ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2009-06

[全般] ムーディーズの格下げ見通しから円上昇

東京時間から弱含みで推移していた円はNY時間に入りムーディーズがカリフォルニア州の格付けをA2に格下げ方向に見直すとの見通しを示した。それを手掛かりにまず始にドル円の下落から始まり、ドルは全面的に下落が始まった。リスク回避の動きであればドルが真っ先に買われるところだが、今回の結果的に米国自身のリスク拡大という観点から安定した円に買いが入ったと見られる。しかし、市場のリスクへの考え方自体その時によってどちらにでも傾くことは過去何度もあり、今回の動きも一過性とみる。来週のFOMCを控え、それまでは全般的にドルを持ちにくい状況が続くと考えたほうがよさそうだ。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 95円ミドルを抜けきれずに買い戻される

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

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ドル円は最近米国の状況に素直に動き始めている。先週もカリフォルニアの格下の問題が浮上すると真っ先に売られたのがドル円だった。今週は24日にFOMCの政策金利発表を控える。今回の注目はFRBが国債の追加購入を行うかどうかにかかる。もし購入するのであれば、国債の下落が一段進むことになるが、これがドル売りに繋がるかどうかは微妙だろう。今のセンチメントから見るとドル売りに反応しやすい状況と見られるが、金利差からのドル買いという見方も浮上する可能性もある。いずれにしてもドル円は大きなレンジを割り込むとは思えない。日足で見ると三角持ち合いが見られ、そろそろどちらかに放れるタイミングとみる。放れるとすれば下降トレンドに戻る可能性が高く、下値目標は5月22日の安値93円85銭と見る。逆に先週の安値95円ミドルを抜け切れなければ100円手前までの反発も予想され、今週は波乱含みの展開を予想。

予想レンジ:99円75銭~93円85銭

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[ユーロ米ドル] ドル安が進みやすくユーロは底堅い動きか

(ユーロ米ドル時間足)


先週ユーロは週初に1.4から1.37ミドルまで下落した幅を結局行って来いの動きとなった。ECBの金融刺激策の出口戦略をめぐり紆余曲折する議論が飛び交ったが、週末にはゴンザレス専務理事が「物価リスクが上向いた時点で、緩和的な政策からの出口戦略が必要」との見解を示したことでユーロがサポートされた。一方では追加利下げの思惑も完全に払拭されたわけではないが、ドルの下落リスクが拡大する中で今週のユーロは底堅い動きを予想する。今日は先週金曜日のNY時間に大きく上昇した調整の売りが先行すると見ている。ただ、1.39付近は短期的なサポートになりそうな気配だ。1.3875付近を抜け切ると先週の安値1.3750も視野に入るものの、FOMCの前にそこまでのドル買いはリスクが高すぎると見ている。

予想レンジ1.4040~1.3775

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[ポンド米ドル] 底堅さは残るものの

(ポンド米ドル週足)


(ポンド米ドル時間足)

GBPUSD0622_jikanashi.jpg

BOEのキング総裁は「経済が回復していると言うには早すぎる、最近のデータからは強い結論を導き出すのは時期尚早だ。」と先週金曜日に最近の急速な景気底打ち期待感に警戒を示した。それだけポンドの買いの勢いが強いということだが、キング総裁の危惧は市場もある程度感じているはずだ。週足の一目均衡表からは雲の下限が上値を抑え始めており、微妙な時期に近づいているとも言えそうだ。ただ、今週のFOMCを控えポンドを売るにしても限定的とみる。今日は時間足から見られるように、1.66台は相当重いレジスタンスと見て下値を一旦試す展開とみる。

予想レンジ:1.6600~1.6285(フィボナッチ23.6%)

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[豪ドル円] もう一段の調整売りも

(豪ドル円日足)


(豪ドル円週足)

AUDJPY0622_syuashi.jpg

(豪ドル円時間足)

AUDJPY0622_jikanashi.jpg

豪州の住宅ローン引き上げの話が浮上し、来年4月までに2度の利上げ観測が根強く豪ドルの買い意欲は長期的には続くと見られる。短期的に見るともう一段の下落が予想されるが、米ドルの下落懸念も強く大きな豪ドルの調整が見られない。週足の雲で見ると71円60銭付近に雲の下限があり、日足からはボリンジャーの下限が72円50銭に位置している。この72円50銭は5月21日の安値とぶつかる。今週の下値目途はこの近辺を予想する。
本日は時間足を見ると前回の高値78円前半を天井として75円台を目指すと見るが、77円を割り込めなければ逆に79円付近を目指す展開か。

予想レンジ:78円30銭~75円50銭

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[カナダドル円] ドルと同様下値リスク高まる

(カナダドル円時間足)


(カナダドル円日足)

CADJPY0622_hiashi.jpg

先週はNY株価も含め世界的に株価や商品市況が軟調に推移し、資源国通貨のカナダも週を通して上値は重く推移した。更にFOMCを前にドルの下落リスクが高まる中で、ドルと最も関係の深いカナダドルも同時に下落のリスクが高まるとみる。また、BOCカーニー中銀総裁は「通貨高が景気回復を抑制する」と発言しており国通貨の下落に対してウエルカムの姿勢を示している。今日はとりあえず上値を85円30銭付近の重さを確認できれば17日の安値である83円70銭付近を目指すとみる。

予想レンジ:85円30銭~83円70銭(6月17日安値)

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