ヒロセ通商公式ブログ、日々の売買ポイントをわかりやすく解説。 著者なりの相場観を綴ったもので、実際の投資および取引に関する最終決定は、お客様ご自身の判断において行われるようお願い致します。

2009-08

[全般] ECBとBOEの政策発表でも大きな流れ変わらず

注目されたBOEとECBの金融政策発表が行われた。各政策発表を控え東京市場は様子見気分の嵐の前の静けさといった動きが続いた。最初に発表されたBOEは予想通り据え置きのなかで「景気後退は以前考えられていたよりも深刻と見られる」と悲観的な認識を示すと同時に資産買い入れプログラムの規模を500億ポンドから1750億ポンドに拡大することを決定した。これによりポンドは200ポイント近く下落し殆ど戻しも見られないでいる。その後発表されたECBも政策金利据え置きを発表。その後のトリシェ総裁の記者会見では様々な質問に答えていたがそれ程今までの発言とかけ離れたものは見られなかったものの、『失業率が大幅に増加する可能性がある』との懸念を繰り返し、更に利下げの可能性を否定しなかった事でユーロ売りの動きも見られたが、ポンドほどの動きではなかった。結局それぞれの中銀のスタンスは大きな相場の流れを変えるほどのものではなく、一時的なポジションの調整と見てよいのではないか。流れの中心は米国経済の動向であって本日の米雇用統計がそれらの動きを一気に変えてしまう力がありそうだ。ただ、雇用統計の遅行指標であって瞬間的な動きがあっても、景気回復への期待感が変わるとは思えない。

※上記の内容は、利益の保証をするものではございませんので、ご自身の判断においてお取引ください。

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[米ドル円] 米雇用発表後は強含みか

(米ドル円時間足)


(米ドル円日足)

USDJPY0807_hiashi.jpg

ECBとBOEの政策金利発表後にドルが全般的に買い戻される中で、ドル円はクロス円の下落に上値を押されながらもドル買いの勢いが増した格好となった。結局95円台での攻防が続いたことで底固めを終え、96円台の上値を試す下準備を整えたような動きにも見える。NY株価は昨日に引き続き小幅安で終わり雇用統計を意識した警戒感が残るが、どちらかと言えば上昇の力を抑えているように見える。クロス円がここから再び強まればドル売りよりも円売りの勢いがなす可能性のほうが高いと見るが、値幅は限定的と見る。

ドル円レンジ予想:96円 60銭(フィボナッチ50%)~94円80銭

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[ポンド米ドル] 資産買い入れ拡大は一時的な下落

(ポンド米ドル時間足)


(ポンド米ドル日足)

GBPUSD0807_hiashi.jpg

BOEは資産買い入れプログラムの規模を500億ポンドから1750億ポンドに拡大することを決定すると発表し、「景気後退は以前に考えられていた以上に深刻と見られる」と悲観的な見通しを示したことでポンドは急落した。しかし今までの上昇幅を見ても、単に調整の動きから大きく外れているとは思えない。上昇の流れは変わったと見るのは尚早だろう。時間足で見ても半値戻しがキレイにサポートとなっており、一旦本日の雇用統計を前にポジション調整をしただけのようにも見える。気になるのはまだ戻しの動きが殆ど見えないことだ。発表前にもう一段の下値を探る動きも見られるかもしれないが、今日のNY終値で雇用統計の発表前のレベルよりも上で終われば来週は再び買いが強まると見る。

ポンドドルレンジ予想:1.6600(フィボナッチ76.4%)~1.6900

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