いが底を支えてくると思われるが、ストレートのユーロドルの利食いとのぶつかり合う場面になると考える。当面は狭いレンジでの動きか、若しくは一時的な下落もありそうだ。ボリンジャーで見ても上限のバンドウオークから離れており、中央の移動平均へ戻る動きも見られる。ただ平均線の角度は依然として右肩上がりのため、上昇トレンドは継続されそうだ。

予想レンジ 1.4050~1.3860(5月26日安値)

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[ユーロ円] 底堅さを残しながらも

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EURJPY0527_jikanashi.jpg

クロス円の上昇はリスク許容度の拡大から今後も継続と見て良いだろう。ただし、今までのウーロドルのストレートの買いの調整売りが出てくる可能性が高まれば、一旦ユーロ円の上値を抑える要因になりそうだ。しかしもし下落したとしてもそれほど大きな下げはないと見ている。一目のチャートで見ると雲が131円付近から130円辺りまで伸びており、サポートレベルとなりそうだ。また、上値も下降トレンドがしっかりと上値を抑えてきている。今日は狭いレンジでのもみ合いが予想される。時間足のボリンジャーでは上下のバンドは133円ミドルと131円ミドルに挟まれ、横に這う動きとみる。

予想レンジ :132円50銭~131円50銭

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[豪ドル円] ファンドの設定などが下支え

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY0527_jikanashi.jpg

クロス円の代表格といえる豪ドル円だが、上昇トレンドは今後も継続されそうだ。ここに来ても投信の設定などが見られ、本邦からの買いも堅調に出ている模様。21日移動平均線が200日をしたから突き抜けたのは5月4日で、その後も月単位の21日線に沿って堅調な動きが続いている。上昇トレンドも下値をしっかりと支えている。しかし、リズム的にはそろそろトレンドラインのレベルを試す展開もあると見る。時間足ではそろそろ上限のバンドから離れ始めており、マックスで下値は73円付近までとみる。そのレベルは日足の上昇トレンドが位置する。

予想レンジ:75円20銭~73円40銭

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[ポンド円] エリオットの第五波動

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

GBPJPY0527_hiashi.jpg

151円50銭近辺のストップを巻き込みながらポンド円は堅調な動きが止まらない。これほどショートがあったのかと思うほどのショートの切らされ方だ。それだけレベル感で売りたくなるほど、上昇幅が大きいということだろう。ただ、エリオットはどうで見るとそろそろ第五波動とも見られるため、高値にそろそろ近づいていると見て警戒しながらの買いが良いだろう。

予想レンジ:152円70銭(ボリンジャー上限)~149円50銭

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