ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2009-08

[豪ドル円] 中国上海総合指数の動向に注目

(豪ドル円週足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY0820_jikanashi.jpg

アジア時間にRBAのエディー総裁補佐が「消費者の信頼感は高水準に回復」と前向きな見通しを示すなど、豪ドルの金利上昇期待が強まる中で、昨日は上海総合指数が5%近く下げた事が足かせとなった。本日は中国国務院が中小企業支援の追加策導入を決定するとの話が株価をどこまで押し戻すことが出来るのか注目される。それにより豪ドルが上昇に転じる可能性が高まる。週足の雲の転換線が丁度下値をサポートしており、時間足からも下げ止まり感が出始めている。

豪ドル円レンジ予想:78円75銭~76円75銭

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[ポンド円] BOE議事録の内容

(ポンド円日足)


(ポンド円時間足)

GBPJPY0820_jikanashi.jpg

BOE議事録によると資産買い入れ規模の500億ポンド拡大が6対3で決定し、二人の委員は750億ドルポンドの拡大を主張していたことが明らかになった。これにより更なる資産拡大の可能性があるとの見方が広がりポンドは売られた。しかし、その発表後には消費者物価指数が上昇しており、その数字が反映されていないことから楽観的な見方も聞かれた。長期の上昇トレンドに変化は見られないものの、短期的には下値を試す動きが継続されそうだ。時間足ボリンジャーバンドの中心を抜けないと下限バンドに再び押し戻される可能性が高い。また、日足の上昇トレンドに近づく動きも見られる。短期的に153円50銭にサポートが見られ、その下は上昇トレンドのぶつかる152円ミドルレベルと見る。

ポンド円予想レンジ:155円75銭~152円50銭

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[全般] 方向感の定まらない動き

NYダウは三日ぶりに大きく反発し、ドル売りクロス円の買いが見られたが通貨ごとに見るとばらばらな動きに見える。ユーロとポンドのクロスの動きも投機筋の動きが目立ちユーロ売りポンド買いの纏まった玉が入ったようだ。また、スイス中銀の介入警戒感が高まるとユーロ買いスイス売りも見られた。また、ドル円では単独のドル売りが見られたが実需の買いも下値では散見されており、昨日はそれぞれの通貨がばらばらに動いた。米国の住宅着工件数や生産者物価指数が予想を下回ったものの、NY株価が上昇している。これも市場は依然として方向感が決まらないことを表すものだろう。クロス円も買い需要があるものの、高値を掴みたくないという意識が強く積極的な動きはまだ見られない。資源国通貨は底堅く推移しているのは長期的見方から来るものだろう。中長期では景気回復期待がはっきりと反映されているといえそうだ。

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[米ドル円] レンジの底値近くまで下落

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY0819_hiashi.jpg

NY時間に米国住宅着工と生産者物価の発表が予想を下回ったことで、その結果最も大きな反応を示したのがドル円だった。一時94円50銭付近まで下落したものの、このレベルでは東京勢の買い注文が見られ下げ止まっている。フィボナッチの61.8%戻しのレベルである94円までは下げ切れなかったものの、まだ下げの達成感が見られず再度94円付近まで今日はためしに行く可能性が高いと見る。しかし、ドル円のレンジ相場は継続と見られ、寧ろ買い注文が実行されれば、その後はドル円がショートになることから上昇に転じると見る。

ドル円レンジ予想: 94円90銭(先週末の終値)~94円04銭(フィボナッチ61.8%)

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[豪ドル円] もう一段の下げも

(豪ドル円時間足)


アジア時間にはRBAの議事録が公開された。労働市場に関して、従来の弱い見方からやや強気の見方に変わってきたことが示された。また、中国株式市場が堅調な動きを見せたことで豪ドルは堅調な動きが続いたが、米国の経済指標の悪化からドル円の売りが出るとクロス円でも大きく下落した。結局その下落分もNY株式市場の上昇によりリスク志向の動きが強まったことで押しも出されるなど動意の乏しい動きとなった。これだけ買い材料があるものの上値の重さが寧ろ目立つ。フィボナッチの50%戻しである76円前半まで下げ余地を残した観もある。下げたところを中長期的な買いがどこまで出るか注目したい。

豪ドル円レンジ予想:78円90銭~76円30銭 (フィボナッチ50%戻し)

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[ポンド円] 堅調な動き継続

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

GBPJPY0819_hiashi.jpg

7月の消費者物価が事前の1.5%の予想を上回る1.8%に上昇し、ダーリング英財務相の「英国経済は依然2009年末までに成長再開の見通し」とのコメントもありポンドは堅調な動きとなった。又ユーロとのクロスでもユーロポンドで中東やモデル系の買いが散見された。日足のローソク足で見ると昨日の終値が前日の高値を抜いた事で今日も底堅い動きが続くと見る。先週のNY終値である157円を完全に上抜ければ160円台を目指す動きとみる。

ポンド円予想レンジ:158円30銭~155円30銭

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[全般] 米経済指標は上向き

アジア時間に中国上海総合指数がマイナス5.8%と2ヶ月ぶりの安値をつけたことから、NY株式市場も弱含むとの憶測から市場には悲観的なムードが漂った。先週後半から米国の株価が軟調な動きを見せており、全体的にリスク回避の動きが強まる中で中国やアジアの株式が弱含む展開となっている。結局それが再びNYの株価を押し下げることになるという負のスパイラルの動きが続く。NY連銀の製造業景気指標は予想の3より大きく改善し12.8と発表され、FRBも向こう数ヶ月間は引き続き改善されると発表し瞬間的にはドル円などが買われたが、待ち構えた売りに抑えられる展開となった。8月の住宅市場指数も前月よりも18ポイント上昇し、昨年6月以来の水準に回復している。1週間までであればドル買いクロス円の買いが出たところだ。米国の景気改善は着実に進行しており、今回の動きはその調整の動きと見る。今日は昨日の勢いが続くと見てもう一段の下げが予想される。中国の株価を注視する必要がありそうだ。

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[米ドル円] そろそろ下限か

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足短期)

USDJPY0818_hiashi_tanki.jpg

(米ドル円日足中期)

USDJPY0818_hiashi_cyuki.jpg

ドル円はレンジワークに徹しており、そのレンジ内の底を試す展開が続いている。日足チャートで見られるように、94円はかなり強いサポートとなっており、その手前で昨日も跳ね返されている。時間足チャートも下げの限界を試してきており、このサポートを下回るかクロス円の動向次第だろう。特に豪ドル円の動きが今日のポイントだ。

ドル円レンジ予想: 94円90銭(先週末の終値)~94円00銭

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[豪ドル円] 中国の株式に注目

(豪ドル円日足)


(豪ドル円週足)

AUDJPY0818_syuashi.jpg

豪ドル金利の話はどこ吹く風で、今は中国の株式市場に焦点が移っている。しかし、これも一時的と見てよいだろう。今日の下値目途は76円30銭だ。ここは週足の一目の転換点のレベルであり、日足のフィボナッチ50%戻しと重なる。

豪ドル円レンジ予想:78円10銭~76円30銭

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[ポンド円] ライトムーブと原油の下落

(ポンド円時間足)


(ポンド円日足)

GBPJPY0818_hiashi.jpg

ライトムーブ住宅価格が予想の0.6%を大きく下回るマイナス2.2%と発表されると、先週からのクロス円の軟調な動きの中でポンドの売りが止まらない。今までは少し良過ぎたということもあり、その反動と見るがこの動きは今日も残りそうだ。一旦153円付近にはサポートが見られるが、NY株価の下落が止まらなければ更に下値を更新するとみる。日足のフィボナッチ76.4%戻しが150円60銭を示しており、そのレベルは上昇トレンドのレベルとも重なる。ここは中期的に見た買い場とみる。

ポンド円予想レンジ:154円 80銭~150円60銭

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[全般] 中国景気回復への懸念は一時的

アジア時間に上海株式市場の大幅下落した事を受け、週末と云う事もあり弱気なムードが漂った。材料が乏しいのか中国の動きに振り回されることが最近多くなったようだ。
確かに中国の影響は強まったといえども、今はまだ市場の大きな流れを決定できるほどのものではない。所詮一時的なポジションの偏りなどがある時だけ材料にされているようなものだろう。リスク回避の高まりからクロス円が売られたというコメントが多いが、日替わりでリスク志向とリスク回避のサインが変わるというのも可笑しな話だ。市場のトレンドは景気回復を主体に動いていると云う事を頭に入れて動けば、売られればいずれ良い買い場と見ることが出来る。

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[米ドル円] 半値戻しを割り込む

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY0817_jikanashi.jpg

半値戻しの94円75銭を割り込んだことで、この下げの勢いが強まっていることが分かる。クロス円の売りがその背景にあるものの、ドル円単独での売りも見られたようだ。日本の主な輸出企業の多くが次期の社内レートを90円近くまで円高が進むと見ているということが明らかになったことも背景にありそうだ。しかし、それは毎度のことだが一時的な市場の過剰な反応とみる。今日は61.8%戻しの94円付近が意識されそうだ。このレベルは7月28日と29日の安値レベルだ。

ドル円レンジ予想: 95円50銭~94円00銭

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[南アフリカランド円] 利下の影響は限定的

(南アフリカランド円時間足)


(南アフリカランド円日足)

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先週SARBが予想に反し0.5%利下げし7.0%に基準金利を引き下げた。ランドには珍しくその声明で売られたが、売られた要因はNY株価の下落がその何倍も大きな影響を与えたといってよいだろう。しかし、依然として7%金利は投資家にとっては貴重な通貨として映る。世界の景気回復期待が続くと見るのであれば、何処かで中長期的な投資として買いが待ち構えているだろう。先週も書いたが11円50銭は強いサポートであり、上昇トレンドと雲の先行スパンもこの位置にある。もし下抜けしたとしても再び戻ってくるレベルと見る。

ランド円レンジ予想:11円90銭~11円50銭

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[豪ドル円] コモディティーと金利のどちら

(豪ドル円日足)


(豪ドル円時間足)

AUDJPY0817_jikanashi.jpg

スティーブンスRBA総裁は中立な金利は一定なものではないとしながら、「現在の中立な金利は3%以上だろう」との認識を示したが、これはそれ程遠くない将来に利上げを行うというメッセージと市場は受け止めた。既にそれは織り込み始めてはいるものの、NY市場の下落が予想されたこともあり、上昇は限定的となった。更にNY株価の下落が原油価格などのコモディティー価格の下落が資源国通貨としての豪ドルの売りを誘った。原油価格は日々どちらにも傾く動きで、投機的な色が強いため長期的な視野では金利上昇期待で買いがいずれ上回ると思われるが、今のところ原油価格下落がリードした格好だ。クロス円を全般的に見渡すと12日につけた安値を下回るクロス円はまだ見られない。もし下抜けする時は豪ドルが最も早く抜ける可能性が高いと見る。しかし、今週は米国の住宅関連の指標に注目し、NY株価が再び上昇に転じれば12日の安値レベル77円90銭は絶好の買い場になるかもしれない。

豪ドル円予想レンジ:80円50銭~77円90銭

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[全般] 欧州と米国のシーソーゲーム

米国の雇用統計で米国の景気回復期待でドルが買われ、FOMCでリセッション終了を確認したとの認識が市場に広がった。当然米国の景気が底を脱出すると見られれば、後を追う欧州もいずれ同様に景気回復期待が高まるのは道理だろう。そのサインが昨日の独仏ユーロ圏の第二四半期GDPが事前の予想を上回る強い数字に表れたと云う事かもしれない。ただ、あくまで予想を上回ったという事であり、実際ユーロ圏のGDPは-0.1%の成長率は5四半期連続のマイナス成長で、米国の先週の動きが見られなければそれ程マーケットは反応しなかったかもしれない。同日に米国の小売売上高が予想の0.8%から-0.1%と大きく下回りドルが売られた分だけユーロが強含みで推移することになったと思われる。こちらも個人消費が既に弱いことは市場も分かっていた事ではある。いずれにしてもこの動きは世界経済が景気後退からの脱出が始まる動きを表すもので、欧州と米国が交互に底を上げていく過程だとみる。この次はドルが買われる番になりそうだ。

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[米ドル円] 欧米の動きに引きずられて

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

USDJPY0814_jikanashi.jpg

薄商いの中で米小売売上高が3ヶ月ぶりに前の月を0.1%下回りドル円、クロス円ともに大きく売られる結果となった。その前には欧州のGDPが予想を上回る回復を見せるなど、ドルが売られやすい状況にあったことも影響したようだ。特にこの時期は市場の流動性が低くなっていることもあり、値動きが極端になりやすい。ドル円は時間足を見ても完全に往って来いの様相となった。日足のフィボナッチでは半値戻しが94円75銭を示しており、もう一段の下値を試す展開も予想される。しかし、来週辺りからはドルが再び買われる番になるとみており、良い買い場を与えてくれていると思われる。ドル円はトレンドがなくレンジ相場からはまだ抜け切れないと見るが、抜けるとすれば上に抜けていく確率が高そうだ。

ドル円レンジ予想: 96円25銭~94円75銭

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[南アフリカランド円] 利下げをしたとしても

(南アフリカランド円時間足)


(南アフリカランド円日足)

ZARJPY0814_hiashi.jpg

SARB(南ア準備銀行)は政策金利を0.5%引き下げ7.0%とすることを決定した。SARBはインフレターゲッティングを採用しており、インフレターゲットが3-6%レンジから外れると金融政策でコントロールを行う。今回もその一環ではあったが予想は据え置きと見られていただけにサプライズではあった。しかし、このランドという通貨は今まで金利をいじっても、その場では殆ど為替に影響したことがない。寧ろユーロやポンドの動きに影響されやすく、今回もユーロ高に引きずられる場面も見られた。最もランドに影響するのはドルの動きであり、それはエマージング通貨の宿命でもある。日足の上昇トレンドが下値をサポートしている。この通貨は大きく下がったところをしっかりと拾うことがポイントだ。時間足、日足ともに11円70銭がサポートを示しておりその下は買い場とみられる。フィボナッチの61.8%のレベルである11円50銭を挟んだレベルを拾いたい。

ランド円レンジ予想:12円05銭~11円60銭

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[ユーロ米ドル] 上昇に転じたが

(ユーロ米ドル時間足)


(ユーロ米ドル日足)

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欧州時間に発表されたドイツとフランス、ユーロ圏の第2四半期GDPが予想以上に強い結果となったことや、メルケル首相が「おそらく経済は底に達し、下落は終わった」と述べ、先日のFOMCの声明と同様に景気後退の終了宣言とも取れる発言が飛び出た。これによりユーロは上昇に転じたが、一時的な動きと見る。結局米国の後を追いかけるのがユーロであり、ドルが次に買い材料が出ればユーロは再び売りに転じるだろう。時間足からドルが買われ始める1.44近辺までの戻しが限界か。

ユーロドル予想レンジ1.4400~1.4200

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[全般] FOMC,見事な采配

注目されたFOMCは市場の影響を最小に留める内容となった。FOMCの焦点ともなった国債買取り枠を延期するのか、そして拡大するのか注目されたが、FRBはその中間の「10月まで延期をするが枠の変更はない」とした。更に金融緩和の出口政策に関しても、前回の声明にあった金利に関するものについては「長期間低水準を維持する」から「非常に低い水準を維持」として「長期間」という文言を削除した。これによりFRBが景気判断を上方修正し始めてきたという事が伺えることから、金融緩和政策から引き締め方向に転換する時期が市場の予想よりも早まる可能性を示唆したと取れる。しかし、なんとも今回の声明は緻密に練って出してきたと言う印象が強い。これではマーケットも一方向に動きにくくなった。しかし、FRBが今までよりも強く景気回復への兆しを意識しはじめたということだろう。時間が経てば市場もそれを素直に受け取る事になるだろう。

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[米ドル円] 見事に往って来いに終わり

(米ドル円日足)


(米ドル円時間足)

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先週の米雇用統計でドル買いの動きに大きな変化が起きたと思ったものの、結局発表後の上昇分を全て打ち消す95円付近まで下落した。しかし、逆に見れば、95円の底を再度ためしに来たことでその硬さを確認したことになったかもしれない。FOMCの声明は確実に景気後退期は終わったと云う事を宣言したようなものだ。これで、時間が経てば本格的にドルの上昇が始まると見る。取り敢えず今日はまだ市場は迷いが残る動きになりそうだ。昨日の声明後のドル円の上下の幅である95円後半から96円後半の値幅内でもみ合いとみる。

ドル円レンジ予想: 96円75銭~95円75銭

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[カナダドル円] 資源国通貨として買いはしっかり

(カナダドル円時間足)


下げは丁度38.2%戻しのレベルである85円90銭付近で折り返した。カナダの6月新築住宅指数は9ヶ月連続でマイナスとなり、国際商品貿易も3ヶ月連続でマイナスになるなど、カナダ売りの材料は多かったものの、結局この通貨は米国の動きに最も影響されるという事だ。NY株価の上昇により再び資源国通貨としての買いが強まった。時間足からフィボナッチで計算すると61.8%の89円ミドル近くまでの戻しは期待出来そうだ。下値は一旦38.2%戻しで跳ね返されているが、今日の日中は上下まだ昨日のレンジ内でもみ合いが予想されるが、上昇の余力を残していると見る。

カナダ円レンジ予想:89円30銭~86円90銭

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[豪ドル円] 週足の一目雲の上に

(豪ドル円週足)


(豪ドル円日足)

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NY株価の上昇により東京時間で下落が続いた豪ドルも再び活気ついて上昇。結局下落はFOMC前の調整の動きであったようだ。今回の声明は豪ドルにとっても非常に追い風となることだろうが、今日明日と週末にかけてはもみ合いながら、底値を固める動きになりそうだ。週足では一目の雲の上に顔を既に出しており、今週の終値が80円台で引ければ来週以降も強い動きと見る。日足では長い下髭が出たことで底値感が高まりそうだ。

豪ドル円予想レンジ81円25銭~78円

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[全般] NY株価下落も調整の一環

一時100ドル以上の下落となったNYダウの動きから長期金利が下落し原油価格も1バレル69ドル台まで落ち込んだ。それに伴いクロス円やドル円も続落し、特に資源国通貨の豪ドル円も大きく落ち込んだ。クロス円は先週の米雇用統計の改善から上昇した分以上に下落したことになる。ただ、ドル円は比較的下落幅は少なくドル円の底堅さを物語っている。FOMCを控えてNYダウの下落も含め、先週の流れの中の調整と見る。

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[米ドル円] 窓埋め

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

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雇用統計の発表後ドル円の上昇幅は約2円50銭で、今週に入ってからの下げ幅がその76.4%の戻しが入ったレベルである95円70銭付近まで押し戻された。ほぼ窓埋めが終わった観もあるが、今日は明日のFOMCを控え上値も限定的とみる。今日もし昨日の安値付近を下抜けするようであれば、雇用統計発表前のレベルである95円付近までの下落もありそうだ。

ドル円レンジ予想: 96円40銭~95円

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[ポンド米ドル] 明日のBOE報告を控え

(ポンド米ドル日足)


(ポンド米ドル時間足)

GBPUSD0812_jikanashi.jpg

ポンドドルは三日連続で陰線が続き先週の上昇幅をほぼ押し戻した。ドル高の動きとポンドへの懸念の動きが重なった格好となったが、そろそろ下落も最終段階に来たようなレベルでもある。明日のFOMCの前に発表されるBOEインフレ報告を控え、その警戒感がポンドの下落にも繋がっている。BOEは既に資産買取りの3ヶ月延長と500億ポンドの追加を発表しているだけに市場は織り込んでしまったと見る。発表後は下落よりも上昇の可能性が高まっている。

ポンドドルレンジ予想:1.6500~1.6330(7月30日安値)

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[豪ドル円] 中国工業生産の落ち込みとNY株価下落

(豪ドル円時間足)


(豪ドル円日足)

AUDJPY0812_hiashi.jpg

明日のFOMCを控えさすがに豪ドル円の高値警戒感が出始めた。中国の工業生産が事前予想の11.5%を下回る10.8%と発表されたことで一旦売られたものの下値を拾う動きも散見された。しかしNY株式の大幅な下落やそれに伴う原油の下落が豪ドルの高値警戒感を高めることになった。しかし潜在的に長期投資としての買い意欲は強く、明日のFOMC発表後は注目される。短期的な下げはそろそろ終わりに近そうだ。日足のフィボナッチからみると23.6%戻しの79円30銭までサポートされている。このレベルは先週の上昇前のレベルでもあり、ここを抜けるとフィボナッチの38.2%レベル77円70銭まで目立ったサポートは見られない。

豪ドル円予想レンジ80円(8月7日始値)~77円70銭

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[全般] 先週からの調整の動き

NYダウが軟調な動きとなったことから先週の雇用統計で上昇したクロス円を中心に調整の動きが目立った。特に材料で動いたというのではなく、行き過ぎた動きへの反動と見てよいだろう。12日のFOMCを前に今日も調整の動きが続くと思われるが、日中は通貨ごとに個別に動きが見られそうだ。先週からのドル買いの動きが本物かどうかまだ市場は半信半疑といったところだが、今回の雇用統計で景気底打ち期待は本格的な景気回復への道のりの始まりと見るところが多い。暫く一進一退の中で、ドルの復活が本物かを試す動きになりそうだ。

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[米ドル円] 底固めの動き

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY0811_hiashi.jpg

先週の米雇用統計発表後につけた高値97円77銭付近を市場は目先意識しそうだ。明日のFOMCを前に金曜日に上昇した値幅分の窓埋めをしていると思われる。本日は東京市場でも実需筋の多くが夏休みをとっており、新たな売りが出るとは思えないが流動性もないことから、上下に振らされる場面もあるかもしれない。下値目途は時間足のフィボナッチ50%戻しのレベルと日足のフィボナッチ23.6%のレベルが96円ミドル近辺を指している。下がってもこのレベルを抜くほどの玉はないと見る。上値はFOMC前に97円77銭を試す力もないだろう。

ドル円レンジ予想:97円77銭(8月9日高値)~96円40銭(フィボナッチ)

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[ポンド米ドル] 経済見通しの引き下げから

(ポンド米ドル時間足)


(ポンド米ドル日足)

GBPUSD0811_hiashi.jpg

これまでの動きではNY株価の下落はリスク回避からドルが買われたが、先週はリスク志向からドルが買われる動きに変わった。昨日は再び株価下落がリスク回避のドル買いとの見方があったが、それは違うだろう。市場は既に前向きなドルの買いに動き始めているように見える。昨日のNYの動きは調整の動きであって、材料があったわけではない。今後もドルはしっかりとした動きと見る。昨日は英サンデーテレグラフが『英国が日本の失われた10年の危機にさらされている』との報道でポンドの売りを誘ったが、それはただの切っ掛けであり、特に注目するような材料と思えない。時間足で見てもほぼ先週の上昇分を戻して往って来いとなったことで、そろそろ一旦底値に近づいたと見る。

ポンドドルレンジ予想:1.6570~1.6335(7月30日安値)

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[ユーロ円] ネガティブ材料が目立つ

(ユーロ円日足)


(ユーロ円時間足)

EURJPY0811_jikanashi.jpg

S&Pがエストニアとラトビアの長期格付けを引き下げたことで、この両国に貸付の多いスウェーデンへの影響が懸念され、ユーロの売りに拍車をかけたようだ。しかし、昨日は材料不足の中でユーロの確定売りが出ていたところであったことから、良い売り材料にされた観がある。実際は明日のFOMCを前にポジションの調整売りと見るべきだろう。
時間足で見ると136円50銭近辺で三角持合が続いた後上方に放れて再び上昇トレンドを割り込んでいるのが見える。その後プルバックでトレンドに戻ってきたが、もしこのトレンドに跳ね返されると再度下値を試す展開も考えられる。その時注意したいのは136円ミドルが抜けるときだ。その時は134円ミドルも視野に入れる必要もありそうだ。

ユーロ円レンジ予想:138円~136円50銭

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注意喚起

当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替レートの変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。加えて、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)においては通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、想定元本(為替レート×取引数量)× 4%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので最大25倍となります。法人のお客様の必要証拠金は、為替リスク想定比率×想定元本以上の額となります。 為替リスク想定比率は、通貨ペアごとに異なり、当社では、原則として一般社団法人金融先物取引業協会が金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1項に規定される定量的計算モデルを用いて算出する数値を利用します。なお、為替リスク想定比率は、原則として1週間ごとに見直しが行われ、レバレッジは、為替リスク想定比率の逆数(想定元本÷必要証拠金)となりますので、1週間ごとに変動します。

店頭バイナリーオプション取引「LION BO」は、判定時刻の為替レートが、当社の設定した最大7本の権利行使価格から、お客様が選択された権利行使価格よりも、上昇するか下降するかを予想するヨーロピアンタイプのラダーバイナリーオプション取引です。最大損失額は、オプションの取得対価の全額となります。取引単位は1ロット(1ロット当たりの価格は0~1,000円)、1回の取引あたりの最大取引単位は50ロットとなります。手数料は無料です。オプションの購入後において、取引をキャンセルすることはできません。購入したオプションを取引可能期間前に清算(売却)をすることはできます。但し、購入価格と清算価格にはスプレッドがあり、清算時に損失を被る可能性があります。「LION BO」は投資額に比べて大きな利益を得る可能性がある反面、投資元本の保証はなく、お客様にとって為替レートが不利な方向に変動することにより投資元本の全てを失う可能性のあるリスクが高い金融商品です。

当社の取扱う店頭CFD取引は、元本や利益を保証した金融商品ではなく、原資産の価格の変動や為替レートの変動等による損失発生の可能性があります。さらに、レバレッジ効果(想定元本と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や金融市場、為替相場の変動等によって注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等、元本を上回る損失発生の可能性があります。特に、流動性が低下している状況では、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。また、株価指数、ETF(上場投資信託)、ETN(指標連動証券)を原資産とするCFD取引は、金利調整額(買建玉を保有している場合は支払い、売建玉を保有している場合は受取り)が発生しますが、金利調整額は、金利水準が各国の経済事情や政治情勢等様々な要因を反映するため変動するので、売建玉を保有している場合でも、マイナス金利となる際は、当社への支払いとなります。加えて、配当金・分配金の各権利確定日の取引終了時点で建玉を保有していた場合、これらの権利調整額が建玉に発生します。一般に権利調整額は買建玉を保有している場合は受取り、売建玉を保有している場合は支払います。一方、原資産となる株価指数自体が配当金を考慮している指数の場合等は、使用するリクィディティプロバイダーによっては、権利調整額は売建玉を保有している場合は受取り、買建玉を保有している場合は支払います。この他、商品先物を原資産とするCFD取引は、当社が定める日の未決済ポジションに対して当社が定めた価格調整額が発生します。原資産にコーポレートアクションが発生した場合は、当社は決済期日を定めた上で新規取引を停止する場合があります。建玉を決済期日までに決済されなかったときには、当該建玉は当社の任意で反対売買により決済されます。 取引におけるお客様のコストは、スプレッドとなります。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、通常は売りレートより買いレートの方が高くなります。また、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。個人のお客様の必要証拠金(取引において最低限必要である資金)は、原則、想定元本(基準値×1.1×取引数量×1Lotあたりの取引単位×円転換レート)× 株価指数CFDの場合10%・債券CFDの場合2%・その他有価証券CFDの場合20%以上の額となり、レバレッジは、想定元本÷必要証拠金で算出されますので、それぞれ最大10倍・50倍・5倍となります。

当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引、店頭バイナリーオプション取引および店頭CFD取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なります。お客様におかれましては、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断により取引を行っていただきますようお願いいたします。



商号 : ヒロセ通商株式会社
業務内容 : 第一種金融商品取引業
登録番号 : 近畿財務局長(金商)第41号
加入協会等 : 一般社団法人金融先物取引業協会(会員番号1562)
    日本証券業協会 日本投資者保護基金

 

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